サブカルチャーマシンガン

自分だけの「好き」を貫く為のブログ。

THE NOVEMBERS「かなしみがかわいたら」@恵比寿LIQUIDROOM 23.4.11

2023-05-12 | LIVE












先月の11日にノーベンバーズのライブに行った。2daysの初日のレポです。










約一年ぶりの新ツアーの初日でした。
元々は、
この間感想も書いたニューデジタルシングル「かなしみがかわいたら」のリリースツアーっぽかったんですが、
気が付いたらそこに❝リクエスト❞という要素が加わって更に期待値が高いものになってましたね
最近のノーベンバーズのライブはそれでなくともセトリがコロコロ変わる印象だったので、
いちファンとしては益々参加するのが楽しいものになっています。
しかも、
この日は約半年ぶりのワンマンでしたからそういう意味でも嬉しい一日でした。では、以下。











一曲目は、その新曲「かなしみがかわいたら」。
去年のリキッドルーム公演で「来年は新曲出します!」と小林さんが宣言していて、
それをきっちりと有言実行した形になった。
音源に追随し、
柔らかい雰囲気に優しいメロディ、
高松さんの撫ぜるようなベースラインが心地良い。
後半にはケンゴさんの爆音ギターソロが炸裂と音源とはまた違った魅力も聴かせてくれて抜群の始まりだった。
 「Hallelujah」では、
やはり曲の最中にシンガロングを促すような一幕があり、
自分も声を出して生の実感を味わう~などその変化も素敵だった様に思う。
どんどんボルテージがUPしていくドラミングも実に躍動感たっぷり!でした。

ギターの音色の美しさに魅せられた「ブルックリン最終出口」、
リクエストで首位に立ったのがこの楽曲らしく、未だに根強い人気を感じさせた。
最後の「笑う」は色々葛藤や紆余曲折がある中でもそういう瞬間もある。っていう、
ある種の生々しい感情が歌われていると感じられてそこも良かったですね。
クッキリしたベースサウンドが光っていた「きれいな海へ」
この曲が入っているミニアルバム「Elegance」の時は遠征までして聴いてた思い出がある為、
やっぱりここからの選曲はいつもその頃の感情も蘇って来て胸に来てしまう。
歌詞も、
誰が何と言おうと、あなたの❝好き❞は正しいから。
と、SNS全盛の時代に於いてはとても響く歌詞で早速ジーンとしていました。


「Sea's sweep」、懐かしかった。
自分がTHE NOVEMBERSのライブに通い始めたのが2009年頃で、
その翌年にリリースされた曲なんで本当初期の代表曲の一つ・・・というか、
昔の準定番ポジションだったと記憶しています。
この日は、
終わり際の「走りたいだけ~」の部分の歌唱が良い意味で必死でもがくようなイメージで、
それがまた非常にエモーショナルで沁みる出来栄え
でね、胸に響いた印象がありました
ああいう、精神的に苦しい中でも、何かを信じたいと願うようなニュアンスの想いにはとても共鳴する。
 一転して、
爆裂気味のビートを会場に叩き付けた「236745981」。
過剰なほどに加速するドラミング、
そしてあのインパクト大なフラッシュの演出は初めての方には刺激的で、
往年のファンには「来た来た!」とニッコリさせるようなものであったと思う
 昨年のZepp Hanedaでも効果的な場面で挿れられていた「再生の朝」
よりグルーヴィな仕上がりのビートは終始気持ち良く、
アウトロの小林さんの轟音のギターサウンドもまた情熱的で格好良かった。
それにしても、いつ聴いても「次なんて来るか分からない」の歌唱にはグッと来てしまう。
更に、この日は「ウォー!!」と小林さんの咆哮も聴けてそれもまた今風に書けばエモい仕上がりだった。

