ヨシゴイ 2023-06-15 | 野鳥 草地を歩いているヨシゴイヨシ原・湿地などに生息するので「ヨシ原のゴイサギ」の意味でヨシゴイと呼ばれている夏鳥ペリカン目サギ科の鳥水田、湿地、アシ原などにすむ茂みの中で一日中行動し、主に水際で魚類を捕り、小型のエビ類、ザリガニ、カエル、昆虫類も捕る雌雄ほぼ同色オスは上面が茶褐色で、頭頂は青味のある黒色メスは頭の暗青色は後頭だけで、喉の下の縦線が5本ある大きさは37cm、日本で見られるサギ類では最小
クロツグミ 2023-06-14 | 野鳥 クロツグミが水浴びに来ていた夏鳥 4月から10月頃まで見られ、西南日本では少数が越冬する平地から山地の比較的明るい林に居る地上で落ち葉や土を嘴でかき分け、ミミズ類や昆虫類の幼虫を採食する秋には木の実も食べるオスは頭から胸と上面が黒色、腹から下尾筒まで白く、脇腹には黒斑があるメスは上面が茶褐色で眉斑が無い囀りは、キョロイキョロイ キョコキョコ コケエコなどと、大きく遠くまで響き音楽的他の種類の声を覚えこんで歌うなど、天才音楽家大きさ22cm
ミドリシジミ 2023-06-13 | 虫類 オスの表翅は、輝きの鈍い金緑色でとても綺麗メスの表翅は、前翅表面が黒褐色、青斑がある、赤班がある、両方がある、の4タイプが居る雌雄とも裏翅は茶の地に、大小の白条 赤斑 尾状突起と見どころがある開張3cm程の小型のチョウ卵で越冬して幼虫蛹を経て、成虫は6~7月にかけて見られる平地の川原から山にかけて見られ、湿潤な立地に形成されるハンノキ林が生息地になり屡々おびただしい数が発生するオスは夕方に活動して、食草の梢上を目まぐるしく飛び交うメスはオスに比べて不活発で、日中は栗の花で吸蜜のほかクワの果実などで吸汁する食草はハンノキ、ヤマハンノキ(カバノキ科)幼虫は19mmほどの地色は淡緑色のイモムシ緑色で太い背線があるハンノキの若葉を綴って巣を作る
ルリチュウレンジ 2023-06-12 | 虫類 雌雄とも、体は綺麗な藍青色の金属光沢をしていて、翅にも藍青色の光沢があるミフシハバチ科のハチで、触角に3節あり第1と第2は短く、第3節が長くほとんどを占めるミフシハバチ科の名前の由来になっている全長1cmほど卵は10月頃ツツジの葉縁部に沿って、組織内に産み込まれ10日ほどで羽化する葉の縁がゴマ粒大に点々と膨らむので見ればわかる幼虫はツツジの葉を集団で食べ、ツツジの害虫となっている幼虫は成長すると土中に潜り、前蛹で越冬し、成虫は4~10月にかけて見られる成虫は花の蜜などを食べる
コナスビ 2023-06-11 | 樹木 草花 果実を小さなナスに例えてコナスビ(小茄子)という名前は知っていたがこんな花とは忘れていたサクラソウ科の道端や公園に生える小さな多年草茎には軟毛があり、地面を這って広がり、長さ7~20cmほどになる葉は対生し、1~2.5cmの広卵形で先は短く尖る花は5~6月に咲く葉腋に6mmほどの小さな黄色い花を1個づつ付ける花冠は深く5裂して平開する果実は蒴果で、5mmほどの球形
ナツツバキ 2023-06-10 | 樹木 草花 夏にツバキに似た白い花が咲き、散る時は花ごと落ちる・・ツバキと同じ・・日本では越冬できない仏教の聖樹サラノキ(沙羅双樹)に擬せて、シャラノキの別名がある・・脇の看板より・・ツバキ科の山地の林内に生える落葉高木、高さ15mほどになる樹皮は始め滑らかだが、10年目位になると、古い樹皮は薄片状に剝げ落ちて、灰白色や赤褐色の大きな斑紋になり特徴的葉は互生し、大きさは4~10cmの楕円形~長楕円形花は6~7月に咲く本年枝の葉腋に5cm程の白い花を付ける花弁は5個、縁は波打ち、細かい鋸歯がまばらにある果実は蒴果で直径1.5cmほど9~10月に熟し5裂する種子は6mmほどで、翼の有るものと無いものがある
ダイミョウセセリ 2023-06-09 | 虫類 セセリチョウの仲間でダイミョウセセリセセリチョウは日本では40種居る茶褐色や赤褐色系の翅で、閉じて止まる種が多い幼虫で越冬して、成虫は5~9月にかけて見られる翅を広げて止まる2タイプがあり、近畿以西では後翅に白色の帯がある開張30mmほどの小型のチョウ樹林やその周辺の草地にいる日中樹林周辺の明るい場所で見られ、低い位置を敏捷に飛翔し、ヒメジョオンやアザミ類など各種の花を訪れる吸水や獣糞での吸汁も行う食草はヤマノイモ、オニドコロなどヤマノイモ科幼虫は25mmほどのぼてっとした体形の緑色のイモムシで、頭部は艶の無い黒色をしているこの仲間は、葉で巣を作る習性があり、その中で蛹化する
アカクビナガハムシ 2023-06-08 | 虫類 小さいが赤くて目立つハムシの仲間、アカクビナガハムシ成虫で越冬して、4~8月にかけて見られる広葉樹林などの林縁で見られる赤くて大きさは1cm程で顔と足は黒いクビナガハムシの仲間は小さなカミキリムシのようにも見えるが、触角がカミキリムシより短い食草はサルトリイバラやシオデの葉
