サブカルチャーマシンガン

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もぐささん 83話、奥悠「ブラック・ヒーロー・ライジング」 感想(ヤングジャンプ 2015年52号)

2015-11-26 | ヤングジャンプ感想







色々書きたい事があるんですが・・・
まずは今週は「ボクガール」が休載です(血涙)
こういう、、、その、「残念だ。」みたいなリアクションは伊達でやっている訳じゃなく本気で物足りなく寂しく思っています
それでもまあある程度楽しめちゃうのがヤンジャンの良さなんですけどね。シンマン賞の記事コーナーを読むのも毎週楽しみだったり。

後は、何気に先週土曜日以来の更新です
というのも不意にアンニュイというかナーバスな気分に陥る事が多くて
まあこの辺は誤魔化したりする必要もなくはっきり書いた方が良い。と思ったので正直に書きましたが
欲を言えばもうちょっと上手く気持ちの切り替え、コントロールが出来るようになればいいですね
精神的に沈んでるとそのまま沈みがちな自分なんで。これも当分/来年の課題かなあ。

それと、いよいよ秋から冬の相様に変わって来て(気が付けば11月も終わり間際なんですよね)
とても寒く、だからこそヒーターが心地良く・・・って要するに「すぐ眠っちゃう」って事なんですけどね(笑
いや、ぶっちゃけ冬のこの感じとても好物かもしれないですね 外に出たら地獄なんですけど(笑
ふて腐れて寝腐るにはちょうどいい季節ですよね、、、って事で
そことの戦いにも奮闘しつつ、な季節の始まりです。はい。












もぐささん 第83話 小口家と百草さん

いよいよ小口家に嫁ぐ時かあ・・・と思いつつ(違
しかしまあ、両親同士が会うって正にそれよね~なんて思いました
また、この二人で食堂を切り盛りとか似合うじゃないですか(笑
まあでもバクからBBAと違って百草さんはつまみ食いなんか平気でしちゃいそうですけどね
それに気付けるのは小口くんだけ!・・・って事でなんやかんやいいつつ許しちゃうのろけ空間なんかも拝みたいところですね 笑

こんな事書くのもアレですけど、小口の両親と比べると百草さんの両親のがリッチそうで見た目も良い印象があります
小口のはバクからBBAと頬のこけた貧乏そうな親父ですからね、、、って相当失礼な発言ですけど(笑
でもなんか、現時点で両家とも上手く順応していて普通にイイ具合に縁談がまとまりそうだな、と(だから違)
古き良き日本の風景を垣間見たようで素敵な気分になれた今週分でした
もっと別の言い方をすれば「昭和感」とも形容出来ますけど、
それもまた今作には似合うんじゃないかな、と。

百草さんがトリプル頼んだのがバレた時の紅潮具合も可愛くて良かったんですが、
それを敢えてバラす百草母も鬼畜の所業だなあ、と思いました(笑
後半は小口劇場、
現時点でサマになっているその姿と料理に百草さんもとってもグッと来たんじゃないでしょうか
っていうか、普通女の方が胃袋攻めしますけど本作は逆に百草さんが胃袋攻めされちゃってますね(笑
でも、それもまた本作らしくて実に良かったんじゃないでしょうか
百草父はそんな娘の視点に気付いてるっぽいですけど、、、
百草さんが贈った称賛の言葉も、
小口くんのその後の笑顔も
「もぐささん」らしいハートフル感が満載で非常によろしかったかな、と思います
好きな女の子の為に自分がした事で、喜んで貰えた嬉しさはきっと男なら分かる、、、はず。


でも、やっぱりなんだかんだで「食に救われてる部分」は大きいんだと思います今週のオチを見てふと感じたんですけど。
確かに、自分の場合もちょっと憂鬱な時、もしくは最低の気分の時でもおいしいもの、好きなもの食べるとちょっと元気になりますし
単純に嬉しい気分にもなりますもんね。
食べなきゃ死ぬから食う、んじゃなく
きっちり心まで満たされるような食事をする、探す、選ぶ事も重要なのかもしれません。
小口食堂を継ぐ。と宣言した小口くんの表情も爽やかでとても良かったですし、読んでいて晴れやかな気分になるような話数でした。
いつかは告白・・・するんでしょうかね?(笑




