院長のへんちき論(豊橋の心療内科より)

毎日、話題が跳びます。テーマは哲学から女性アイドルまで拡散します。たまにはキツいことを言うかもしれません。

落語はテレビよりラジオ

2012-10-10 04:41:15 | 芸能
 私が幼少のころテレビはまだあまり普及しておらず、もっぱらラジオを聴いていた。

 「二十の扉」や「話の泉」は、私がまだ幼なすぎて意味が半分ほどしか分からなかった。それより後の「とんち教室」は面白かった。

 ラジオでは漫才、落語、浪曲をよくやっていた。私は落語と浪曲が好きだった。落語は先代の金馬、円生、文楽が好きだった。先代の三平はテレビ時代の子で、まだデビューして間もなかった。しん生はすでに言語障害があり、何を言っているのか分からなかった。

 浪曲は広沢虎蔵と玉川勝太郎を好んだ。漫才は好きではなかった。夢路いとし君こいしなんて、面白くも何ともなかった。彼らがなぜ大師匠のように言われるのか、未だに分からない。

 やがて、落語をテレビでやるようになった。テレビなら噺家の所作も分かる。それなのに、テレビでやる落語はラジオのそれよりも面白くないのだ。これには少々驚いた。同世代の方々には同じ体験をされた方も多いのではなかろうか?

 落語はテレビよりもラジオで聴いたほうが面白い。今日言いたいことのキモはこれである。