(1)ソチ・オリンピックでは日本代表選手の活躍が伝わってきて、今回は10代選手の活躍、19才の羽生さんの金メダルと対極としての41才の葛西さんの銀メダルでメダル獲得数も8個と冬季オリンピックの歴代最高を数えて、団体競技では信頼と団結力の美談も心に伝わる感動を与えてくれた。
そして20日の女子フィギュアでは、浅田真央さんが世界でただひとり跳び成功させてきた3回転半ジャンプをはじめ6種類の3回転ジャンプを8度成功させて自己最高点を記録して順位を前日の16位から6位に押し上げて、何より見るものに感動、感激を伝えるオリンピックだ。
ところが、その日本では政治、社会がどうも変だ。ついでに言えば、円安株高効果で順調にきていたかに見えた経済も貿易収支の赤字拡大に平均賃金の4年ぶりの減少、さらに4月の消費税8%引き上げを控えて先行き不安材料のデータが覆ってきた。
(2)政治は昨年末の特定秘密保護法の強行成立から国民の心、社会に何か暗い影が覆い始めて、今年に入って通常国会が始まってそれでも高い安倍内閣の支持率(50%台)に与党自民党一強時代を背景に、集団的自衛権行使問題であくまで官邸主導で憲法解釈論で容認をはかろうとする安倍首相の強気一辺倒の発言が目立ち、与野党の議論はかみ合わずに虚弱野党の追及は相手にもされずに原稿棒読みしてはぐらかす安倍首相と時間だけが過ぎる無為な国会論戦を見せつけられている。
(3)クラシック音楽で異例のヒット作(CD売り上げ15万枚)を出した両耳が聞こえない作曲家の佐村河内さんは、実は18年にもわたって別の影の作曲者を使っていたことを自ら認め、障害者認定を受けながら数年前から聞き取ることが出来ていた(本人談)という社会をあざむく話題に、安倍首相寄りの要職(任命)者などからの問題発言が相次いでいる。
NHK新会長の籾井さんは就任会見で個人的な歴史観にもとづく放送人としての資質、自覚を疑われる発言が問題となって、社会的批判を浴びて国会でも連日責任を追及されている。国会追及ではNHKを代表する人物としてのロジック(logic)の展開はまったく見られずに、これまた用意された原稿棒読みに終始してはぐらかすだけだ。
本人は辞める気はないようだがNHKはケネディ米大使の取材も断られて放送業にも影響が出ており(報道)、見るに聞くに堪えない醜態で辞任は時間の問題だ。
(4)同じ安倍首相に近いNHK経営委員の学者、作家2名からは右翼礼賛発言や戦前軍国思想支持発言に都知事選応援での相手候補者への罵倒発言が批判を受けている。
そこえきて衛藤首相補佐官が自らの動画サイトで安倍首相の靖国参拝に失望した米国を非難して官房長官の指示で撤回させられ、また安倍首相の経済政策ブレーンの官房参与が米紙インタビューで「日本が力強い経済を必要としているのは、より強力な軍隊を持って中国に対峙できるようにするため」(報道)と語り、安倍首相に近い考えととらえられて問題化している。
(5)安倍首相は官邸主導政治で与党自民党を押さえ国政を牛耳っているが、そのごう慢手法がブレーン(brain)の中からも次々と歯止めの利かない極論となって制御も利かずに発信され続けて(over flow)いる。
そのどれもが思想偏向で戦前ナショナリズム(nationalism)に満ちたものだ。何か浮かれたいやな暗い霧が日本を覆っている(dark fog cover the society)ような気分だ。
そして20日の女子フィギュアでは、浅田真央さんが世界でただひとり跳び成功させてきた3回転半ジャンプをはじめ6種類の3回転ジャンプを8度成功させて自己最高点を記録して順位を前日の16位から6位に押し上げて、何より見るものに感動、感激を伝えるオリンピックだ。
ところが、その日本では政治、社会がどうも変だ。ついでに言えば、円安株高効果で順調にきていたかに見えた経済も貿易収支の赤字拡大に平均賃金の4年ぶりの減少、さらに4月の消費税8%引き上げを控えて先行き不安材料のデータが覆ってきた。
(2)政治は昨年末の特定秘密保護法の強行成立から国民の心、社会に何か暗い影が覆い始めて、今年に入って通常国会が始まってそれでも高い安倍内閣の支持率(50%台)に与党自民党一強時代を背景に、集団的自衛権行使問題であくまで官邸主導で憲法解釈論で容認をはかろうとする安倍首相の強気一辺倒の発言が目立ち、与野党の議論はかみ合わずに虚弱野党の追及は相手にもされずに原稿棒読みしてはぐらかす安倍首相と時間だけが過ぎる無為な国会論戦を見せつけられている。
(3)クラシック音楽で異例のヒット作(CD売り上げ15万枚)を出した両耳が聞こえない作曲家の佐村河内さんは、実は18年にもわたって別の影の作曲者を使っていたことを自ら認め、障害者認定を受けながら数年前から聞き取ることが出来ていた(本人談)という社会をあざむく話題に、安倍首相寄りの要職(任命)者などからの問題発言が相次いでいる。
NHK新会長の籾井さんは就任会見で個人的な歴史観にもとづく放送人としての資質、自覚を疑われる発言が問題となって、社会的批判を浴びて国会でも連日責任を追及されている。国会追及ではNHKを代表する人物としてのロジック(logic)の展開はまったく見られずに、これまた用意された原稿棒読みに終始してはぐらかすだけだ。
本人は辞める気はないようだがNHKはケネディ米大使の取材も断られて放送業にも影響が出ており(報道)、見るに聞くに堪えない醜態で辞任は時間の問題だ。
(4)同じ安倍首相に近いNHK経営委員の学者、作家2名からは右翼礼賛発言や戦前軍国思想支持発言に都知事選応援での相手候補者への罵倒発言が批判を受けている。
そこえきて衛藤首相補佐官が自らの動画サイトで安倍首相の靖国参拝に失望した米国を非難して官房長官の指示で撤回させられ、また安倍首相の経済政策ブレーンの官房参与が米紙インタビューで「日本が力強い経済を必要としているのは、より強力な軍隊を持って中国に対峙できるようにするため」(報道)と語り、安倍首相に近い考えととらえられて問題化している。
(5)安倍首相は官邸主導政治で与党自民党を押さえ国政を牛耳っているが、そのごう慢手法がブレーン(brain)の中からも次々と歯止めの利かない極論となって制御も利かずに発信され続けて(over flow)いる。
そのどれもが思想偏向で戦前ナショナリズム(nationalism)に満ちたものだ。何か浮かれたいやな暗い霧が日本を覆っている(dark fog cover the society)ような気分だ。