今月の15日にLINDBERGのライブに行きました。
このライブは、
春先のツアー「Thanks a Million」の第二弾で
実質的なアンコールツアーになってました
ただ、
東京六本木公演では喉の不調で声がガラガラ気味になっていた
曲によっては声が出ない時もあったので、ある種のリベンジというか…
実際去り際に号泣しながら「冬のツアーでリベンジさせて!」と語っていたので、
あれを観たら行かない訳にはいかないだろう!という、こっちも約束を守るぞっていう笑
LINDBERGに関しては、
小学生の時に
創作ダンスか何かの曲目が「今すぐKiss Me」で
当時親とかの前で見せる為にみんなで練習したりしてたんです
多分、
その時に聴いたこの曲が
自分のロックバンド感に影響を与えてる感じはしますね
威勢よく歌って楽器がジャラジャラ鳴ってて・・・みたいな。
ある種のロックの原体験みたいな出来事だったのは間違いない
そんな事を近年よく考えるようになって。
GLAYや10-FEETなど後のロックバンド達にも影響を与えてる事実もありますし、
結構リンドバーグのロック感がルーツという人は少なくないんじゃないかな
たぶん・・・
最初にファンになった歌手はTHE BOOMだったけど、
その近しいとこにリンドバーグも存在してたので思い入れはありますね
そういう感謝の気持ちも携えながら臨んだ公演でございました。
では、以下。
去年もLINDBERGで大手町三井ホールに来た。綺麗だしステージは高めで観やすいし
かなり好きなハコの一つ また都会的な建物の中にあるのも珍しくて素敵です。
大手町は乗り換えで利用するだけだっただけに、大手町で降りるのも新鮮。
一曲目は「JUMP」
今日はしっかり声出てる!とまずは一安心
まあツアー以外にも色々やってたんでそりゃそうだろ、って感じですが笑
この曲はみんなでジャンプしたりシンガロングしたり早速観客参加型で楽しい。
今聴くと「夢はいくつまで かなうだろう」って歌詞がなんだか沁みる。
疾走感と共に「YOU BELONG TO ME」
MCでマキさんが「こんばんわー!」と投げかけ、お客さんも「こんばんわー!」と返す。
そんな和やかなやりとりの後で、
春ツアーをなぞる様に
「Dream Factory」
「Dream On 抱きしめて」と夢続きの構成
丁寧に歌唱する系の二曲、聴かせる二曲で
後者に関しては間奏のノリノリっぷりもテンション上がる仕上がりだった
そして、
代表曲「今すぐKiss Me」
この曲、先述の小学校の件があって
イントロとか聴いてるだけで練習の為に何度も何度も聴いた思い出が蘇ってくるんだよな笑
特に小さい頃刷り込まれたものって完全に身体に沁みつくでしょ?
あの歌い方であの演奏で「皮ジャン」って歌詞で、
自分にとっては
本当この曲が「ロック」への入り口の一つだったんだよな…と
しみじみ感じながら聴いていました その後ギターロックやエモを好きになる礎を築いたのが
この曲なのは間違いない
だから、自分の人生に於いてはかなり重要な曲。
それと、丁寧に「Oh Yeah」のコール箇所のレクチャーをしてくれたお陰で
より快適に楽しめた気もする。。
「大好きだから 笑ってヨ」って歌詞は聴いててグッと来ますね。
更に、
ここでファンキーなギターリフを皮切りに、
これまた大好きなヒットナンバー「君のいちばんに・・・」
う〜ん、
やっぱりこの流れはタマラナイ!!
正に序盤のハイライトと言って良い流れでした
また、
生で聴くと「ゆっくり ゆっくりと」の部分が聴いてて胸に来る
懸命に、でも、焦らせない感じ。そこにリンドバーグの誠実さが滲んでいる。
それと例のタイトルをぽつりと放つ箇所は何度聴いても切なくなる。
声質は多少変わったけど、ロックバンド・LINDBERGとしての格好良さは何一つ変わってない。
ここで、
バラードコーナー。
藤川球児の登場曲でもあった「every little thing every precious thing」
あんまり声を張らない曲なんで六本木の時も普通に良かったけど、
やっぱりコンディションが良い方がより感動的に、しとやかに響く。
そして歌に寄り添う様な優しいベースラインがまた心地良かった。
デビューアルバムに収録されている「MINE」
サビの泣きのギターと
いぶし銀のベース
そしてアウトロのグルーヴ感も流石の仕上がり
どこか神妙な歌唱がまた胸に残った。
虹色の照明も綺麗だった「LOOKING FOR A RAINBOW」
この曲は小柳さんのドラミングが特にエモーショナルに感じました。
聴かせるバラードパートが終わり、
ここで新曲を披露。
「ブラックスパイダー」という楽曲でした
これがまたハード・ロッキンな出来栄えで超格好良かった!
