山城に登って、

2022年10月19日 | 日々のこと

平尾山の中の秋葉山の山城遺跡に昇ったのは、先週の土曜日でした。

1600年以前の戦国時代になって、山城が必要になったのですね。

敵が攻めにくいようになっているので急峻な場所です。

自然石を利用しているのですが、人の手もかなりかかっています。

機械もない時代、苦労が偲ばれます。

頂上には、平成26年の小学校4年生が作ったベニヤ板の看板がありました。

「ここには昔にげてくるために作った『平尾城』というお城がありました」・・・・・原文どおり

当然今は建築物はありません。かろうじて束石にしただろう石が幾つか見えました。

逃げてくるため・・・・・この言葉ねえ。

武田信玄が攻めて時、近くのお城は攻め落とされ、殺されたり、売られたりしたのです。

そこの地へ行くと、「首塚」がありますし、5月のお節句にも旗をあげないと言われています・・・・・男子がいるとわかってしまうからと。

幸い我が地の城主は負けたことがなかったとのことで、ご先祖様はその憂き目にあっていないらしい。

先日たくさんの資料をいただいて来たのです。

案内をしてくださった方が、この資料は長い間に調査してきた結果得られたもので、簡単に集められたものではない、と話されました。

確かにそう思います。

本当によく調べられていました。

私たち、学校で習う歴史は世界の文明から入り、日本史もはるか昔をずいぶん時間をかけて勉強しました。

大人になって思いました、郷土の歴史を学ぶ機会が無かったと。

歴史小説を読むようになって、少しずついろんなことが繋がっていきましたが、系統たって学機会はそうはありません。

今回の資料とても貴重です。

山城をアップするのは、じっくり読み込んでからにしようと思っています。

 

山登りには縁のなかった私です。

けっして楽ではありませんでした。

途中、ロープを使わなければ下りれない場所もあったり、道なき道を通ったりと・・・・・・下りるだけだと思ったら、帰りまた昇らなくてはならず。

曲輪だ空堀だの連続を登ったり下りたり。

下山したら、案内人の方が「いつも歩いているのですか」と。「いいえ」「普段歩いている方でないと歩けないですよ」と。

ハイ、とっても褒めていただきましたよ。

そして筋肉痛がいつ出てくるかと、戦々恐々としていたら、4日経ってもなんともないの。

エライでしょう。

お読みいただきありがとうございました。

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コメント (4)
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