Pの世界  沖縄・浜松・東京・バリ

もの書き、ガムランたたき、人形遣いPの日記

急な階段

2011年03月24日 | ヨーロッパ

 オランダの古い建物を利用した安いホテルに泊まる場合、トランクを持参するのは適当ではない。急な階段を荷物を持って上がらなくてはならないからである。ガラスの腰を持つ私は、もはやオランダの階段をトランクを引きずってあげることはできない。今回も、バックパッカースタイルであり、すんなりと荷物を背に3階(日本でいる4階)まで階段を上がることができた。
 それにしても、このスタイルで不便なのは、仕事関係の書類がたくさん入らないことである。どうしても丸まってしまうし、電気製品なども壊れやすく、ほとんどタッパーにいれておかなくてはならない。結局、パソコンや書類用の小さなDバッグを前に背負うことなる。
 そんな思いをするのであれば、1泊シングルで1万円以上するエレベータのついたりっぱなホテルに宿泊すればいいのだが、いまだそのように割り切ることができない。やっぱり、机がある、プライベートな状況が維持できるなど最低な条件がそろえば、その方が仕事がはかどるのである。「大学の先生なのだから」、とよくいわれるが、私はこと研究に関してはこうした環境の中でこそ、「調査にきている」という実感がわく。今回の部屋は、トイレ、バスは共用だが、部屋でパソコンが使えて、かなり上等である。


時差ぼけ

2011年03月24日 | ヨーロッパ

 ヘルシンキ空港からアムステルダム行きのフライトに乗り換えたのが、日本時間で23時、到着したのは夜中の1時半。このフライト間は絶対に眠らないと頑張ったが撃沈だった。スキポールに到着してから、バスを待ってアムス市内に入る。ちょうど日没時でバスの中で日が暮れた。とにかく眠いのである。バスはなんのアナウンスもなく走るので、風景を見ておかなくてはならないが、オランダについたせいもあり緊張感が薄れ、睡魔に襲われる。
 宿についてから、近くのスーパーで水を買い、荷物の片付けもそこそこにすぐに眠る(もう限界を超えていた)。そして起きた時間が日本の9時。8を引くとオランダの夜1時。それで今、ブログを更新しているわけ。何度か経験していることだが、ここで眠らないとたいへんなことになるのである。ということで、明日から行動開始。
  写真は明け方にホテルの窓から撮影した風景。


フィンランド空港

2011年03月24日 | ヨーロッパ

 今日から数日間、ヨーロッパ編です。2006年からヨーロッパに行っていないので、このブログを初めてから最初のヨーロッパの出張です。

 今回はオランダで仕事をするのですが、はじめて関西空港からフィンランド航空に乗りました。成田空港からの便は地震と津波の影響ですべて名古屋経由に変更だそうですが、関空からの便は直行でフィンランド。時間は10時間ちょっとです。さすがに北まわりで、しかもフィンランドだとなると早かったです。読書+映画2本で到着でした。
  私のフィンランドの印象は、ジャンプ競技、ムーミン。民族音楽学者なのにフィンランドの音楽を真っ先にイメージしないのはどんなものでしょう? 機内の窓から見えた白銀の中に森が点在する風景は、トーベヤンソンの挿絵そのものでした。
 ここでシェーンゲン条約に加盟している国に乗り換える乗客は、パスポートコントロールがあります。ここで入国することになるわけ。手荷物チェックが厳重に行われ、そのあとに入管。乗り換えに1時間ない方は、急ぐことをお勧めします。空港で、ラストコールのアナウンスがひっきりなしに流れていました。
 それにしても、フィンランドの国旗の青がとても素敵です。青といっても藍のような色です。フィンランド航空も青が基調だし、空港も青があちらこちらに使われています。青が好きな私にはとてもおちつける色彩です。空港に滞在したのでは、わずかな間でしたが、ちょっぴりフィンランドの空気を感じられた1時間でした。