(1)前回のバンクーバーオリンピックでは女子フィギュアの金メダルが韓国のキム・ヨナさんで銀メダルが日本の浅田真央さん、そして今回のソチ・オリンピック男子フィギュアのメダリスト3人の写真を見ると全員がアジア系スケーター(skater of asia zone)で占められた。
金メダルの日本の羽生結弦さん、銀メダルのカナダのパトリック・チャンさんは両親が中国生まれで、銅メダルのカザフスタンのデニス・テンさんは朝鮮系民族(報道)とすべてアジア系のスケーターだ。
(2)フィギュアスケートは、練習環境(facilities)、コンディション、指導コーチ(技術、振り付け、音楽)、スケート用具(製作、調整)、衣装、広報宣伝とひとりのスケーターにかかわるスタッフが多岐にわたり、ひとつのコングロマリット(conglomerate)を形成してスケーターを支えているので潤沢な資金力が必要不可欠だ。
スケーターは主要大会での好成績をおさめて注目、関心を集めて資金獲得、援助を受けるとともに、オフシーズンにはアイスショーなどに出演して収入を増やしていく。
スケーターはもちろん計画、練習、準備の厳しさを耐えてきた結果としての競技本能からすべての機会、大会で見合った成績結果を残したい、追求するものではあるが、スケーターを頂点とするコングロマリット企業の一大責任を負っての自覚、認識から成績結果にことさらこだわる競技環境にある。
(3)海外の著名なコーチに師事して練習環境の拠点を海外に置くこともしばしばだ。羽生さんは前回バンクーバーオリンピックでキム・ヨナさんを金メダルに導いたカナダのブライアン・オーサーさんに師事してカナダを拠点に練習しており、今回ソチ・オリンピックで見事に金メダルを獲得した。
(4)羽生さんは、いわずと世界経済の中心軸となりつつある堅調アジア経済の一翼を担う日本、パトリック・チャンさんは両親が新興国を代表する経済大国の中国出身で、米国とともに北米経済を構成する資源国カナダ生まれ、デニス・テンさんは中央アジアの豊富な天然資源国として経済力を持つカザフスタン出身(現在は米国を拠点ー報道)
で、ともに競技資金力の背景には恵まれている。
(5)一方、かってのフィギュア王国の欧州、ドイツ、フランス、イタリアは現在もEU国(ドイツはひとり堅調ではあるが)全体としては財政不安を抱えたままで経済的不安の背景をそのままに反映して、近年はフィギュア競技の低迷が続いている。
今大会は男子フィギュア勢力図が世紀、世代交代とともに、日本を頂点とするアジア系へ移行した(skater of asia zone has main axis in the world)ことを印象付けたものとなった。
(6)その日本は、今回のソチ・オリンピックを契機にこれまでの日本のエースとしてフィギュア界を引っ張ってきた高橋大輔さんをはじめ一線級スケーターの事実上の引退も伝えられて、一転、羽生ひとり時代を迎える競技層の薄さも言われている。
羽生さんがひとりがんばっている間に、今回の羽生さんの金メダルにあこがれての子どもたちの中から感動をはこぶ有望なスケーターが出現することは、素地は十分にある。
金メダルの日本の羽生結弦さん、銀メダルのカナダのパトリック・チャンさんは両親が中国生まれで、銅メダルのカザフスタンのデニス・テンさんは朝鮮系民族(報道)とすべてアジア系のスケーターだ。
(2)フィギュアスケートは、練習環境(facilities)、コンディション、指導コーチ(技術、振り付け、音楽)、スケート用具(製作、調整)、衣装、広報宣伝とひとりのスケーターにかかわるスタッフが多岐にわたり、ひとつのコングロマリット(conglomerate)を形成してスケーターを支えているので潤沢な資金力が必要不可欠だ。
スケーターは主要大会での好成績をおさめて注目、関心を集めて資金獲得、援助を受けるとともに、オフシーズンにはアイスショーなどに出演して収入を増やしていく。
スケーターはもちろん計画、練習、準備の厳しさを耐えてきた結果としての競技本能からすべての機会、大会で見合った成績結果を残したい、追求するものではあるが、スケーターを頂点とするコングロマリット企業の一大責任を負っての自覚、認識から成績結果にことさらこだわる競技環境にある。
(3)海外の著名なコーチに師事して練習環境の拠点を海外に置くこともしばしばだ。羽生さんは前回バンクーバーオリンピックでキム・ヨナさんを金メダルに導いたカナダのブライアン・オーサーさんに師事してカナダを拠点に練習しており、今回ソチ・オリンピックで見事に金メダルを獲得した。
(4)羽生さんは、いわずと世界経済の中心軸となりつつある堅調アジア経済の一翼を担う日本、パトリック・チャンさんは両親が新興国を代表する経済大国の中国出身で、米国とともに北米経済を構成する資源国カナダ生まれ、デニス・テンさんは中央アジアの豊富な天然資源国として経済力を持つカザフスタン出身(現在は米国を拠点ー報道)
で、ともに競技資金力の背景には恵まれている。
(5)一方、かってのフィギュア王国の欧州、ドイツ、フランス、イタリアは現在もEU国(ドイツはひとり堅調ではあるが)全体としては財政不安を抱えたままで経済的不安の背景をそのままに反映して、近年はフィギュア競技の低迷が続いている。
今大会は男子フィギュア勢力図が世紀、世代交代とともに、日本を頂点とするアジア系へ移行した(skater of asia zone has main axis in the world)ことを印象付けたものとなった。
(6)その日本は、今回のソチ・オリンピックを契機にこれまでの日本のエースとしてフィギュア界を引っ張ってきた高橋大輔さんをはじめ一線級スケーターの事実上の引退も伝えられて、一転、羽生ひとり時代を迎える競技層の薄さも言われている。
羽生さんがひとりがんばっている間に、今回の羽生さんの金メダルにあこがれての子どもたちの中から感動をはこぶ有望なスケーターが出現することは、素地は十分にある。