これも久々だった「アマレット」、この曲も昔はホントに定番曲の一つだった。
物憂げな序盤からガレージのテイストも感じられるサビへの変化が熱いロッカバラード。
そこから、
繋がっていたケンゴさんのギターサウンドで間髪入れずに名曲「Rhapsody in beauty」
自由に因るメリットとデメリットの様なものを歌っている聴く度に沁み入るような楽曲の一つ。
この日は、2番目のサビ直前の吉木さんの畳み掛ける様なドラムがめちゃくちゃ刺激的で興奮しましたね!
ああいうのは本当ライブならではのライブ感に満ちていてライブの醍醐味だと実直に感じました。
 地獄でダンスするかのような音像が悦楽性も感じさせた「永遠の複製」、
THEインディーロックのような音像に痺れた「彼岸で散る青」・・・と
前のブログでとっても心酔していた「To(melt into)」の楽曲を❝今❞聴けてとても嬉しい想いでした。
この曲のサビの部分を生で聴くと失われてしまった自分のイノセンスに立ち返れる様な気がして、
毎回脳内であの頃やその頃の自分に出会えるんで本当生で聴くと最高
なんですよ。

ライブはクライマックスへと突入!
高松さんの極悪なベースソロが鳴り響いた今でも定番曲の一つ「1000年」、
王道のロックンロール・モードで最終フェーズを彩っていく。
そこから、
いつも通りでいつも以上の小林さんの狂気的な爆音ギターソロが炸裂した「こわれる」
ちょっと今年に入ってから管理人は人生迷走中なのでよりこの曲の歌詞が響いてしまう。。
 そして、超久々の「dogma」もすげぇ格好良かった!
獰猛なベースラインも光ってたし、
キレ散らかすような暴力的な作中観にも魅せられ非常にスカッとする出来栄えだった
ゾクゾクする感覚を憶えながら本編最後はシューゲイザーにも通じる音像の「Xeno」で終了。
すべてを吹きとばすようなアウトロの轟音に陶酔しつつ、
小林さんが両手でガッツポーズしてたのも印象的かつ格好良かった。
この曲を生で聴くと、
「これが俺だ。」と過信ではない自信に近い何かを得れるような気がする。

アンコールでは、「歌詞を書くのが苦手で毎日パニックだった」
「もし皆さんが公演を楽しみにしてくれてたら、それが人生のプレゼント」・・・みたいな、
まったくもって正確ではないのでニュアンスになるんですけど、そういう胸アツな事を語りつつ、
聴き手の背中をそっと押してくれる様な美メロが輝くバラッド「GIFT」でこの日のライブはフィナーレ。
マイクを通さず生歌だった記憶がある「HEY」の掛け声、
「僕らは次にいこう」というフレーズ、
そして、
音源とは違って「たくさんの物を見❝よう❞」と歌っていたのにもグッと来たし、
ホントに.....ただただ純粋にちょっとでも前に進みたくなるフレーズの数々に感動してました
ライブ映え・・・とはちょっと違うかもだけど、この曲もまたライブでより化ける一曲に感じられた。
初日は、ミディアムから始まり静謐なバラッドで終わったので、
どちらかと言えばノベンバの静の部分が際立っていた公演だったと振り返って思いました。
懐かしい曲、今でも定番な鉄板曲、そしてここぞという時に披露される様な楽曲。
それらが上手く絡み合っていた抜群の構成でしたね!
ありがとうございました!!!!












かなしみがかわいたら
Hallelujah
ブルックリン最終出口
きれいな海へ
Sea's sweep
236745981
再生の朝
アマレット
Rhapsody in beauty
永遠の複製
彼岸で散る青
1000年
こわれる
dogma
Xeno

GIFT











ちなみに、
この日は物販で初の歌詞集を購入しました。
写真は以前購入したLOSTAGEの歌詞集と一緒に撮影したものですけど、
サイズもページ数もほぼほぼ同じで個人的には兄弟作、みたいな笑
 また、
内容としてはノーベンバーズらしい黒を基調にした耽美なデザインが光っていますし、
最後のセルフライナーノーツは何とメンバー4人全員が長文の全作品レビューを書いていて(!)
写真もいっぱい載ってますし、ある意味ファンなら是非購入してみて欲しい逸品になっているかと。
ノーベンバーズの歴史や裏話が沢山掲載されてるので少し値段は張りますがこれはマジでおススメですよ。

この翌日の公演にも参加しましたので、そちらのレポもまたUPしますね。



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