Pの世界  沖縄・浜松・東京・バリ

もの書き、ガムランたたき、人形遣いPの日記

安らかに

2017年04月04日 | 家・わたくしごと

 20代前半に知り合ったバリの大切な友人が4月3日、突然のようにこの世を去っていった。あまりにも突然だったために日本にいる僕にはそれが本当に事実なのかどうかが今でも信じられないくらいである。しかしフェイスブックを通して流れてくるバリからの情報を読むたびに、やっぱり彼は次の世界に旅立ってしまったのだろうか?という思いを強くせざるをえない。
 沖縄では、ともにキジムナーフェスタの企画、メンバーの選考、曲の選定、演出などを考えた。5公演、すべて彼とやってきた。友人であるゆえにいろいろとぶつかることもあったが、結果的にはどの公演も二人で絞り出した演出はそれなりの形になったと信じている。
 とにかく30数年の付き合いである彼を失ったことで、私は呆然自失の状態そのものにある。彼とよく話したこと。人はこの世から消えるわけではなく、次の世界へと向かうこと。消えるというネガティブな表現は使ってはならないということ。彼はきっと誰かの生まれ変わりとなりトゥンジュクに戻ってくるのだろう。安らかに。