Pの世界  沖縄・浜松・東京・バリ

もの書き、ガムランたたき、人形遣いPの日記

熱海

2015年01月04日 | 
 1月3日、午後2時の熱海駅前から続く平和通りである。熱海の温泉街へと続くお土産屋ストリート。これまで見たことのないような大賑わい。練り物屋の前には長い行列。浜松に赴任してから熱海にふらりと寄ったことは2度ほどあるが、いつも閑散としていてこちらが心配になるほどだったので、まずまず安心である。
 温泉街熱海であるが、実は宇佐美にいるバリ人の友人に会いにいくためであって、熱海の温泉に入りに来たわけではなかった。それでもきっと昨晩ゆっくり温泉に浸かって、これからお土産を買って家路につくであろう観光客たちを見ていると、なんだか自分までそんな気分になってしまうところが観光地の魅力である。
 さて宇佐美でタクシーの運転手にそんな話をしたら、「お客さん、熱海に行くんだったら、ちょっと足を延ばして伊東まできてくださいよ。こちらはね。お湯はいいし、熱海なんかにくらべたら、それはそれは静かですよ。」と伊東を勧められた。まあ考えても見れば、伊東と目と鼻の先にある宇佐美のタクシーなのだから当たり前ではあるのだが、ちょっと伊東にも行ってみたくなった。「確か、伊東に行くならハトヤだったっけな」。そんな昔の宣伝文句が、テレビコマーシャルの音楽とともに頭に浮かんだ。伊東とハトヤホテルを結びつけてしまったこの「コピー」。今さらではあるが、その凄さに感心してしまう。ところで今でもハトヤホテルは伊東にあって、電話は4126(よい風呂)なんだろうか…。