
ボンベロ様・・・!
いやー、正直格好良いね。。
今までのボンベロはどちらかと言えば「冷徹」な立ち振る舞いが良くも悪くも印象的だったんだけど、
今回はこれまでに見せたことがないくらいに激高し、苛立ち、キッドに憤りをぶつけている気がして、
それがまたカナコ視点の物語からするとグッと来るというか、
ぶっちゃけある種「自分の為に」ここまで怒ってくれてる事が、それ自体が尊い訳で・・・
勿論カナコ自身はこのシーン見てませんけど(笑
ただ、
いち傍観者としては、
初めてといっていいくらいボンベロの人らしい部分を垣間見れた気がして、
それがまた普段の姿とはギャップがあって実直に見惚れてしまったなあ、、、っていうのが本音なんですよね。
キッドは、ボコボコにされて美しいご尊顔が酷い事になってましたけど(笑
彼の“反撃”がどういうものになるのか、
キッド自身はどういう顛末を迎えるのか。。
色々と期待です!

それにしても、
ボンベロが借りを返すために、
カナコを助けに来た。。と知った時の、
カナコの涙を流す表情があまりに美し過ぎてヤラれました。
そりゃ、
感動するよね
泣いちゃうよね。。という感じで
これほどまでに共感出来るシーンも早々無いくらいに良かったです
これは、実直に書けば、カナコの大馬鹿とされる部分の一つ、「極度のお人好し」というのが
結果的にはカナコを救った、自分のした事がちゃんと自分に返って来た、、、という
これ以上ないくらい“正しい”シーンに仕上がってると思うんですよ
それは、
カナコの「美学」が、ようやく“勝った”という、これまで散々苦しめられて来た自身の性格が
ここに来て自己を生かすことに繋がってるっていう本当に素晴らしい顛末だと感じたんです
自分を曲げなかったからこそ、得られたものというか・・・
そこが今回最も胸に来ました、自分的に。

また、
ボンベロは脊髄反射的に行動した挙句、
久々に大ピンチとなっている今のこの状況を「愉しんでいる」風にも思えて、
そんなとこにも人間らしさと殺し屋故の狂った感覚が同居してて見ていて面白いな、と笑
まさかボンベロ様の笑顔が見られるとは思わなかった。。
ただ純粋に良い話、ではなく、
最後の最後に絶対絶命という綺麗なオチが付いてましたけど(笑
ボンベロとカナコならば、きっと乗り越えられる・・・!と信じていたいです
相変わらず巻き込まれ体質のカナコの不幸っぷりにも笑いましたが、
そんな逆境が凄い似合う子だな。。と感じたのは少々皮肉ですね
ただ、ボンベロは命を賭してカナコを助けに来た
それは揺ぎ無い事実
だからこそ、最後はきちんとお店に戻って来て笑顔のカナコが見たいです
次週は休載ですが、早くも再来週の活躍が楽しみですね!
しかし、河合さんの作画は本当に素晴らしいです
残酷なグロテスクシーンはとことん汚く、
逆に感動的なシーンは漫画が変わった?と思う位美しく仕上げる・・・
そんな作画のコントラストにも見惚れた第32話でした。