4回東京5日目

日本の競馬が社台一辺倒になったことで、日本競馬の中ではサンデーサイレンス系が大勢をしめることになった。
桜花賞馬⑱マルセリーナの父ディープインパクト、オークス馬⑨エリンコートの父デュランダルもいわずと知れたサンデーサイレンスを父とするサンデーサイレンス系だ。
血の配合を考慮するとサンデーサイレンス系以外の系統を勝ち馬としたい。そういう意味だろうか秋華賞が社台系生産馬に偏らないのは。

桜花賞馬⑱マルセリーナの調教は松田博資厩舎らしい調教で、これで結果が出なければ短距離馬だということだろう。
オークス馬⑨エリンコートは先週の追い切りでは鞭を入れていっぱいいっぱいに追っていた。今週も同様ならすぐに切ることができたのだが、オークスまでの出来ではないが今週は持ち直している。血統的には短距離だが、十分に対応は可能だ。
トライアル勝ちの⑫ホエールキャプチャは３頭の中では一番の調教。ただし牝馬の調教としては強すぎる（良く見せすぎ）。ローズステークス程度でいいと思うのだが。
２着の⑮マイネイサベルは前走よりも上積みはありとみた。鞍上は松岡正海騎手に戻ったが、現在の調子としては小牧太騎手の方がよかったのではないか。
３着キョウワジャンヌ。飯田親子のＧ１制覇、協和牧場破産からの復活。ハーツクライ産駒Ｇ１初制覇。この馬が勝ってくれるとなんでもかけるのだが、今の実力値からすると厳しい。飯田騎手のベストパフォーマンスに期待したい。
クイーンステークスを勝った④アヴェンチェラは３頭合わせのうちで後れをとったが、牝馬の追い切りとしてはベスト調教。池添騎手の最大のライバルは自分が乗っていた馬ということになるだろう。
紫苑ステークス優勝の⑯カルマート。オークス時とそれほど成長がないようにみた。安藤勝己騎手としては社台に対して勝って溜飲を下げたいところだが、先にあげた馬とはひとつランクが落ちる。２着のデルマドゥルガーも推して知るべきだ。さらに鞍上は田辺裕信騎手から武豊騎手に乗り替わりはマイナスではないかい。
ピュアブリーゼはオークスを１００とすれば８５ぐらい。鞍上が柴田善臣騎手に戻ってあの走りが見られるか。