Pの世界  沖縄・浜松・東京・バリ

もの書き、ガムランたたき、人形遣いPの日記

たまには「こだま」で

2015年01月15日 | 家・わたくしごと
 浜松から東京に新幹線で帰ろうと時刻表を見ると、「ひかり」が毎時11分に一本しかないことに気が付く。赴任したばかりのころ、このことを知って非常に驚いた。新大阪や京都から「のぞみ」に乗ったことがあればなおさらである。しかし浜松には毎時二本、新幹線の各駅停車「こだま」が走っている。各駅停車というと、ものすごく遅い気もするが、「ひかり」とはだいたい30分差である。30分も違うのに特急券料金が同じなのは許せない、という意見もありそうだが、乗ってみると、そんなことはないということがわかる。
 「こだま」の」指定席は案外混んでいる。なぜなら旅行会社が「こだま」利用のお得なツアーを企画しているため、そうした客が利用するのである。しかし自由席はたいていガラガラなのだ。自由席の車両は「ひかり」よりも多いし、それでも人は圧倒的に少ない。乗ると、まるで車両を一両チャーターしたような気分に浸れるのである
 残念なことに今の「こだま」には、車内販売もなければ、自動販売機を設置されていない。何か買いたくても停車中のホームに出て買うしかない。昔の混雑した「こだま」をを知っている年配の方にには、今の「こだま」の状況は隔世の感があるだろう。ただ、主要な駅では「のぞみ」や「ひかり」に追い抜かれるから停車時間5分なんてことはざらである。荷物の心配はあるが、外に出て買いに行くことは簡単だ。そんなことを書いているうちに次は新横浜だ。久しぶりの「こだま」も捨てたもんじゃない。