院長のへんちき論(豊橋の心療内科より)

毎日、話題が跳びます。テーマは哲学から女性アイドルまで拡散します。たまにはキツいことを言うかもしれません。

名古屋市役所の役人

2011-03-06 10:32:04 | Weblog
 名古屋市役所の役人にも一流と末流があるとは前回述べた。しかし一流は少数で、多くは末流である。一般企業では通用しない人物が多いのだ。それとも、役所にいるとそのような人物になってしまうのだろうか?

 本庁の財務局の役人には立派な人が多いし、よく働く。一方、出先機関の役人はほとんどダメである。私は昔から「成績がよいヤツほど性格が悪い」という俗説に疑問をもっている。私は「成績がよいヤツほど人柄がよく、悪いヤツほど性格も悪い」と高校時代から思っていた。(成績のよいヤツは、こう振舞えば相手がどう感じるかということまで、考えが及ぶ頭をもっているからだろう。)

 自分で言うのもナンだが、私ば誰でも知っている超一流有名高校の出身なので、同級生に有名企業の社長とか有名大学の教授とかが沢山いる。彼らは成績は抜群で、しかも性格がよかった。性格がよくなければ(オーナーでもないのに)社長になれるはずがない。

 本庁は成績のよいヤツが行くところだから、性格のよい人が多い。出先機関はその逆である。(むろん例外はある。)

 人をいじめるヤツも出先機関に多い。名古屋市に奉職していたころ、一緒に仕事をしていた保健師さんと私がいじめられた。あの時はくやしかったね、と今でも彼女と年賀状のやりとりをしている。

 出先機関の職員は働かない。あんなにヒマな職場は私にとって貴重な経験である。だいぶ前に述べたけれども、育休が明けないうちに次の子を妊娠して産休をとり、それを繰り返して10年以上に及ぶ保健師もいた。

 これも前に述べたが、終業時間前に帰る役人がいないかと、役所の前で見張っている変わった人がいた。そのため、終業時間の前には役人はすることがなく、ただ時計の針が進むのをボーっと待っていた。

 一流の役人はものすごく忙しいけれども、ダメ役人はとてもヒマだ。役人批判をするときに両者を一緒くたに批判する論調が多いが、それは正しくない。