ウチワヤンマ 2023-06-07 | 虫類 腹の一番下にうちわ状の広がりがあるので、分かり易いヤンマ大きさは8cm程水面から出ている杭の先が好きで良く止まっている平地から丘陵地の植物が茂る割合広い池沼に居る羽化は夜間に行われ、樹林地や草地に移動する成熟すると水辺に現れ、棒状の先に体を水平にして良く止まっている成虫は5~9月にかけて見られる交尾中はハート形の状態で水面を飛び回るメスの産卵は単独で、浮遊物に腹先を打ち付けるように水中に放卵する
ミズイロオナガシジミ 2023-06-06 | 虫類 3cm程の可愛い小さなチョウ・ミズイロオナガシジミ卵で越冬して4月幼虫、5月蛹、6~7月にかけて成虫が姿を見せる表は黒いが、裏は白く後翅中央に黒状が一筋入っている後翅の肛角部付近に、小黒点とそれを縁取る赤班がある尾状突起は長い食草はクヌギ、カシワ、コナラなどブナ科植物幼虫は16mmほどの緑色のイモムシ細長く、断面が三角形に近いゼフィルスイモムシ背中に薄黄色の突起列がある成虫は落葉広葉樹林に居て、市街地の公園でも時折見られる朝と夕方に活動して日中は不活発で、下草や低木上に止まっていることが多い止まる時は翅を閉じて止まるクリなどの白い花で吸蜜するほか、樹液で吸汁することも多い
フェイジョア 2023-06-05 | 樹木 草花 真っ赤な雄しべが目立つフェイジョア果物として栽培されたが、庭木や生垣にも利用されているフトモモ科の常緑低木、3~7m程になるパラグアイ、ブラジル南部、アルゼンチンなど中南米原産葉は卵形で表は濃緑色、裏は銀色もしくは白い花は5~6月に咲く花弁は薄桃色で厚みがあり、内側に巻き込む糖分を含んでいて甘い味がする雄しべがブラシ状に多数ある・・これはフトモモ科の特徴雄しべの色は赤く非常に目立つ、芳香はほとんどない自生地では、甘い花弁を食べに来るハチドリが花粉を運ぶ日本ではハチ類が花粉を運んでいる自家不結実性なので、結実には別品種が必要果実は10月下旬頃から熟し、パイナップルにバナナを合わせた様で、甘酸っぱく美味だという
ヒスイカズラ 2023-06-04 | 樹木 草花 淡いヒスイ色が魅惑的な花・ヒスイカズラマメ科の大型の常緑ツル性花木原産地はフィリッピン諸島限られた地域の熱帯雨林に生息している自生では絶滅の危機のさらされている花は3月から5月に咲く花序は長く垂れ下がり、50~100cmにもなる一つ一つの花は7cm程の爪型で、ヒスイのような青緑色をしている受粉はオオコウモリによって行われる
キリンソウ 2023-06-03 | 樹木 草花 キリンソウの名前は黄色い花が、輪状になって咲くからと言われる漢字では黄輪草ベンケイソウ科の山地草原や林縁などに生える多年草茎は高さ20~50cm程になる葉は互生し、広倒卵形~広倒披針形で上半部に鈍鋸歯がある花は5~8月に咲く茎頂に3出の集散花序を出し、黄色の花を多数つける花弁は5個、披針形で6mmほど雄しべは長さ5~7mm、心皮5個は平開する
ヒバリ 2023-06-02 | 野鳥 ヒバリ(雲雀・告天子)は晴れた日に囀るのでヒハル(日晴)と呼ばれたのが名前の由来と言う囀り飛翔を「揚げ雲雀」とも呼ぶ漢字の雲雀は、クモに届くほど高く舞い上がる小鳥を示し、告天子も天にも昇る程と言う意味を込めた漢語留鳥又は漂鳥九州以北に主に留鳥として分布するが、北方のものは冬には暖地に移動する農耕地、草地、河原などに居る繁殖期には空中に舞い上がり、囀って縄張り宣言をする地上によく居て、植物の種子や昆虫類クモ類などを歩きながら啄む営巣は地上の草地で行う雌雄同色頭から尾羽までの上面は淡い黄褐色で、黒褐色の斑がある体下面は全体に白っぽく、胸には淡い黒褐色の縦斑、脇腹には褐色の縦斑があるオスは頭頂の羽を良く立てるが、メスはオスほど立てない大きさ17cm永き日を喋り足りぬ雲雀かな(芭蕉)
アオゲラ 2023-06-01 | 野鳥 背の緑色が目立つキツツキ類 この色からアオゲラと言う名になった鳥の種名では、緑色はアオ、青色はルリ、と言うことが多い日本固有種留鳥 屋久島から本州に分布している平地から山地の林、よく茂った広葉樹林に居る木の多い都心の公園でもよく見かける幹を突きながら樹皮の隙間や枯れ枝などで食物を探し、木から木へ移動するクモ類や昆虫類などを食べるが、特にアリが好物、雛に与えるのはアリが多いという又秋から冬は木の実も良く食べる雌雄ほぼ同色キョッキョッとアカゲラと似た声も出すが、ピヨーピヨーと太い口笛のような声はアオゲラ特有オスは前頭から後頭までと、顎線の一部が赤いメスは後頭と顎線の一部が赤い大きさは29cm