
(大府市のHPより引用。)
保育士が園児の前で、紙芝居のように絵本を広げて読み聞かせる図をよく見かける。紙芝居の在庫が少ないから、絵本に頼らざるをえないのだろうか?それとも、絵本を読み聞かせよという声が大きいからだろうか?
紙芝居として見せるなら、まず額縁がなくてはならない。子どもだからと侮ってはいけない。額縁がいかに重要であるかは油絵が好きな人なら分かるだろう。
また、紙芝居なら表にセリフが書いてあってはいけない。セリフは裏に書いてあるからよいのであって、絵本のように表に書いてあると興ざめになる。
だから、子どもは集団で絵本を見せられても、十分には面白くない。紙芝居のほうがずっと面白いはずだ。紙芝居ではなく、どうしても絵本の読み聞かせをやりたいなら、一対一で行わなくてはならない。2013-11-18 に書いたように、読み聞かせが紙芝居に勝るのはスキンシップだけだからである。