(読切)ブラック・ヒーロー・ライジング/奥悠

シンマン賞の受賞作が早くも掲載
個人的には最後陰鬱なまま終わる読み味も青年誌らしいダークな路線もハマって中々面白かったと思います

何より良かったのは、
満たされてない人から視る満たされている人々の描写、、、ですかね
「リア充」なんていう甘っちょろい嫉妬とは掛け離れた生々しい痛みが感じられたのが一番良かったです
孤独や憂鬱に溺れる人にとっては誰かの幸福や希望ですら単なる悲しみにしか映らない、という話
こういうアプローチは少年誌でやると爽快感がないだとかグジグジしてるとか言われるんで青年誌でやるべき意義も感じられてそこもまた良かったかと思われます
少なくとも自分は凄く好きなテイストのお話でした・・・って事でアンケは高評価で投函させて頂きます。

結局、報われない人間の気持ちなんて報われない人にしか分からない
誰からも愛されて誰からも支持されてるような人間の「分かる」とかクソくらえって思う
お前と俺では見てるものも見えるものも違うよ。っていう複雑な感情を漫画にしている印象で
そういうナイーブな心境をカット出来るのも才能だと思うんで奥悠さんらしさを保ったままで次回作以降も描いていってくれたら・・・と思います。

白黒付かないグレーゾーンど真ん中の作風/オチも好み。ヤンジャン向けだと思うんでこれからも頑張って欲しいです。
世間がどう評価しようと、無責任だと罵られようと、それで「しか」救えなかった心があり
「みんなが」大好きな方法だけが決して全てではない。という結末に痺れました。














◆銀河英雄伝説

早速絶命の危機、ですな・・・笑
この理不尽なる状況をどう切り抜けるのか、
にしてもフジリューの描くイケメンは本当に絵になるから好きだなあ。
危機的状況でも気高く美しく見えるのがステキ。



◆リクドウ

何やらキナ臭い流れになってますな、、、
個人的にはちょっと相手の一派が主義を押しつけてるように思えるので
正直負けて欲しくはないポイントですけど。その点でも注目。



◆潔癖男子!青山くん

ある意味「みんなで!みんなで!」を強調するより
サカイの発言もあながち間違ってはいないのかもですね
っていうか、ナルシスト化でここまで強くなれるんならそのままナルシストで居た方がいいような(笑
真面目な漫画ならまだしも青山くんはコメディですもんね・・・それにそっちのが財前と混同せんでいい
しかしオチでは実力まで逆転してしまったか(笑 まあその方が層が厚くなったという見方も出来ますが。
普通この手の増長はしっぺ返しオチが来るんですが増長続行というひねくれたオチが逆に新鮮で良かった。














次週またも「グラビアトリ」が巻中カラー、って事で
これはもしかしなくても強プッシュの一環なんでしょうか
正直そんな反響があるようには見えないんだけど・・・とか思いつつ
まあ、実際あのグラビアをどういう売り方をしてどこまで売れるのかは楽しみ
なんかちょっと染村可愛いしね(笑
そんで次号からは新年1号ですよ
今年のヤンジャンも色々あったなあ、、、とふと思い出しながら
まずは次週は2週間ぶりの「ボクガール」を真っ先に楽しみ尽す予定です(笑
そんな訳で1号から52号まで初めてヤンジャンの毎週感想を完遂、来年度もまたよろしくお願いします。
・・・まあ「ボクガール」中心の感想には相変わらずなっちゃうでしょうけど(笑)。大好きだから仕方ないですね。
来年度のヤンジャンがどうなっていくのかも楽しみ&期待大です!