Pの世界  沖縄・浜松・東京・バリ

もの書き、ガムランたたき、人形遣いPの日記

CD選曲終了!

2015年01月07日 | 家・わたくしごと
 本日、夕方からFM haro!のロック向上委員会Zの収録。今回は新年の「梅ちゃん特集」なので、2時間でずっぱりです。だいたいの構成と流れを作り、曲を決めていくわけだけど、昨日の夕方から夜までずっとこの作業でした。写真は選んだCD。でも2時間特集は年に数回だから結構楽しい。これが毎週だと絶対ネタ切れです。あるいはものすごくマニアックに一枚のCDで2時間話続けるとか。とはいえ私はあくまでもゲストなので、ベテランのパーソナリティー、バグース長谷川さんとチャンティック亜沙美さんがついてくださっています。だから正直、ぜんぜん安心なわけですね。
 放送は金曜日9日の20時からです。コミュニティーFMですが、ちゃんとネットでも聞くことができます(「静岡」をクリックしてください。一番左にFM haro!があります)。JKT48《心のプラカード》用意してまっせ。今回はバンドゥンと浜松が文化・環境で協定を結んだこともあって、スンダの音楽が中心ですが、それでもポップ・バリもポップ・インドネシアも選曲しました。でも時間内に収まるかしら。いつもしゃべりすぎなんだよね。ということで今週金曜日、お楽しみに。

 

寒さにどこまで耐えられるか!~真冬のワヤン野外公演

2015年01月06日 | ワヤン上演
 今週の土曜日、1月10日の18時から、浜松の野外インスタレーション展示会場でワヤンを上演します。そう!この時期に野外での挑戦!
 これはもう本当に文字通り「挑戦的試み」です。時間は45分。阿佐ヶ谷のバリ祭で上演した短縮バージョンのスタソーマ物語です。
 一座は、すでに指だけ出ている手袋をグンデル演奏者用に4セット購入しました。ダランは、右足用に親指と人差し指、踵が出ている靴下を買おうと思いましたが、そんなものはないとわかり、破れかけた靴下で、自作することにします。さて、クテンコンはいかに!
 とにかくみな着ぶくれます。半袖のTシャツでやれば、なんて声もちらほら聞こえますが、そんなことできません。浜松だって寒いんです。風、強いんです。とにかく服装はいつもと違いますが、浜松のイベント、盛り上げます!ちなみに遠鉄赤電の高架下のイベント会場で無料でご覧になれます。暖かい恰好をしてどうぞいらしてください。






Tesla Manaf

2015年01月05日 | CD・DVD・カセット・レコード
 日本でCDをジャケ買いするほど懐に余裕はないのだが、インドネシアだと新譜のCDは一枚300円から500円なので、つい表紙を見てジャケ買いなんてこともある。インドネシア人から見れば、一回にCDを10枚くらい買うなんて信じがたいであろうが(よく日本のタワレコで籠買いする客を見て嫉妬する)、そこは「業務」である。
 今回のジャケ買いの一枚がこのCD。そりゃあ買うでしょう。ジャケットがバリの仮面舞踊ジャウクだし、なんとなくオシャレだもん。だいたいよく見ないとこのCD、誰のCDなのかすらよくわからないのである。表には文字が一字もないし。全く期待することなく買ったこのCD、結構いいのである。このアルバムは全曲インストで、バンドゥン在住のギタリストTesla Manafの作品。しかもこのアルバム、バリのガムランのガンサ数台の音が、ギター、ドラム、サックスといい感じに入っている。ケチャとのコラボも収録。
 帰国して調べてみると、このアルバムがバンドゥン工科大学のバリ芸能グループ「マハ・ゴトラ・ガネーシャ Maha Gotra Ganesha (MGG ITB)」とともに製作したアルバムだった。2011年に作られたアルバムだが、昨年ジャケットをこの新しいバージョンにして再発したものなのだ。なかなか聞きごたえのある一枚。驚くことに、五線譜で採譜された40頁以上の楽譜が付けられている。これもまた驚き。
 ちなみにこの曲の一部を収録したTesla Manafのオフィシャルのyoutubeもあるし、ホームページもあってこのCDもちゃんと掲載されている。ご興味のある方、ご覧あれ。 



