(1)日本の食文化に対する国際的規制、関与が続いている。最大の消費国(consumption state)で80%以上が日本で食用化されるウナギで、ニホンウナギの稚魚(シラスウナギ)の絶滅を防ぐために日本と中国、韓国、台湾のアジア圏で養殖に使うウナギ稚魚20%削減が合意された。
国際捕鯨委員会(IWC)では日本の「調査捕鯨」の中止について協議が続けられている。ともに日本の伝統食文化に対する国際社会からの海洋自然(天然)資源の保護と絶滅(extinction)を防ぐ規制、制限の高まりによる国、関係機関での協議によるものだ。
(2)ともに法的拘束力(国の合意は別にして)はないが、日本独特、独自の食文化にもとづく乱獲(overhunting)が国際問題化されているもので、無視するというわけにもいかない。
むしろ最大消費国の日本としては海洋自然(天然)資源保護の使命、役割、責任も高いということだ。食文化は世界各国、地域で文化、歴史、伝統、自然環境の違いの中で多様、様々であり、本来独自思想に根差した普遍的な唯一絶対の文化である。
(3)各国、各地域それぞれの事情により独特、独自の食文化が根差して定着し、互いに干渉、関与の効かない古典的、普遍的伝統文化でもある。
それぞれが自由に規制、制限されることなく、保護意識もなく、質(味)、内容、栄養を享受してきた食文化を通してきた。
当然のように当該国では乱獲が進んで、生息無限大ではない海洋自然(天然)資源は生息の危機を迎えて、種類によっては絶滅の危機を迎えるものもある。
(4)有限資源の海洋自然(天然)資源を食用化するならば、それを生育し継承し保護する思想、文化、責任も必要であるが、その意識、文化はかっては高くなく、食文化を充足、満足させる捕獲中心のものであった。
自然植物資源は生活エリアに土壌をつくり、種をまき、収穫しのサイクル栽培を生活習慣としているのに、海洋自然(天然)資源に関しては世界の漁場を目指して進出し、捕獲するだけの自然消滅型の非生産的な文化であった。
(5)わずかに日本捕鯨は「調査捕鯨」と称して規制、保存、保護を目的に一応乱獲を防ぐ方策はとられてきた。
しかし、調査捕鯨といいながら毎年くり返して実施して、その調査結果、成果については国際社会を納得させるものもなく、同じように長年調査捕鯨ををただくり返していては、これは「通常捕鯨」ということでとても理解され、説得力のあるものではない。
(6)今回のIWC総会でも本日反捕鯨国の支持が多数を占めて日本の調査捕鯨の先延ばしが決議されたが、これに法的拘束力はなく日本は15年度も調査捕鯨を続行する意思を表明(報道)している。
調査捕鯨というなら、海洋資源の現状、分析、生息状況を把握して海洋自然(天然)資源保護、活用を含めた将来展望、計画、方針を示して国際社会の理解を求めるべきだ。
(7)有限海洋自然(天然)資源の保護、乱獲禁止の国際世論の高まりの中で、ウナギでもシラスウナギの完全養殖実験、大量養殖化も進められており、伝統的独自の食文化を守るために自然天然資源の生育、保護、活用に向けた持続可能な(sustainability)生育、保護システムを構築することも自然天然資源の恩恵(benefit)を受けるものの責任である。
国際捕鯨委員会(IWC)では日本の「調査捕鯨」の中止について協議が続けられている。ともに日本の伝統食文化に対する国際社会からの海洋自然(天然)資源の保護と絶滅(extinction)を防ぐ規制、制限の高まりによる国、関係機関での協議によるものだ。
(2)ともに法的拘束力(国の合意は別にして)はないが、日本独特、独自の食文化にもとづく乱獲(overhunting)が国際問題化されているもので、無視するというわけにもいかない。
むしろ最大消費国の日本としては海洋自然(天然)資源保護の使命、役割、責任も高いということだ。食文化は世界各国、地域で文化、歴史、伝統、自然環境の違いの中で多様、様々であり、本来独自思想に根差した普遍的な唯一絶対の文化である。
(3)各国、各地域それぞれの事情により独特、独自の食文化が根差して定着し、互いに干渉、関与の効かない古典的、普遍的伝統文化でもある。
それぞれが自由に規制、制限されることなく、保護意識もなく、質(味)、内容、栄養を享受してきた食文化を通してきた。
当然のように当該国では乱獲が進んで、生息無限大ではない海洋自然(天然)資源は生息の危機を迎えて、種類によっては絶滅の危機を迎えるものもある。
(4)有限資源の海洋自然(天然)資源を食用化するならば、それを生育し継承し保護する思想、文化、責任も必要であるが、その意識、文化はかっては高くなく、食文化を充足、満足させる捕獲中心のものであった。
自然植物資源は生活エリアに土壌をつくり、種をまき、収穫しのサイクル栽培を生活習慣としているのに、海洋自然(天然)資源に関しては世界の漁場を目指して進出し、捕獲するだけの自然消滅型の非生産的な文化であった。
(5)わずかに日本捕鯨は「調査捕鯨」と称して規制、保存、保護を目的に一応乱獲を防ぐ方策はとられてきた。
しかし、調査捕鯨といいながら毎年くり返して実施して、その調査結果、成果については国際社会を納得させるものもなく、同じように長年調査捕鯨ををただくり返していては、これは「通常捕鯨」ということでとても理解され、説得力のあるものではない。
(6)今回のIWC総会でも本日反捕鯨国の支持が多数を占めて日本の調査捕鯨の先延ばしが決議されたが、これに法的拘束力はなく日本は15年度も調査捕鯨を続行する意思を表明(報道)している。
調査捕鯨というなら、海洋資源の現状、分析、生息状況を把握して海洋自然(天然)資源保護、活用を含めた将来展望、計画、方針を示して国際社会の理解を求めるべきだ。
(7)有限海洋自然(天然)資源の保護、乱獲禁止の国際世論の高まりの中で、ウナギでもシラスウナギの完全養殖実験、大量養殖化も進められており、伝統的独自の食文化を守るために自然天然資源の生育、保護、活用に向けた持続可能な(sustainability)生育、保護システムを構築することも自然天然資源の恩恵(benefit)を受けるものの責任である。