(1)ソチ・オリンピックは西側主要国の首脳がロシアの人権問題に抗議を示して次々と開会式への出席を取り止めて、これに西側主要国としてただひとり安倍首相が出席した。北方4島の返還問題を抱えてロシアのプーチン大統領との良好関係を示すためと見られている。
西側主要国で唯一の安倍首相の開会式出席というアピールに合わせて、ソチ・オリンピックは日本のメダル獲得への大きな期待、注目もある。
長野オリンピックのメダル10個(冬季これまでの最高)を上回るメダル獲得への期待もある。
(2)ところがフタをあけて見ると、そうは簡単に皮算用もいかない現実の厳しさが迎えている。女子モーグルでは前回4位の上村愛子さんにメダルの期待がかかったが、今回も4位とわずかにメダルに届かなかった。
もちろん世界の中で、オリンピックで2大会連続の4位とはすばらしい記録には違いはない。
(3)今やフィギュア王国となった日本のフィギュア団体はメダル有力と見られて、絶対的エースの羽生結弦さんのショートプログラムでの圧巻の1位で発進したが、あとが続かずに総合5位とやはりメダルに届かなかった。
女子エースの浅田真央さんの出場したショートでは、その前に演技したロシアの新星リプニツカヤさんが抜群の演技(1位)を見せて、地元でもあり大歓声余韻の中での演技開始となり違和感が残ったのか、いきなり3回転半が転倒となって3位と精彩を欠いた。
(4)思い出すのは前回バンクーバー・オリンピックでのこと、浅田真央さんがショートで抜群の出来栄えを見せてやはり会場の大歓声の中、これを見ていた次に演技するキム・ヨナさんの顔がクローズアップされた時に(なかなか、やるじゃないといったように)「不敵な笑み(bold smile)」を見せて、そのとおり大歓声が残るリンクでさらに上を行く見事な演技を見せて金メダルに輝いた。
「不敵な笑み」には、練習に裏打ちされた「ゆるぎない(solid)」自信と「不屈(inflexible)」の精神力が見て取れた。
今回のメダル有望の日本フィギュア団体での浅田真央さん、鈴木明子さん(フリー4位)の本来の力量が発揮できなかった姿、精神性との違いはあまりに鮮烈だった。
(5)直近ワールドカップで優勝するなど好調のこれもメダル期待のかかったジャンプ・ノーマルヒルの葛西紀明さんは8位に終わった。
若手エースの伊東大貴さんをジャンプ・ラージヒルだけに回したツケが回ってきた。潜在能力のあるエースには好不調にかかわらずに2種目チャレンジの機会を与えるべきだった。
(6)フィギュア男子の高橋大輔さんがその昨日にソチ入りした。今回はケガの回復、男子3番目の選出というハンディがあったのか、これまで動向(直前までモスクワで調整ー報道)が伝えられなかった。
フィギュア日本は、高橋大輔さんのリーダーシップ力、人望、まとめ役の「支え」のチーム力でもあったから、フィギュア団体で絶対エースの羽生さんはいても高橋大輔さんをチームとして欠いていたのは残念だった。
(7)高橋大輔さんはこれまでも大ケガのあとは見事な立ち直りを見せてきたので、その精神力、克服力には期待してもいいのではないのか。
使用する楽曲の作者別人代作問題も、多分不屈のバネとしてリンクでは大いにジャンプしてくれる期待は大きいはずだ。
(8)メダル10個を超える期待は少しは狭(せば)まったが、オリンピックはこれからだ。(olympic games goes on from now , yet)
しかし、日本はオリンピックを国あげてのサポートセンターで支援していながら、今オリンピックでは負傷により闘わずに棄権という例も目に付く。選考も含めてどこかに無理があるのではないのか。
西側主要国で唯一の安倍首相の開会式出席というアピールに合わせて、ソチ・オリンピックは日本のメダル獲得への大きな期待、注目もある。
長野オリンピックのメダル10個(冬季これまでの最高)を上回るメダル獲得への期待もある。
(2)ところがフタをあけて見ると、そうは簡単に皮算用もいかない現実の厳しさが迎えている。女子モーグルでは前回4位の上村愛子さんにメダルの期待がかかったが、今回も4位とわずかにメダルに届かなかった。
もちろん世界の中で、オリンピックで2大会連続の4位とはすばらしい記録には違いはない。
(3)今やフィギュア王国となった日本のフィギュア団体はメダル有力と見られて、絶対的エースの羽生結弦さんのショートプログラムでの圧巻の1位で発進したが、あとが続かずに総合5位とやはりメダルに届かなかった。
女子エースの浅田真央さんの出場したショートでは、その前に演技したロシアの新星リプニツカヤさんが抜群の演技(1位)を見せて、地元でもあり大歓声余韻の中での演技開始となり違和感が残ったのか、いきなり3回転半が転倒となって3位と精彩を欠いた。
(4)思い出すのは前回バンクーバー・オリンピックでのこと、浅田真央さんがショートで抜群の出来栄えを見せてやはり会場の大歓声の中、これを見ていた次に演技するキム・ヨナさんの顔がクローズアップされた時に(なかなか、やるじゃないといったように)「不敵な笑み(bold smile)」を見せて、そのとおり大歓声が残るリンクでさらに上を行く見事な演技を見せて金メダルに輝いた。
「不敵な笑み」には、練習に裏打ちされた「ゆるぎない(solid)」自信と「不屈(inflexible)」の精神力が見て取れた。
今回のメダル有望の日本フィギュア団体での浅田真央さん、鈴木明子さん(フリー4位)の本来の力量が発揮できなかった姿、精神性との違いはあまりに鮮烈だった。
(5)直近ワールドカップで優勝するなど好調のこれもメダル期待のかかったジャンプ・ノーマルヒルの葛西紀明さんは8位に終わった。
若手エースの伊東大貴さんをジャンプ・ラージヒルだけに回したツケが回ってきた。潜在能力のあるエースには好不調にかかわらずに2種目チャレンジの機会を与えるべきだった。
(6)フィギュア男子の高橋大輔さんがその昨日にソチ入りした。今回はケガの回復、男子3番目の選出というハンディがあったのか、これまで動向(直前までモスクワで調整ー報道)が伝えられなかった。
フィギュア日本は、高橋大輔さんのリーダーシップ力、人望、まとめ役の「支え」のチーム力でもあったから、フィギュア団体で絶対エースの羽生さんはいても高橋大輔さんをチームとして欠いていたのは残念だった。
(7)高橋大輔さんはこれまでも大ケガのあとは見事な立ち直りを見せてきたので、その精神力、克服力には期待してもいいのではないのか。
使用する楽曲の作者別人代作問題も、多分不屈のバネとしてリンクでは大いにジャンプしてくれる期待は大きいはずだ。
(8)メダル10個を超える期待は少しは狭(せば)まったが、オリンピックはこれからだ。(olympic games goes on from now , yet)
しかし、日本はオリンピックを国あげてのサポートセンターで支援していながら、今オリンピックでは負傷により闘わずに棄権という例も目に付く。選考も含めてどこかに無理があるのではないのか。