小児精神科が最近脚光を浴びている。小児の精神疾患は昔からあった。それがなぜ今、多くなってきたかというと、発見して治療するほど我が国が豊かになってきたということだろう。発展途上国では、まだ栄養とか教育とか伝染病への対応に追われていて、小児の精神疾患にまで手や目が向けられない。
この数年での小児精神科の需要はすごい伸びである。小児精神科を標榜する病院やクリニックが激増している。でも内実はお寒い限りである。
というのは、小児精神科関連学会から、「認定医」と認められている精神科医はまだ我が国で700名に満たない。それなのに、なぜ標榜が増えたのだろうか。
それは医者が、何科を標榜してもよいため、勝手に小児精神科を名乗り始めたからに他ならない。私は精神科医だが、小児は恐くて診られない。将来ある子供を診るのは、大人の内科医が小児を診るようなものである(つまり、やってはいけないことである。)
小児精神科は命には影響はない。だからと言って、トレーニングも受けずに小児精神科を標榜するのは、若い外科医がオーベン(指導者)抜きで勝手に手術をやるのと同じである。小児精神科は医者の情報を十分に集めてから、かかるべきである。
この数年での小児精神科の需要はすごい伸びである。小児精神科を標榜する病院やクリニックが激増している。でも内実はお寒い限りである。
というのは、小児精神科関連学会から、「認定医」と認められている精神科医はまだ我が国で700名に満たない。それなのに、なぜ標榜が増えたのだろうか。
それは医者が、何科を標榜してもよいため、勝手に小児精神科を名乗り始めたからに他ならない。私は精神科医だが、小児は恐くて診られない。将来ある子供を診るのは、大人の内科医が小児を診るようなものである(つまり、やってはいけないことである。)
小児精神科は命には影響はない。だからと言って、トレーニングも受けずに小児精神科を標榜するのは、若い外科医がオーベン(指導者)抜きで勝手に手術をやるのと同じである。小児精神科は医者の情報を十分に集めてから、かかるべきである。