
田んぼの畔にオオイヌノフグリが群生して咲いていた
関東ではほぼ一年中咲き実を付ける
実を犬のふぐりに見立てたネーミングで 実を見ると思わず笑ってしまう
花の色は素敵だ 田んぼの青い宝石とでも言おう
冬から早春の花の少ない最中 体力を失った小さな虫たちが花粉と蜜で疲れを癒す
ミツバチやハナアブが喜んで花に降りると 花茎が貧弱な造りでぐるんと傾いてしまう
あわてた虫が突き出ている雄しべにしがみ付き慌てふためきバタバタしていると花粉がしっかりと体に付く
貧弱な造りの花茎も花粉を運ばせる戦略の内
花粉を運んで貰えなかったときは雄しべが内側に曲がって自分の雌しべに「自家受粉」してしまう
背丈は5~10cmの小さい花だが戦略の確かさは天下一品