院長のへんちき論(豊橋の心療内科より)

毎日、話題が跳びます。テーマは哲学から女性アイドルまで拡散します。たまにはキツいことを言うかもしれません。

ジャーナリズムの対語

2011-03-11 11:56:05 | Weblog
 読者のみなさんは、「ジャーナリズム」の対語を知っておらるだろうか。

 中学入試の模試で、そのような問題が出て、困った。答えは「アカデミズム」だそうだ。答えを聞いてからも、意味がわからなかった。

 「アカデミズム」とは学問の世界のことで、あることを厳密に研究する。だから素人には難しい。

 一方「ジャーナリズム」は、難しいことを素人にもわかるように伝える部門である。

 このような両者の特質を対照的なものと見なして、出題者は問題を考えたのだろう。しかし、「ジャーナリズム」は政治や経済や、その他の複雑な事件も伝えるので、簡単に「アカデミズム」が対語とも言えないように思う。

 今の「ジャーナリズム」は、経済記事なぞ私には皆目わからない。素人にわかりやすく説明していないのである。それとも記者自身がよくわからないで書いているのだろうか?いつも疑っている。

 かつて作家の故伊藤整氏が、自分は経済学部の出身であるが、新聞の経済記事はまったく理解できないと言っていた。

 やっぱり記者自身がわかっていないで書いているのではないか。