
今日は24節季の白露 早朝涼しくなって草木に露がおり白く見える頃
都心ではそんな様子は全くなく、しかも今夜は台風襲来
ヒオウギはアヤメ科の日当たりの良い山地の草原に生える多年草
葉が扇状に出て 平安の頃の桧の扇に由来してヒオウギ(桧扇)となった
葉は長さ40cm程で、花茎は60cm~1mで背が高い
上部で枝を分けて数個の苞を付け中から2~3個の花を出す
花の時期は8~9月
3cm程の花で、花被の内外片は同形同大で平開する
内側に暗赤色の斑が多数ある一日花で次々咲く
果実は蒴果、3cm程の楕円形で熟して裂けると、光沢のある黒い種子が現れる
種子は球形で5mm程 漆黒さがあまりに黒いので、「ぬば玉」「うば玉」と呼ばれ「黒」の枕詞として使われた
9月頃に根茎を掘り水洗い後日干しにする
これを煎じて飲むと扁桃炎 去痰によく効く 漢方名「射干(しゃかん)」