
公園でザクロの実が落ちていた
割ってみると中に種子が多数入っていた 何十年ぶりかで一粒食べてみたら甘酸っぱくも懐かしい味がした
ザクロ科ザクロ属の落葉小高木 5m程になる
ザクロ科は1属2種の小さい科
西南アジア原産で日本には平安時代に渡来した
葉は対生で2~5cmほどの長楕円形で全縁
花は6月に咲く
枝先に5cmほどの朱赤色の花をつける
花弁は6個、薄くて皴がある 萼は筒状で上部は6裂する 花弁が落ちて残っている萼が花びらに見えることがある
果実は5cmほどの球形で先端に萼片が宿存する
果皮は厚く、熟すと不規則に裂開して多数の種子を出す
種子の外皮は淡紅色で、リンゴ酸クエン酸を含む甘酸っぱい液で美味しい
幹や根の皮にはアルカロイドが含まれていて、民間では体内の寄生虫の駆除に使われた
果皮にはタンニンが含まれており、日干しにしたものを煎じ、これでうがいをすると口内のただれに良い
花(6月のもの)
