サブカルチャーマシンガン

自分だけの「好き」を貫く為のブログ。

micco「星空ポケット」@仙川KICK BACK CAFE 15.11.14

2015-11-15 | LIVE
                                      
昨日はmiccoさんのライブを観に仙川へ。









世の中にはライブ中に命を奪われる国がある中で
とても素直に平和に、楽しく嬉しくライブが観れるって事実だけでも幸せを感じる今日この頃です
この日のワンマンライブは・・・なんだかすっごい“勇気”をもらえた気がしました
miccoさんも色々心情的には辛いでしょうに、それでも明るく、
涙を流しても明るく笑顔で歌い続けようと「頑張る」姿に物凄く感銘を受けました
自分はあそこまでガムシャラになれてるんだろうか、あそこまで頑張れてるんだろうか、、、と思うと
ふと内省的な気分にもなったり、兎角ものすごいものを観てしまった、という気持ちでいっぱいです
どんな事が起きようが、悲しみに包まれようが、皆の為に彼女の為に笑顔であろうとするmiccoさんのスタンスが素晴らしかった
正直一生忘れられないだろうな・・・と思うくらいの「夢ぐも」でした(先にセトリバラしちゃうけど)
とても美しいものを観た気がします。ライブというよりはドラマを観てる感覚にも近かったかもしれない。

miccoさんのワンマンライブでは、想像してた以上にmiccoさんがみんなを引っ張ってる感じというか
サポメンをイジってキャラを確立させたりmarbleのライブのテイストとはちょっと違っててそれもまた新鮮であります
miccoさんがギターを弾く楽曲もこの日は想像してた以上に多かったですし、
シングルもコンスタントに発売していて(会場限定)
尚且つ更なる新曲も披露、と
marble活動休止したのってまだ今年なのに本当に立ち止まらずにどんどん新しくなって頑張っている姿がとても逞しく見えますね
ソロ・アーティストとしてのmiccoさんの手さばきに感銘を受けつつ今後の活動にもワクワクしてしまう効能を含んだワンマンライブでもあったかな、とも思いました
兎角、書きたいのは今のmiccoさんのライブは良い。という事ですね
常にファンを楽しませる姿勢にはいちファンとして頼もしさを感じます
年末にはクリスマスライブも決まっていて今からそれが早くも楽しみになるような一夜でした。お世辞じゃなく。














この日は生憎の大雨でした
しかも仙川は電車で3時間掛るので二重にあれだったんですけど(笑
しかし駅から近いので助かった ハコの雰囲気も相変わらずイイですし、
季節のもの(モンブラン)を頂いて気分上々になったところでライブもスタートしました

一曲目は「凛」、
この時点で「声よく出てるな~」って思えて好感触
自然と笑顔になってしまう歌声、自然に体をゆらゆらと揺らしたくなる音
多少ブルースっぽさも感じられてその意味でも良かった 早速澄み渡るような空気感の気持ち良さ

north piccoの「よくばりなまぼろし」は浮遊感のあるオルタナティブ・ロックに仕上がっていて
この手のサウンドデザインが大好きな自分にとっては正にご褒美のような一曲でした
まるで空を飛んでいるかのようなふわっとしたアレンジが絶妙

miccoさんのギターの音色も良かった「drops」、
この曲は今のmiccoさんのパーソナルな心情そのものって気がしてソロの曲の中でも特に大好きですね
とても芯の強い曲ですしある種の核にもなっている曲なんじゃないかな~とかふと思う
転がりながら歩みを止めない歌詞にも感情移入出来る
新譜からの「ひとりごとキミノコト」もナチュラルな歌声がとっても良かったなあ、と振り返ってしみじみ
この曲はメロディも好きなんですが、ずっとサビみたいな構成もまた面白くてイイですね
ちょっとセンチメンタルな最後にも頷きつつ・・・
久々の「地球」、
miccoさんの意志を感じさせる歌声が気持ち良かったし
ギターを掻き鳴らす姿も格好良く、バンド演奏のビート感も心地良くて前半のハイライト的な一曲に仕上がってました
「よくばりなまぼろし」の後の曲に、テーマの通ずる(欲望)「地球」を持って来る、っていうのも余計に感情移入出来ていいなあ。と思いつつ
そんな盛り上がってる雰囲気を「夏風レター」で更に加速させる
青春の匂いも感じさせる素敵なこの曲、
早くもワンマンの起爆剤的な役割を果たしていて「いいなあ」って素直に感じました

ヤスミンさんのカバー曲「シルクのワンピース」は、
確かにmiccoさんの云う通り80年代の歌謡曲を彷彿とさせる昔懐かしい香りが気持ち良くいいアクセントになってました
こういうセトリの工夫具合も良かったよね、、、と振り返って感じます
「希望のホシを」はちょっと久々で新鮮、
力強い歌声を響かせながら
個人的に中盤のハイライトだった「朝はやってくる、short filmのように。」(名曲!)

