院長のへんちき論(豊橋の心療内科より)

毎日、話題が跳びます。テーマは哲学から女性アイドルまで拡散します。たまにはキツいことを言うかもしれません。

NHKドラマ『東京が戦場になった日』を見て

2014-03-16 00:23:55 | 歴史
 表題のドラマは東京大空襲を、警視庁消防隊を軸にして描いたドラマである。泣けた。

 母は、広島の原爆で30万人が死亡したことがテレビで回顧されると、「東京大空襲でも10万人が死んだんだよっ!」とムキになることがあった。母は東京大空襲を経験している。

 そのころ父は満州にいた。敗戦後、シベリアに抑留され、2年後に生還した。父はロシア兵への恨み言は語らなかった。日本が戦争に勝っていたら、日本も同じようなことをしただろうと考えていたフシがある。

 母はまだ存命で東京にいる。父は20年以上前に死去した。妹はそのまた20年以上前に小学校6年生で死去した。

   父偲ぶ妹偲ぶ梅見酒  ひとし