院長のへんちき論(豊橋の心療内科より)

毎日、話題が跳びます。テーマは哲学から女性アイドルまで拡散します。たまにはキツいことを言うかもしれません。

このたびの地震に寄せて(8)

2011-03-17 21:09:45 | Weblog
 このたびの原発事故で、三歳児殺しとリビアのニュースがふっとんでしまった。

 三歳児殺しは、精神障害者につらく当たる週刊新潮の本日発売分でも報道していないから、今後どのマスコミも報道しないだろう。

 むろんリビアは報道されている。アルジャジーラのホーム・ページによれば、カダフィ軍が盛り返しているようだ。先進諸国は飛行禁止区域を設定するかどうかで、駆け引きを続けている。

 米国から帰国したばかりの友人によれば、米国のマスコミは、まるで日本が放射能をばらまいているとも受け取られるような報道姿勢だそうである。彼は「自分で原爆を落とした国とは思えない」と怒っていた。

 東京の各国大使館は大阪方面へ業務の引越しをしているし、オーストラリア大使館なぞは閉鎖して、スタッフ全員が帰国したという。

 フランスはチャーター機を飛ばして、邦人(フランス人)の帰国を助けている。フランス人男性を夫にもつ日本人女性が情報源だから確かである。

 言葉も文化も半端にしか理解していない外国人が帰国したい気持ちは分かる。でも、平和になってから、また来日しても少しは白い目で見られるかもしれない。

 ロシア大使館が東京で居座っているのは好ましい印象を与える。

 昔、中東で日本人が人質になったとき、まっさきに帰国したのはJALのスタッフだそうだ。商社マンの間では、JALは未だに裏切り者扱いされているという。情報源は日本の商社マンだから、これも確かである。

 この欄では、今後もなるべく確実性が高い情報を載せるつもりである。歴史で言う一次資料を重視して、「風聞」は引用しない。