ギターもベースもドラムも暴れまくりでサビの疾走感がまた気持ち良かった
マキさんのボーカルもいつもよりも不敵でTHE・ロックバンドみたいな曲でした
正直、
この曲は痺れたね〜
このキャリアのバンドでここまで攻め攻めなロックナンバーが来るとはね
歌詞は「這いつくばって裸足のままに」とか「ぐるぐる巻き」みたいな歌詞だったと思う
うむ、
90年代のロックバンドが奮闘する事で元気になる層は絶対にいるから。
来年シングルCDにしてリリースするみたいなんで、また新しいライブの火種になりそうで楽しみ!
それと、
LINDBERGのライブに行く事を決めた去年から、
ずっと生で聴きたいと思っていた「もっと愛しあいましょ」も披露!!
これはすっげぇ嬉しかった。。
楽しくて、ポップで、メッセージ性もあって・・・
この曲を聴いてると他人に優しくするって大切な事を思い出させてくれるんですよ
普段自分の殻に閉じこもりがちな管理人なだけにね。
「もっと愛しあいましょ
みんな自分で精一杯
でもステキなことでしょ」ってフレーズは
何気にふとした時に思い出して大切にしている言葉だったりする
まだまだ頑張れてなくて30%すら出来てないけどね。
また、
ライブだと振り付けがあるのね!
これがまた良い意味で弾けてて楽しかったぁ
パレードみたいなアレンジと共に多幸感の中でライブの面白さを再確認した一曲でした
凄まじい包容力に陶酔しつつ、
平川達也さんがハイテンションで「今日はみんな来てくれてありがとね!」と叫ぶ
それを受けて笑うマキさん(笑)
そこから、
がむしゃら感溢れるロック「10セントの小宇宙」、
そして、
六本木の時は
この曲の時に声が出なくなって、
その代わり観客みんなで歌って
その様子を受けてマキさんが号泣していた「ROUGH DIAMOND」
限りなく昔みたいな歌い方でしっかりと歌いきっていてかなりグッと来ました
サビの川添さんのバックボーカルによるユニゾンも良かった。
自分は、
春の六本木に関しては
あれはあれで伝説のライブだったと思ってるんですけど、
そこからの華麗なリベンジとかまだまだ青春してるなー!みたいな、
なんか凄くロックバンドらしくて素敵でした
むしろここからでしょ!みたいな。
突き抜ける様な声で「負けないでー!」と叫ぶ歌唱は振り返ると少し泣きそうになる。
さて、
ライブもクライマックス。
サビのタイトルコールのシンガロングの一体感に痺れた「GAMBAらなくちゃね」
各々のソロパートも楽しかった「Over The Top」
大合唱とハンドクラップが会場の空気を熱くする中、
最後はイントロの時点で大盛り上がりだった「BELIEVE IN LOVE」。
ハンドクラップは更にボリュームを増し、
拳の突き上げ具合もキレを増し、
強くなる為の一曲でみんながアツいリアクションしてるあの空気は
最高にエモーショナルで感動的でした。
瞬間的な逃避ではなく、
これを糧にまた踏ん張る為の夜。それでこそロックンロール。
尚、
アンコールは「LITTLE WING」だったんだけど、
あのワニワニパニックみたいにボコボコみんなでジャンプするやつ、
観客としても観てて楽しくてそんなトコも良かったです
その時には完全にキマってたんですけど、
流石長年ライブをこなしてるだけはある盤石の演奏の高め方でございました
往年の名曲をたっぷり披露しつつ、新しいリンドバーグも魅せた良いバランスの一夜でした
ありがとうございました!!!!
1. JUMP
2.YOU BELONG TO ME
3.Dream Factory
4.Dream On 抱きしめて
5.今すぐKiss Me
6.君のいちばんに・・・
7.every little thing every precious thing
8.MINE
9.LOOKING FOR A RAINBOW
10.ブラックスパイダー
11.赤い自転車
12.もっと愛しあいましょ
13.10セントの小宇宙
14.ROUGH DIAMOND
15.GAMBAらなくちゃね
16.Over The Top
17.BELIEVE IN LOVE
18.LITTLE WING
ちなみに、
このライブが2024年最後のワンマンライブへの参加でした。
リンドバーグの過去のセトリ見てたら、
新横浜のライブシリーズで
「YAH!YAH!YAH!」とか「風」とか演ってて超羨ましい!と思った
残暑のライブかな?
行かなかったのが悔やまれるな〜笑
なので、
来年はそっちにも是非行ってみたいですね
管理人は横浜市戸塚区生まれなので横浜で観たらまた違う感慨生まれそうだし。
リンドバーグが「大人青春」ってワードを打ち出してたけど、
大人になって小学生中学生の頃聴いてたバンド観に行く事それ自体が大人青春だな〜と感じる今日この頃です。