サブカルチャーマシンガン

自分だけの「好き」を貫く為のブログ。

THE NOVEMBERS「2022 TOUR -歓喜天-」@Zepp Haneda 22.7.11

2022-09-11 | LIVE











7月11日にTHE NOVEMBERSのライブを観にゼップ羽田に参ってました。
なお、ゼップ羽田に来訪したのは今年3回目の経験でした。
何気に縁あるなぁ~笑
 ライブ前に、
ベースの高松さんが「羽田エンジェルス、飛び立つ準備は出来てるかい?」みたいな事をツイートしてて、
さり気なく上手い事言うなあ~って内心感じてましたね・・・笑
国内でも最大級レベルのライブハウスであります。
ここは、
行く時に東京モノレールに乗るんですが、
それのせいで運賃が高く付く、けど、
そこからの眺めは最高ですね
もっと言えば、
ライブハウス自体が普通のハコよりも高い位置にあるので、
ライブハウス周辺の眺めがかなり良いんですよね。。
色々な意味で「到達感」のある素敵なハコです。












セトリ自体は、
最高だった川崎のライブとほぼ変化はなかった
いきなりアカペラから始まった「ANGELS」で既にクライマックスかのようなテンション!
なんというか、
アンコール最後の曲が一曲目にワープしたかのような意外性があってかなり好きな始まり方でした。
そこから、レイブ感すらあった、ケンゴ氏の美しいギターの音色にもうっとり気味だった「きれいな海へ」。
この曲は歌詞が自分の好きなものは自分の確かな感性の元で好きなのだから、
誰に分からなくたって、そのままで居よう、みたいな、、、
そういうニュアンスもある楽曲なので、
しっかりと感情移入もしつつ、
その上でゆらゆら踊りながら聴けるサウンドアプローチにもまた魅せられた一曲でした。

初期の楽曲である「最近あなたの暮らしはどう」。
実は、
今年に入ってから私生活で色々と悪戦苦戦もしてたので、
この曲が持ってる哀愁にこの日もヤラれたり、
かと思えば、
聴き手の背中をそっと押すような「GIFT」に勇気付けられたり・・・
前半にバラッド中心で固めるのは恐らくこのツアーのテーマだったんじゃないかな、と。
こういう感じのセトリ、他では中々無いと思うので凄い新鮮で味わい深かったな。


この曲もまたアカペラから始まった「Hallelujah」。
今振り返ると、
ちょっとレコード的でもあるライブでしたね
前の曲でA面が終わって、ここからB面が始まった、みたいな・・・
バンド全体の躍動感と高松さんのコーラスワークにも気持ち良くなりつつ、
これまた、
深淵・・・・・かつ、
優しさにも満ちた「Close To Me」を丹精に歌う。
ここで、
川崎では無かった「再生の朝」が追加されてました
以前までとは少し違って、まるで自転車の様に終始細かく加速してく~みたいなアレンジにもまた痺れた
この曲が持っている豊かさへの渇望にも感銘を受けつつ久々に生で聴けて非常に嬉しかったです
歌詞の一つ一つが本当に好きで・・・
「溺れてもいい 泳がせてよ」とか
「今日をとても いい日にしよう」とか。
いくらしんどくたって、
やっぱり、
その日の始まりに、
こういうことしよう、
こういう風に生きよう。など、
充実を想像して行動するのって凄く大切なことにも思えるんですよ


