バンクーバーオリンピックが終って、季節も3月に入って2日。もう、ぶり返しても冬の
寒さはなく、あっという間の春日和かと思いきや、日中は4月の暖かさという日も多く、中
間色の季節感が薄くなった亜熱帯気候化の日本。
プロ野球のオープン戦も始まって、下旬には甲子園「センバツ」高校野球も始まり、桜の
季節をむかえる。あっという間の4月で、季節の移り変わりが早く感じる3月をむかえた。
6月にはワールドカップサッカー南アフリカ大会も始まり、今年は季節の移り変わりにイ
ンパクトを与えるイベントも多い。
数100年前の日本には、1年を二十四の季節に分けた「二十四節季(せっき)」という
のがあった(暦の上では現在もある)。「時間」の感触が希薄な時代の「時」の移り変わり
を季節の中に細かく分類して、季節の時計(timepiece of seasons)としたものだろう。
大寒、立春、春分、大暑、立秋、秋分、立冬、等々。温暖化の現在の季節感と比べても、
1か月~1か月半程度は、当時の季節感の方が早い。
陽が昇り1日があけて、陽が暮れて1日が終わる、当時の1日のサイクル時間を基準に、
実際の太陽の回りを自転する365日の地球時間とは別の、年間の「季節の時計」があった
のだろう。
人間の体内にも時計があって、「体内時計」といわれるものだ。生命科学分野で分析、研
究、解明されており、全身の各拠点に分散してあるそうだ。この研究、解明では、人間の生
理的な現象がいつ起きて、思考力、睡眠、食事、運動の起動時間が24時間のサイクルの
中で細かく分析、分類されている。生命科学分野の先端的な研究のひとつ。
私たちにとっては、感覚、感触でしか捉えてこなかった不可思議な現象の科学的な表現
方法での「体内時計」の実際の「存在」だ。
研究者からそう言われれば、(表現方法が)そうかなとも思う。そういえば、薬の効果で
もその効き目に疑問もあって、医師に確認すると返ってくる言葉が、「薬を飲んでいるから
まだ、その程度で済んでいる」という、変な納得をする世界。
しかし、薬の効果も、その患部に行き届かないことには効果はないことが分かっており、
他の健全な体内に分散しないその薬の「体内運搬システム(極小カプセル)」の研究開発
もこれからだ。
世の中は、まだまだ不可思議で、しかも、質(たち)の悪いことがいっぱいだ。
(1)政治資金規正法では、労組団体からの政治家個人への献金は使途区分不明瞭を招
き禁止しているのに、教職員組合から1600万円もが08年から政治家個人の口座に振り
込まれていたことが発覚し、捜索(容疑逮捕)を受けている。
報道によると、組合資金の裏金をプールして政治家個人に献金していたのではないかとい
うことだ。
政治資金がらみでは、首相、党幹事長の疑惑で世間を大きく揺るがして、また今回のあま
りに常識外れの並外れた不正疑惑だ。
国民、社会とは別次元のかけ離れた、国民から選ばれた政治家の、まったく「質(たち)
の悪さ」だ。
地検も地検で、今度こそはきちっと解明して国民の信頼、正義に応えることだ。
(2)冬季オリンピックも、日本が銀メダル3個、銅メダル2個で前回を上回ったのがどうのと
か、ロシアは金3個と惨敗で責任者の辞任問題にまで発展しそうで、服装の乱れで代表意
識がどうのとか、国、メディア総じて、スポーツのグローバル化、プロ化を目の当たりにしての、
今さらの不可思議だ。
ゲームとしてレベルを競うことは、多様に価値はあるが、ナショナリズムの狭い了見(intention)
は過去のもの。私たちのアスリートへの投資は、けっしてナショナリズムなどとは無縁の「感
動」、狭い了見ではない。
アスリートの閉会セレモニーでの底抜けのあかるさ、輝き(crystal)の表情が、国、メディア
