院長のへんちき論(豊橋の心療内科より)

毎日、話題が跳びます。テーマは哲学から女性アイドルまで拡散します。たまにはキツいことを言うかもしれません。

お笑いブーム

2011-03-26 22:20:30 | Weblog
 いま「お笑いブーム」である。お笑い芸人の社会的地位も上がった。芸人が美人女優をめとる時代である。

 私にとっては今のTVがやかましい。お笑い芸人たちがギャーギャー言っているだけのような感じがして、チャンネルを変えるか、TVを消してしまう。

 いま活躍している芸人のほとんどが、将来までは残らないと思う。なぜなら面白くないから。

 「爆笑問題」や「ウッチャンナンチャン」は残るかもしれない。

 1980年ころ「漫才ブーム」というのがあった。このときも面白いのはごく一部だった。ビートたけしさんや島田伸介さんは、当時から面白かった。だから、現在でも生き残っている。

 たけしさんは今や世界的な有名人だ。私は映画のことはよく分からないけれども、彼の批判精神は痛快だ。

 曰く、お笑いは衣食足りて夜も眠れる人には必要だが、地震の被災者に対して芸人は何もできない。できることは静かにしていることだけ。

 曰く、災害時に政治家が作業服着て、どうするコノヤロ。

 曰く、(蓮ホウ大臣とは名指しはしていないが)作業服の襟立ててどうする。宝塚かバカヤロ。

 こうした高度の常識性に裏打ちされているから、彼のギャグは面白いのだ。