探し出した夢は壊れて
涙流して
泣きじゃくったら
涙も枯れた
だけど少し大人になって
健康な自分
それでいいじゃないか。



このフレーズがすっごい好きなんですけど、っていうか今の自分には凄く沁みるんですけど・・・
最近「悔しい」と感じる出来事が私生活で多かったので余計に聴いててジーンと来たし頷いていました
演奏もサポメンの皆さん含めてステージ上の全員が“ロックンロールを楽しんでる雰囲気”だったのがこちらも観てて楽しい気分になれましたし
miccoさんがフレーズの度にするジェスチャー、とびっきりの笑顔もまた観ていて最高でしたね
それと「I don't know」のタメがすっごく好きでした(笑

ここで未発売の新曲を披露、
先述もしましたけどこうやって矢継ぎ早に新曲を披露してくれるの嬉しいですね
この曲もまた青春の匂いを感じさせる良い塩梅の新曲でした
アルバムとかに入るんだろうか・・・とか想像しつつ
ここから一気にロック・モードに突入!


タオル曲「ぐるぐる。」で盛り上がって、
続いてmarble時代の定番曲「monopolize」でダンサブルな音像を披露、
「水彩キャンディー」はいつもよりメロディを丁寧に拾っていた印象、
この曲大好きなので相変わらず演ってくれる事が凄く嬉しい
そして、抜群の破壊力だった「Lingering Fizz」!いつもよりもマシマシのテンション&観客へマイク向ける率でこの日の最高沸点を刻む
自分も久々にマイク向けられましたがあれは正直テンションがアガって実にイイですね(笑
miccoさんのライブはこういうのがあるので新参の方にも是非体験して欲しいです
眼前で天真爛漫に歌われる姿は観ていてダイレクトに元気を貰えます

みんなで歌った「音風」、
そして初披露の新曲「星空ポケット」はこの日のワンマンのタイトルでもあり3枚目のシングルのタイトルトラックでもあります
それまでとは違ってちょっとファンシーでキュートで、ドリーミーでもあるポップ・チューン
それでいて素朴な味付けも光っていてとても良い気分で観終える事が出来ました。感謝。

こうやって綴ってるだけでも実によりどりみどりで、
miccoさんの手さばき、構成の上手さも光っていた良ワンマンだったと思います
夏のワンマンは行きましたがあれからここまでの間のイベントライブには行けてなかったので
その意味でも個人的に久々感もあり期待感も強かった楽しみにしてたワンマンがここまで良いものでとても嬉しかった
改めてmiccoさん、Patさん、そしてサポメンやスタッフの皆さま、ハコのスタッフやお客さん達(マブ達)に感謝です。ありがとうございました。










1.凛
2.よくばりなまぼろし
3.drops
4.ひとりごとキミノコト
5.地球
6.夏風レター
7.シルクのワンピース(cover)
8.希望のホシを
9.朝はやってくる、short filmのように。
10.君と二人の物語(新曲・表記適当)
11.ぐるぐる。
12.monopolize
13.水彩キャンディー
14.Lingering Fizz
15.音風
16.星空ポケット

17.smile
18.夢ぐも

19.芽生えドライブ(アカペラ)














アンコールでは、急遽バンドメンバーにお願いして先日亡くなられた松来さんが大好きだった曲「smile」に代えてもらったそう
この曲はmarbleの5周年ライブ@新宿BLAZEでも松来さんと楽しそうに、嬉しそうに一緒に歌っていた記憶がいちファンとしても強い
クサい言い方ですが、松来さんも側で一緒に歌ってる感じがした・・・っていうのは自己満足的な感想ですかね
でも、凄く力強い歌声で素敵だった

MCの時から、泣きそうな感じがしてましたが、「夢ぐも」でmiccoさん涙を流されてました
松来さんに捧げる意味合いで披露されたと感じるこの曲ですが、それでもmiccoさんはファンの為に、そして彼女の為に
どれだけ涙が流れようとも常に笑顔で歌うように心掛けていました
その悲しみから立ち上がる・・・
いや、悲しみを受け入れてそれでも笑顔で強く明るくあろうとする姿に正直息を飲むように夢中になってしまいました
“人の強さ”を垣間見たというか、miccoさんの決して揺るがない意志に心打たれたというか・・・
その姿には「美しさ」すら個人的に感じました
この日行けて本当に良かった
そんな風に思います。また勇気だったり、憧憬にも近い何かを得れたような気がします。本当に心に残る、どころか焼き付くような「夢ぐも」でした。
まるでライブではなく、ドラマを観ているような・・・そんな感覚だった。これからのmiccoさんの曲やステージにも期待しています。


帰りは、この日会場限定でリリースされたシングル「星空ポケット」を電車の中で早速聴きながら帰りました
構成上手かつドラマティックで鮮烈的なライブだったけど、それと同じくらい温か味もあった気がします。改めて、感謝&拍手。