財津和夫さんが「名古屋はいつも温かく迎えていただけるのでありがたい」と言った。「サボテンの花」が終わってホールを圧倒する割れんばかりの観客の拍手が長く続き、その後の冒頭の財津さんMCの後もまたまた割れんばかりの拍手が長く続いて、次に移ろうとする財津さんがなかなか移れないでマイクの前で躊躇(ちゅうちょ)する様子がありありの長い嵐のような観客の拍手で財津さんに応えました。
安部俊幸さんが天の川に2度目の旅立ちをしてから初めての名古屋での財津和夫さんの「チューリップの夢を歌う」コンサートです。
9月20日17時30分すぎにバンドメンバーがステージに登場し、ホリゾンタル(horizontal)にスクリーンが降りてきて財津和夫・姫野達也・スタッフ一同名で「本日のコンサートを安部俊幸君に捧げる」とのクレジット(credit)が浮かびます。
そのせいか今回の財津和夫さんは緊張感ではない、いつも以上に随分と「力」が入っている様子が伝わってきます。顔も終始毅然とした雰囲気が漂います。
「あなたと巡り会って」も今回はなぜか安部俊幸さんへの想いのように聞こえてきます。財津さんと姫野さんとのコラボ、アコースティックコーナーはもうひと工夫必要です。
途中休憩のあとの姫野さんのソロコーナーでは、「博多っ子純情」を歌う前に「アルバムのために安部俊幸とふたりで曲をつくろうということになって、テーマはふるさとを想うものにすることになった。安部俊幸が書いてきた詞は僕がイメージしたもの(曲)とは違うものだったのですが、何度も何度も歌っているうちにそうかこういう歌もあるんだと思うようになり、いまでは僕のステージに欠かせない歌になりました」とこのあと数曲安部俊幸(詞)・姫野達也(曲)共作の曲を歌いました。
「博多っ子純情」は「山笠は千代町流れ 悲しみを押し流す」から「ひとりぼっち ならば ポケットに手をさし込み 背中丸め歩けばいい」と情感、臨場感あふれる叙事詩(epic)で美しい曲です。
「青春の影」は最近はちょっと線の細い声で物足りなさも見受けられたんですが、今回は高音、音程ともに安定して力強く抜群の「青春の影」を聞かせました。もちろん、ここでも万雷の拍手を受けました。
アンコール前のラスト「bridge over trouble water」も熱唱でしたが、困難な時にはいつでも君のそばにいるよと、今回は安部俊幸さんへの想いのように聞こえてきて、感慨深いものがあました。
財津さん、姫野さんからは特に安部俊幸さん旅立ちへのコメントはなく、毅然としてコンサートを進めましたが、歌の随所にそう思わせるものが散りばめられておりこちらが安部俊幸さんを何度か意識するコンサートになりました。
終演後のロビーで元気な塩瀬さんをお見かけしました。
安部俊幸さんの旅立ちで、これでチューリップコンサートはないのか、メンバーの年令からいっても安部さんの存在感からいってもそういう想いはあるかもしれないが、97年からのチューリップコンサートも純然たるオリジナルメンバーではなかったし、憧れたビートルズは4人、現在の4人のメンバーでも各セクションは十分こなせるし、4人のチューリップコンサートは可能だし、一度はやってもいいのではないのか。
安部俊幸さんが天の川に2度目の旅立ちをしてから初めての名古屋での財津和夫さんの「チューリップの夢を歌う」コンサートです。
9月20日17時30分すぎにバンドメンバーがステージに登場し、ホリゾンタル(horizontal)にスクリーンが降りてきて財津和夫・姫野達也・スタッフ一同名で「本日のコンサートを安部俊幸君に捧げる」とのクレジット(credit)が浮かびます。
そのせいか今回の財津和夫さんは緊張感ではない、いつも以上に随分と「力」が入っている様子が伝わってきます。顔も終始毅然とした雰囲気が漂います。
「あなたと巡り会って」も今回はなぜか安部俊幸さんへの想いのように聞こえてきます。財津さんと姫野さんとのコラボ、アコースティックコーナーはもうひと工夫必要です。
途中休憩のあとの姫野さんのソロコーナーでは、「博多っ子純情」を歌う前に「アルバムのために安部俊幸とふたりで曲をつくろうということになって、テーマはふるさとを想うものにすることになった。安部俊幸が書いてきた詞は僕がイメージしたもの(曲)とは違うものだったのですが、何度も何度も歌っているうちにそうかこういう歌もあるんだと思うようになり、いまでは僕のステージに欠かせない歌になりました」とこのあと数曲安部俊幸(詞)・姫野達也(曲)共作の曲を歌いました。
「博多っ子純情」は「山笠は千代町流れ 悲しみを押し流す」から「ひとりぼっち ならば ポケットに手をさし込み 背中丸め歩けばいい」と情感、臨場感あふれる叙事詩(epic)で美しい曲です。
「青春の影」は最近はちょっと線の細い声で物足りなさも見受けられたんですが、今回は高音、音程ともに安定して力強く抜群の「青春の影」を聞かせました。もちろん、ここでも万雷の拍手を受けました。
アンコール前のラスト「bridge over trouble water」も熱唱でしたが、困難な時にはいつでも君のそばにいるよと、今回は安部俊幸さんへの想いのように聞こえてきて、感慨深いものがあました。
財津さん、姫野さんからは特に安部俊幸さん旅立ちへのコメントはなく、毅然としてコンサートを進めましたが、歌の随所にそう思わせるものが散りばめられておりこちらが安部俊幸さんを何度か意識するコンサートになりました。
終演後のロビーで元気な塩瀬さんをお見かけしました。
安部俊幸さんの旅立ちで、これでチューリップコンサートはないのか、メンバーの年令からいっても安部さんの存在感からいってもそういう想いはあるかもしれないが、97年からのチューリップコンサートも純然たるオリジナルメンバーではなかったし、憧れたビートルズは4人、現在の4人のメンバーでも各セクションは十分こなせるし、4人のチューリップコンサートは可能だし、一度はやってもいいのではないのか。