(1)かっては10年ひと昔といわれたものだが、情報化、AI時代、社会においては主流のスマホが1年ごとに新機種、アプリが出て若者中心に時代、情報を変えていく1年ひと昔の変化の時代を迎えている。
かっては仕立てのいい服は一生ものといわれたが、今日的時代は1年持てばいい比較手ごろな値段で消耗品扱いだ。
(2)そういう時代に安倍首相はこの20日で首相在任期間が2887日となり歴代最長首相となる。自民党総裁として党規約を改正して1期3年、2期までを連続3期までとして、このままでは連続9年総裁を務めることになり、10年ひと昔時代でも「ひと昔」の総裁だ。
自民党内にはこれといった後継者がいないこともあり、さらに安倍総裁4選の声も聞かれるが、本人は否定している。
(3)安倍総裁(首相)が任期を延長してこだわるのは、日本で初めて憲法改正の実施だ。保守思想の強い安倍総裁、首相としては戦後平和憲法は米軍の押し付け憲法であり主権国家として自主憲法制定を目指していたこともあり、憲法改正は現在の目指す念願の政治課題だ。
自民党の改憲試案では自衛隊を国防軍として憲法9条の改正を目指すものだが、連立を組む公明党の支持を得られないこともありとりあえずとってつけたような第9条に自衛隊を明記するというものだ。
(4)自衛隊はかっては当時100議席以上維持の野党第1党の護憲革新勢力、非武装中立論の社会党などからは長らく憲法違反として位置づけられて、その後国民の間での個別的自衛権の理解の深まりの中で社会党などは自衛隊合憲論に転じて、護憲革新勢力の社会党は政府反対勢力としての存在感をなくして消滅した。その流れを現在わずかに衆参ともに2議席の社民党として残しているだけだ。憲法学者からは現在も自衛隊違憲論が根強い。
(5)情報化、AI時代で1年ひと昔の変化の時代で、安倍総裁、首相が10年近くも自民党総裁、首相を務めており、近年は安倍首相自らに権力疑惑が向けられて、また常に任命した問題大臣の辞任がまとわりついて任命責任の軽さが出て、さらに安倍政権を支える菅官房長官が押した大臣が就任1か月余りで更迭、辞任するという失態続きで、在任歴代1位の安倍首相、政権はタガがゆるんでガバナンスが機能不良をきたしている。
安倍内閣は「仕立てのいい」内閣とはとてもいえずに、手ごろな見立ての「消耗品」内閣だ。
(6)10年ひと昔時代にも「昔の人」になりつつある安倍首相だが、今日的な1年ひと昔の変化の時代に長期政権のおごり、油断、過信、慣れ、矛盾が噴出して制御不良の政権末期の様相もみえる。
これもかっては1年ごとの政権交代が続き国際政治からの信用を失うといわれたものだが、長期政権になったらなったで腐敗、ガバナンス欠如で、政治権力は1期2~4年、2期までというところがせいぜい、せめてもというところだ。
かっては仕立てのいい服は一生ものといわれたが、今日的時代は1年持てばいい比較手ごろな値段で消耗品扱いだ。
(2)そういう時代に安倍首相はこの20日で首相在任期間が2887日となり歴代最長首相となる。自民党総裁として党規約を改正して1期3年、2期までを連続3期までとして、このままでは連続9年総裁を務めることになり、10年ひと昔時代でも「ひと昔」の総裁だ。
自民党内にはこれといった後継者がいないこともあり、さらに安倍総裁4選の声も聞かれるが、本人は否定している。
(3)安倍総裁(首相)が任期を延長してこだわるのは、日本で初めて憲法改正の実施だ。保守思想の強い安倍総裁、首相としては戦後平和憲法は米軍の押し付け憲法であり主権国家として自主憲法制定を目指していたこともあり、憲法改正は現在の目指す念願の政治課題だ。
自民党の改憲試案では自衛隊を国防軍として憲法9条の改正を目指すものだが、連立を組む公明党の支持を得られないこともありとりあえずとってつけたような第9条に自衛隊を明記するというものだ。
(4)自衛隊はかっては当時100議席以上維持の野党第1党の護憲革新勢力、非武装中立論の社会党などからは長らく憲法違反として位置づけられて、その後国民の間での個別的自衛権の理解の深まりの中で社会党などは自衛隊合憲論に転じて、護憲革新勢力の社会党は政府反対勢力としての存在感をなくして消滅した。その流れを現在わずかに衆参ともに2議席の社民党として残しているだけだ。憲法学者からは現在も自衛隊違憲論が根強い。
(5)情報化、AI時代で1年ひと昔の変化の時代で、安倍総裁、首相が10年近くも自民党総裁、首相を務めており、近年は安倍首相自らに権力疑惑が向けられて、また常に任命した問題大臣の辞任がまとわりついて任命責任の軽さが出て、さらに安倍政権を支える菅官房長官が押した大臣が就任1か月余りで更迭、辞任するという失態続きで、在任歴代1位の安倍首相、政権はタガがゆるんでガバナンスが機能不良をきたしている。
安倍内閣は「仕立てのいい」内閣とはとてもいえずに、手ごろな見立ての「消耗品」内閣だ。
(6)10年ひと昔時代にも「昔の人」になりつつある安倍首相だが、今日的な1年ひと昔の変化の時代に長期政権のおごり、油断、過信、慣れ、矛盾が噴出して制御不良の政権末期の様相もみえる。
これもかっては1年ごとの政権交代が続き国際政治からの信用を失うといわれたものだが、長期政権になったらなったで腐敗、ガバナンス欠如で、政治権力は1期2~4年、2期までというところがせいぜい、せめてもというところだ。