熱海

2015年01月04日 | 
 1月3日、午後2時の熱海駅前から続く平和通りである。熱海の温泉街へと続くお土産屋ストリート。これまで見たことのないような大賑わい。練り物屋の前には長い行列。浜松に赴任してから熱海にふらりと寄ったことは2度ほどあるが、いつも閑散としていてこちらが心配になるほどだったので、まずまず安心である。
 温泉街熱海であるが、実は宇佐美にいるバリ人の友人に会いにいくためであって、熱海の温泉に入りに来たわけではなかった。それでもきっと昨晩ゆっくり温泉に浸かって、これからお土産を買って家路につくであろう観光客たちを見ていると、なんだか自分までそんな気分になってしまうところが観光地の魅力である。
 さて宇佐美でタクシーの運転手にそんな話をしたら、「お客さん、熱海に行くんだったら、ちょっと足を延ばして伊東まできてくださいよ。こちらはね。お湯はいいし、熱海なんかにくらべたら、それはそれは静かですよ。」と伊東を勧められた。まあ考えても見れば、伊東と目と鼻の先にある宇佐美のタクシーなのだから当たり前ではあるのだが、ちょっと伊東にも行ってみたくなった。「確か、伊東に行くならハトヤだったっけな」。そんな昔の宣伝文句が、テレビコマーシャルの音楽とともに頭に浮かんだ。伊東とハトヤホテルを結びつけてしまったこの「コピー」。今さらではあるが、その凄さに感心してしまう。ところで今でもハトヤホテルは伊東にあって、電話は4126(よい風呂)なんだろうか…。

バリの新空港

2015年01月03日 | バリ
 昨年だったろうか、バリの国際線が新しくなった。見た目はきれいである。しかしそれに騙されてはいけない。正直、使いやすいなんてことは全くないと断言したい。空港内のコンビニのドアは床面が歪んでいるため開けにくいし、空港の二階はなにもなく、結構、危険な匂いを感じる。とにかく広いだけで、やたらと移動が面倒だし、サービスは全く変わっていない。だいたいイミグレーションのあと、免税店の中を歩いてゲートにいく導線が気に入らない。
 到着フロアーを上から撮影した写真がこれ。とにかく広いのだが、ホテルの送迎のボードがフロアーが広すぎてよくわからないし、空港に出る場所も不自然なのだ。とにかく何から何まで気に入らないのである。
 たぶんこの数年で到着フロアーの構造は絶対に変更を余儀なくされるはずだ。この写真で説明すると、まず入り口から出てくる観光客はボードを掲げる人を柵のところまでいきゆっくりながめる。なんとか見つけた暁には、ここから出られないので、右奥の戻り、これまた店を通過してやっと外に出られるのだ。とにかくこの空港のコンセプト、店を歩かせる、であり観光客のことなんてまったく考えていないのである。
 

きんぎょーや、きんぎょ

2015年01月02日 | バリ
 昭和のある時代まで、日本にも金魚屋なる物売りがいて、「きんぎょーや、きんぎょ」と美しい声を出して売り歩いていたという。今や、金魚や熱帯魚はペットショップで買う時代だ。昔の名残は、金魚すくいだろうか?縁日ですくった金魚を紐のついたビニール袋に入れて渡してくれる。涼しな浴衣、国会で話題になったうちわ、そして小さな袋の中で踊る金魚、夏の風物詩だ。
 デンパサールの街を歩いていたら、ちょっとした路地で金魚屋を見つける。写真からイスラムの人が商売しているのがわかる。それよりもこの金魚屋の魚に見入る子供たちの姿!買うわけでもなく一心に金魚のような熱帯魚を見つめているのだ。こんな光景、今の日本にあるだろうか?
 写真撮っていい?ときくと、皆頷いてくれる。
 「日本では金魚は売っているの?」
 ジルバッブをかぶった女性が僕に話しかけてきた。
 ぼくも微笑んでこう答えた。
 「もちろん売っているよ。今はお店で買うけど、昔は、きっとこうして売ってたと思うよ。」

謹賀新年

2015年01月01日 | 家・わたくしごと
 明けましておめでとうございます。
 写真はバリですが、30日には帰国しています。日本でもかつては正月といえば、獅子舞をイメージできたのですが、最近はどうなのでしょうか?今でも子どもたちは、正月と獅子が結びつくのかなあ。
 この写真はバリのクニンガンの様子です。この時期には猪の顔をしたバロン・バンカルを子供たちがかぶって、村々を練り歩きます。ガムランも子どもたち。この写真ではちゃんと大人が安全確保でついて回っています。宗教的な意味あいもあるのですが、今はもっぱらお小遣い稼ぎのようです。雨降りが続くとなかなか出発できずに、こうして雨の合間などに出陣です。
 今年も忙しい一年になりそうです。読者のみなさま、どうぞよろしくお願いします。
(ちなみに、このンバロン・バンカル、浜松の家にあるんですね。今度、浜松の街中、練り歩いておひねりもらおうかな。)