サブカルチャーマシンガン

自分だけの「好き」を貫く為のブログ。

【見た目じゃない 心なんだ】とんでぶーりん 第7話「傷だらけのヒロイン」

2023-05-19 | とんでぶーりん











実に1年ぶりの感想です。
このアニメ、一年間放送されてたので、
このペースで行くと書き終るまでに何十年掛かるんだろう?って感じですが・・・(苦笑
ただ、
定期的にアクセスは頂いていて...
なんかそれが個人的には嬉しかったんですよね
1994~1995年のアニメなのに、未だにファンがいる!っていう。
その度に「絶対に続きを書く。」というハートを燃やし続けて来ました
ぶっちゃけ、
生まれる前の作品です。っていう人がいてもなんら不思議ではないんですけど、
それでも以前コメントを貰ったりもしたし思い入れの強いアニメでもあるので、
最後まで感想をUPする事をここに改めて宣言したいと想う。




ちょっとエロい笑



で、
この第7話は、
とんでぶーりんの初期のエピソードに於いての、
代表作というか金字塔の様なエピソードに仕上がっていたと感じます
まずは、
果林のジレンマから始まるんですよね
ぶーりんのような格好悪い短足のヒロインではなく、
キューティチャオのような格好良くてセクシーなヒロインになりたい。
という、
女の子なら当然の...
っていうか、同時期のセイントテールとかりりかSOSに比べたらあまりにも間抜けだわな(笑
個人的には愛嬌があって可愛いって思ってるけど、可愛さのベクトルが違う。
スーパーヒロインには憧憬がある果林ですが、
同じスーパーヒロインならもっとエレガントでビューティフルなヒロインでありたい。
そう思うのは思春期の少女としてはある種普遍的な願いでしょうね。

ところで、
果林の担任の先生、
近藤先生を意中の先生のストーカー扱い?して、
やたら目の敵にしてるけど、
自分も常に監視してるから同類、いや、それ以上に危ないんじゃ。。
後半にどさくさに紛れてチャオ役の人に抱き付いたり何気に❝闇❞を感じさせるキャラですね笑




キューティチャオ。名前の由来は勿論ハニーと掲載誌のちゃおから来てると思う。



ただ、
結果として、
ショウの最中にイレギュラーとして登場した銀行強盗をチャオは捉えられなかった。
途中までイベントだと勘違いして色々巻き込んでたのはTHE90’Sという印象で笑えましたけど(楽しそう!)、
モノホンの銀行強盗がまさかの人質取って立てこもるのは笑えない事態でした。
そこを、
救ったのはやはりぶーりんだった。
私が人質になるから、代わりにその子を放せ!と。
何度も殴られ蹴られズタボロになって醜態を晒すぶーりん
だけど、
気が付けばそんなぶーりんの姿に感化され、
チャオ目当てに集まってた群衆が「ぶーりん!」と叫び、
いつの間にかぶーりんコールに変わっていたのは観ていて胸アツでした。
放送当時には無かった言葉だけど❝エモい❞と置き換えても良い。
まるで雑草の様に踏まれても踏まれても諦めず頑張る
そんな姿が人々の心を打ったのだと。







正直、
優雅なキューティチャオには、
到底出来ない「救い方」だったように思う
今回のぶーりんの闘い方って、
自分を人質にしろ!と懇願し
必死に縋りついて殴られたり蹴られたり・・・と決して「格好良い」ものではない。
だけど、
最終的に人質の少年を救ったのは、
そんなぶーりんの泥臭い姿勢だった。
そう想うと、
何か考えてしまうというか、
結局、
他人の心を動かすのってなりふり構わない懸命な姿勢なのかもしれない。
って、感じるんですよね。
そりゃ、チート的な能力で何一つ汗も掻かずにエレガントにヒーローやれればそれが理想
だけど、格好悪いっていうのは時に何よりも格好良く映るものだから。
うん・・・・・、
❝とんでぶーりんならでは❞って解決方法が堂々と魅せられてた渾身の第7話だったんじゃないでしょうか
銀行強盗が自分を見つめ直して会心する時にも心なしかボロクソ言われてたのは流石に笑いましたけど(笑
 でも、
サブタイにも引用した「見た目じゃない 心なんだ。」ってセリフは名セリフだと思いましたし、
あの泥臭く足掻く姿に感化される人もきっと多いんじゃないかな?って想います。
そういう意味では、ぶーりんが本当のヒーローになった。
そういうエピソードでもあったかと。







果林は、
今でもスーパーヒロインへの憧憬は捨てきれてないですけど、
「ぶーりんでしか救えない出来事もある。」
そういう風に認識して、
またちょっと前を向けたのが良かったです
そりゃ、
見た目も超絶可愛いスーパーヒロインに成って、
誰からも憧れられたり好きな人に支持してもらえればそれが一番最高なんでしょうが、
チャオ役の人も認めてくれた通り「ぶーりんだから。」成し遂げられる事だっていっぱいある。
コンプレックスを認めつつ、自分だから~という事実もしっかりと認めてあげる。
そう考えると、
自己肯定感UPにも繋がるメタファー的なエピソードだとも感じましたが、
それもきっと偶然とかではない
だって、
お話全体が「格好悪くたって、必死に足掻きなさい。そんな姿が他人を動かす。」って言っているんだから。
そう考えると、何気に根本的な部分で自分の礎にもなっているストーリーだったのかもしれません。
複雑な想いを抱きつつ、最後にはあくまでポジティブに捉えられる果林は素敵でした。













にしても、
ぶーりんの時に受けた傷って人間に戻っても多少残るんですね。
思春期の少女なのにここまで頑張って「しまう」果林は本当に素敵だわ・・・。
正に❝傷だらけのヒロイン❞
最高に格好良いし、
可愛いです。

そして、管理人は今でも子供の頃によく観ていた「とんでぶーりん」が大好きです。
次も一年後~とかにならない様に精進しますので、是非よろしくお願いします。



最新の画像もっと見る