ヒートショツクを起こさないために。

2016年01月09日 | 住まいづくり
このところ暖かいので、例年この時期耳にする「ヒートショック」はあまり聞きません。でも気をつけるに越したことはありません。

 寒い冬に入浴中の急死が起こりやすいのは、寒暖の差により血圧が急激に変動するからです。

 寒い脱衣所で裸になると、体表面の温度は急激に下がり血圧が急上昇します。その直後体にお湯をかけると血圧はさらに上昇、そしてお湯につかって体が温まると血管が開き、今度は血圧が急降下します。

 わずか5分程度の間に血圧が30mmHgも変動することがあります。

 心筋梗塞や失神などを引き起こして入浴中の急死につながりかねません。

 この血圧変動がヒートショックです。

 ヒートショックは高齢の方に多くみられますが、アルコールを飲んだ後や食後すぐの入浴でも血圧低下を起こしやすいので注意が必要です。

 入浴前に脱衣所や浴室を温めておくことが呼ぼうとなります。シャワーで浴室のお湯をためると、蒸気で浴室を温めることができます。

 家中の温度差がない当社の家でしたら、ヒートショック対策は万全です。

 介護が必要になったりすると、どこで衣服を脱ぐかが問題ですね。温度差のある家では本当に大変な問題です。

 介護保険が始まって16年目ですが、団塊世代の介護は自宅でになる可能性が大きくなったような気がいたしませんか。その時切ない思いをしないように対策を取っておきませんか。

 自分の身は自分での時代かも。
                                 依田 美恵子

  軽井沢・佐久で建てる外断熱・省エネ住宅 中島木材の家


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