には余計、まぶしかったのではないか。
寒さはなく、あっという間の春日和かと思いきや、日中は4月の暖かさという日も多く、中
間色の季節感が薄くなった亜熱帯気候化の日本。
プロ野球のオープン戦も始まって、下旬には甲子園「センバツ」高校野球も始まり、桜の
季節をむかえる。あっという間の4月で、季節の移り変わりが早く感じる3月をむかえた。
6月にはワールドカップサッカー南アフリカ大会も始まり、今年は季節の移り変わりにイ
ンパクトを与えるイベントも多い。
数100年前の日本には、1年を二十四の季節に分けた「二十四節季(せっき)」という
のがあった(暦の上では現在もある)。「時間」の感触が希薄な時代の「時」の移り変わり
を季節の中に細かく分類して、季節の時計(timepiece of seasons)としたものだろう。
大寒、立春、春分、大暑、立秋、秋分、立冬、等々。温暖化の現在の季節感と比べても、
1か月~1か月半程度は、当時の季節感の方が早い。
陽が昇り1日があけて、陽が暮れて1日が終わる、当時の1日のサイクル時間を基準に、
実際の太陽の回りを自転する365日の地球時間とは別の、年間の「季節の時計」があった
のだろう。
人間の体内にも時計があって、「体内時計」といわれるものだ。生命科学分野で分析、研
究、解明されており、全身の各拠点に分散してあるそうだ。この研究、解明では、人間の生
理的な現象がいつ起きて、思考力、睡眠、食事、運動の起動時間が24時間のサイクルの
中で細かく分析、分類されている。生命科学分野の先端的な研究のひとつ。
私たちにとっては、感覚、感触でしか捉えてこなかった不可思議な現象の科学的な表現
方法での「体内時計」の実際の「存在」だ。
研究者からそう言われれば、(表現方法が)そうかなとも思う。そういえば、薬の効果で
もその効き目に疑問もあって、医師に確認すると返ってくる言葉が、「薬を飲んでいるから
まだ、その程度で済んでいる」という、変な納得をする世界。
しかし、薬の効果も、その患部に行き届かないことには効果はないことが分かっており、
他の健全な体内に分散しないその薬の「体内運搬システム(極小カプセル)」の研究開発
もこれからだ。
世の中は、まだまだ不可思議で、しかも、質(たち)の悪いことがいっぱいだ。
(1)政治資金規正法では、労組団体からの政治家個人への献金は使途区分不明瞭を招
き禁止しているのに、教職員組合から1600万円もが08年から政治家個人の口座に振り
込まれていたことが発覚し、捜索(容疑逮捕)を受けている。
報道によると、組合資金の裏金をプールして政治家個人に献金していたのではないかとい
うことだ。
政治資金がらみでは、首相、党幹事長の疑惑で世間を大きく揺るがして、また今回のあま
りに常識外れの並外れた不正疑惑だ。
国民、社会とは別次元のかけ離れた、国民から選ばれた政治家の、まったく「質(たち)
の悪さ」だ。
地検も地検で、今度こそはきちっと解明して国民の信頼、正義に応えることだ。
(2)冬季オリンピックも、日本が銀メダル3個、銅メダル2個で前回を上回ったのがどうのと
か、ロシアは金3個と惨敗で責任者の辞任問題にまで発展しそうで、服装の乱れで代表意
識がどうのとか、国、メディア総じて、スポーツのグローバル化、プロ化を目の当たりにしての、
今さらの不可思議だ。
ゲームとしてレベルを競うことは、多様に価値はあるが、ナショナリズムの狭い了見(intention)
は過去のもの。私たちのアスリートへの投資は、けっしてナショナリズムなどとは無縁の「感
動」、狭い了見ではない。
アスリートの閉会セレモニーでの底抜けのあかるさ、輝き(crystal)の表情が、国、メディア
には余計、まぶしかったのではないか。