ご無沙汰しています。毎日毎日「中島木材通信」をお届けに走り回っています。
おかげで小さな春を楽しんでいます。クロッカス・福寿草・オオイヌノフグリ・ナズナにと、春は少しずつやってくるようにみえますが、なんか一斉ですよね。
陽だまり土手が緑色になって・・・・なんてみているうちに、たちまち真っ青ですものね。
それでも暖かい寒いを繰り返しています。
先日長野牧場の白樺の大木が伐採されていました。徐々に伐採されてきて、本当に最後みたいな木でした。伐り口を見たら中が空洞というか「うろ」でした。
そうなんです。樹木だって永遠はないのですね。
この白樺植えられたのは60年前位でしょうか。私たちが中学生の頃はまだ可愛い大きさでしたもの。
「青春映画」で夏目雅子さんや松原智恵子さんや浜・・・名前が出てこないわ・あの頃舟木一夫さんの歌った「リーフ♪~リーフ♪~」が今も耳底に残っている映画は白樺湖が舞台でしたかしら。
長野牧場の白樺はそれにタプルのかもしれません。
大分昔というかバブルの頃、喫茶店の内装に白樺の木のお引き合いをたびたびいただきました。
でも簡単ではないのです。
白樺の生えている山を、その時伐採しているか。もしあったとしても、それを伐り倒すまではいいのだけれども、トラックまで運ぶ手段です。
ほとんどの木は重機で引っ張りだしているのですが、白樺を重機で引っ張ったら、せっかくの白樺の皮がむけてしまうのです。
だから・・・だから抱きかかえて山を下りてこなければならないのです。
木のボリュウムは1立米約900キログラムと言われています。
末口が10センチで長さ3メートルの丸太の体積は0.03立法ですから、27キロになります。
それが末口15センチになると、60キロになります。
お客様に私がムリのご説明をするのですが、なかなか納得されません。私は山の事情が分かるけど、お客様は使いたいという方に納めなければならないのですもの。
その時よくあの長野牧場の白樺が頭をよぎりましたよ。1本伐らせてくれないもんかしらと、なんたって道路横づけだもの(笑)
その昔といっても40年前まで、白樺はアイスクリームの木のスプーンや爪楊枝の材料でした。
それがいつしか中国の白樺で中国で作られるようになりました。
それがですよ、日本の白樺を中国に輸出したいというか、中国が欲しがっているというお話をいただいて、さすがの私も空いた口がふさがりませんでした。
割り箸も白樺から竹の方が多くなってきていますでしょう。これも原料の都合ですね、きっと。
竹の割り箸だと、綿あめが絡まないのです(笑)
だから会社のイベントの時には、ひたすら白樺を選んでいますよ。
長野牧場は開場から100年以上が経ち、当時植えられた木は老木になりました。ここ何年かかけて大木が伐られています。
それを見ると寂しい気持ちにもなりますが、道路沿いに植えられていますから、台風などで倒れる場合もありますし、大風で枝が折れる場合もあります。
だから更新が必要なのですね。
それと共に、近隣の住宅地からの苦情で伐らざるをえない事情もあるみたいな感じです。
春の唐松の芽吹き、そして秋、日ごとに色を濃くしていく唐松の葉に、季節の移ろいを楽しむ方も多いことでしょう。
今新しく植えられている唐松は、長野牧場が種を取って芽を出させた、100パーセント長野牧場産の唐松と聞いています。
それでもすべてが根付くわけでもなく、大きさもいろいろです。
そうそう白樺も更新されています。
あと1ケ月ちょっとしたら、長野牧場も桜の季節になります。桜の大木はまだまだありますので、お花見にお出かけください。
私の一押しは新しい事務所の前の桜です。
ハイ、これからまた「中島木材通信」をお届けに行ってきます。
依田美恵子
軽井沢・佐久で建てる外断熱・省エネ住宅 中島木材の家
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おかげで小さな春を楽しんでいます。クロッカス・福寿草・オオイヌノフグリ・ナズナにと、春は少しずつやってくるようにみえますが、なんか一斉ですよね。
陽だまり土手が緑色になって・・・・なんてみているうちに、たちまち真っ青ですものね。
それでも暖かい寒いを繰り返しています。
先日長野牧場の白樺の大木が伐採されていました。徐々に伐採されてきて、本当に最後みたいな木でした。伐り口を見たら中が空洞というか「うろ」でした。
そうなんです。樹木だって永遠はないのですね。
この白樺植えられたのは60年前位でしょうか。私たちが中学生の頃はまだ可愛い大きさでしたもの。
「青春映画」で夏目雅子さんや松原智恵子さんや浜・・・名前が出てこないわ・あの頃舟木一夫さんの歌った「リーフ♪~リーフ♪~」が今も耳底に残っている映画は白樺湖が舞台でしたかしら。
長野牧場の白樺はそれにタプルのかもしれません。
大分昔というかバブルの頃、喫茶店の内装に白樺の木のお引き合いをたびたびいただきました。
でも簡単ではないのです。
白樺の生えている山を、その時伐採しているか。もしあったとしても、それを伐り倒すまではいいのだけれども、トラックまで運ぶ手段です。
ほとんどの木は重機で引っ張りだしているのですが、白樺を重機で引っ張ったら、せっかくの白樺の皮がむけてしまうのです。
だから・・・だから抱きかかえて山を下りてこなければならないのです。
木のボリュウムは1立米約900キログラムと言われています。
末口が10センチで長さ3メートルの丸太の体積は0.03立法ですから、27キロになります。
それが末口15センチになると、60キロになります。
お客様に私がムリのご説明をするのですが、なかなか納得されません。私は山の事情が分かるけど、お客様は使いたいという方に納めなければならないのですもの。
その時よくあの長野牧場の白樺が頭をよぎりましたよ。1本伐らせてくれないもんかしらと、なんたって道路横づけだもの(笑)
その昔といっても40年前まで、白樺はアイスクリームの木のスプーンや爪楊枝の材料でした。
それがいつしか中国の白樺で中国で作られるようになりました。
それがですよ、日本の白樺を中国に輸出したいというか、中国が欲しがっているというお話をいただいて、さすがの私も空いた口がふさがりませんでした。
割り箸も白樺から竹の方が多くなってきていますでしょう。これも原料の都合ですね、きっと。
竹の割り箸だと、綿あめが絡まないのです(笑)
だから会社のイベントの時には、ひたすら白樺を選んでいますよ。
長野牧場は開場から100年以上が経ち、当時植えられた木は老木になりました。ここ何年かかけて大木が伐られています。
それを見ると寂しい気持ちにもなりますが、道路沿いに植えられていますから、台風などで倒れる場合もありますし、大風で枝が折れる場合もあります。
だから更新が必要なのですね。
それと共に、近隣の住宅地からの苦情で伐らざるをえない事情もあるみたいな感じです。
春の唐松の芽吹き、そして秋、日ごとに色を濃くしていく唐松の葉に、季節の移ろいを楽しむ方も多いことでしょう。
今新しく植えられている唐松は、長野牧場が種を取って芽を出させた、100パーセント長野牧場産の唐松と聞いています。
それでもすべてが根付くわけでもなく、大きさもいろいろです。
そうそう白樺も更新されています。
あと1ケ月ちょっとしたら、長野牧場も桜の季節になります。桜の大木はまだまだありますので、お花見にお出かけください。
私の一押しは新しい事務所の前の桜です。
ハイ、これからまた「中島木材通信」をお届けに行ってきます。
依田美恵子
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