想像以上に誤魔化さずにストレートに描いて来た印象でした
咎められもせず、肯定もされず、ただ黙ってしっかりと告白を受け入れる・・・
個人的になんとなく分かってるんじゃないか?って予想してたので泣いたのは予想外でしたが、
それ以外はきっと荻野純さんの漫画ならこうする、という誠実な展開に仕上がっていて、
ある意味誰よりも正々堂々とした花が見られて個人的には嬉しかったです。
おそらく、
「前科者」という重荷は想像以上のものだと思うし、
逆に言えば「だからこそ」得られる“何か”もきっとあるんだと思う
っていうか、既に花は「それ」を得ているとすら感じる
親としては悲しい事実、
だけど、
やっぱり親として子供を愛する気持ちがあるのも揺ぎ無い事実・・・。
とってもフラットな視点で描かれている今週の作劇は非常に荻野さんらしい演出に仕上がっていて、
その空気感を含めてこの漫画らしい終着点じゃないかなあ、、、って個人的に感じましたね。
また、アナログフィッシュの曲が演出として使われてるのも良かったですね
実はこの曲この漫画を描く前に荻野さんがこの曲の歌詞を呟かれてたのを見ていまして、
ある意味作者ファン的には「ここで使って来たか!」っていう驚きがあったりもしました(笑
人生は良い事も悪い事もある、
それはある種当たり前の事ではあるけれど、
どうしても思考はその片方に寄りがちになってしまうきらいがある
でも、実際、花の人生も、そして、読み手の人生だって(本当は)その片方に寄っている、、、という事はない
花はこれから罰を受けるでしょうけど、その分、何かしらの「喜び」だって得るはず・・・
そう考えれば、
人生、案外、悪くない。
今週のお話を見て、やっぱり、
多角的な視点で物事を捉える事の尊さ。。のようなものを感じた次第
来週で本作も最終回を迎えますけど、「みんな」がどういう風になるのか、
変わっていくのか、
そして、変わらないのか・・・
楽しみです!!
是非、読んでくれると嬉しいです。いちファンとして。