トラブルシューター

私の修理・製作体験記(茨城・県西おもちゃ病院・JA7FJP/1)

中華製安価基板の出来

2012-06-01 16:55:14 | おもちゃ病院

先日の「電子工作サークル」で初心者にaitendoのキットを製作してもらったが、半田の熱を加え過ぎるとランド(丸ランドで小さい)が剥がれたり、浮いた部品を押したりすると直ぐにパターンが切れてしまうので、初心者には補修が難しい。
サークル員から依頼された電動ファンの修理(スイッチを入れてもファンが回らない・ACアダプタの電圧は正常)についても、モーターリードを半田付けしている基板のランドが切れていた(時々回ったりするので、最初、モーター不良かと思い分解して接点グリス等塗布したが変わらず)。
どちらもレジスト付きで、見た目はしっかり作られている様に見えるが、どうやら、これらに使われている基板の銅箔はかなり薄い様だ。
以前、通信機器の設計をしていた頃に使用していた銅スルーホール基板の銅箔は35μmを使っていたが、この下では18μmというのが有る。
多分、今回の不具合基板は、これ以下の厚さと思われる。接着が弱いせいも有るかも知れない。
やはり極限まで安く作ると、この様な不都合が生じる様だ。
中華製基板全てがこうだと言うことでは無いので、誤解の無い様に。
一発で半田付け完了出来る熟練者には問題無いのだが。

コメント
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