そこから、
大爆音が派手な照明と共に襲って来る「Rainbow」からロック・モードの幕開け!
この曲は音源の数倍ハードな仕上がりになってて生で聴くと本当唸る
そこから、
世界と踊るように優雅に、かつ、攻撃的に繰り出された「New York」
小林さんのステージ上のポージングも含めて昔には無かったカッコ良さが表現されてるようにも感じた
無限大にも踊り狂えそうな「楽園」~からの、
「NEO TOKYO」では、
興奮も、
ヘドバンも止まらず、
遂には、もうステージすらも見えなくなって(目を閉じてたからね笑)、
完全に人間を放棄して音と同一化している自分が居ました。
あの時、自分は人間辞めて音になれてたんです。
 これは、
ふざけて言ってる訳ではなく、
(笑)とかも必要無い
要するに、
それくらい音に集中して、音だけに心酔出来てた。ということなんですよね
だったら最初からそう書け!という話ですが、やっぱり事実だけでなく感性も大事にしたいので。
あれはね、ある種THE NOVEMBERSのライブ❝ならでは❞の強みの一つでもあるんでね、
個人的にちょっとでも音源聴いて好きになったならライブに是非来て欲しいです。


「BAD DREAM」「黒い虹」で爆音の洪水でお客さんの耳を幸福に導いたのち、
吉木さんの鮮烈なドラミングから始まり、
高松さんのベースラインにもイカせられた「いこうよ」で爆音パートは絶頂を迎えました。
この曲、川崎の時は感傷も受けて少し泣いた記憶が残ってるんですが、
この日はより(スロウに)踊れる感じにも進化していて、
同じツアー、
同じ曲でも受ける印象も日々変わっていてそこもまた面白いな、と。
この日は涙腺っていうよりもっと晴れやかな気持ちで観れた感覚でした(ちなみに天気も晴れでした笑)。

・・・・・で、
この日は、っていうか、今ツアーはアンコールが無くて、最後が新曲だったんです。
結論から書くと、この日最も感動して心揺さぶられたのがこの新曲でした。
曲調としては穏やかで優しくふわりとしたメロディラインの曲で、
過去の曲で言えば、
ブルックリンとか開け放たれた窓とかに近いと思ったんですが、
歌詞が「鮮やかに舞って~」みたいな歌詞で、
それが凄く良かったんですよね
響いたんです
 個人的な事を話すと、やっぱりこの時って私生活のこと、この先の人生の事とかを考えると、
それだけで憂鬱になってしまうくらいこの夏って水面下で憔悴もしてたんです
ただ、
この曲は、
今日を豊かにしよう~というノーベンバーズが歌って来たテーマのその先を描いてる気がして、
それが最もグッと来たのかも、、、しれません。
素晴らしい振る舞いをする(したい、ではなく)。
その前の事は一切考えず、
そう意識するだけで見える世界は変わったりするのかもしれないし、そうでないかもしれない
ただ、自分のすること、したことに予め信念や誇りを持つだけで心持ちも変わるのかも。
そんな事や言葉には成らない様々な感情を受け取ってこの日のライブは終了
 
ぶっちゃけ、
この曲があったから、
この日のこのライブがあったから、
「良」をイメージして少し変われた自分も居たんじゃないか?とも思うし、
だからこそ、ライブってスゴいし尊いし人生変わるんだぜ!と強く強く伝えたい~と感じましたね。
ま、実際に変われるかどうかは受け取り手次第なんですが、それでも。。という所ですかね
でも、単純にデッカイ音聴いて気持ち良い!的な要素も高くてそれもまた素敵だな、と。
心からファンとして堂々と誇れるバンドの一つなのは疑い様も無いです。
ありがとうございました!!!!










ANGELS
きれいな海へ
美しい火
最近あなたの暮らしはどう
GIFT
Hallelujah
Close To Me
再生の朝
Rainbow
New York
楽園
NEO TOKYO
BAD DREAM
黒い虹
いこうよ
新曲









今年も、
11月にノーベンバーズのワンマンありますね!
しかも、リキッドルーム・・・!
コーストやゼップ羽田でやるバンドがリキッドって事で速攻売り切れてましたけど、
何とかチケットは入手出来ましたので次のノーベンバーズもまた楽しみです
その前に実は8月にも対バンライブで観てたのでレポも書きたいです。
この日頂いたものを活かして今後も生きていきたいですね。