サブカルチャーマシンガン

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lost in time「acoustic recordings #2」tour 2017@静岡UMBER 17.5.3

2017-05-11 | LIVE
                                             
                                      先週の水曜日は静岡でロストのライブ観てました。












静岡でライブを観るのは初めてでした
ゴールデンウィークの真っ最中、岡山を満喫した後在来線を使ってゆったりと静岡まで移動
某駅で一晩明かした後、静岡及び東静岡に移動してこの日もまた観光等楽しんでました。そのラストイベントがこれですね。

で、ロストはロストでも小文字になっている=アコースティックセットのライブでした
この静岡アンバーってライブハウスはロストエイジの五味兄が店内のペイントを手掛けているんで
前々から行ってみたかった箱の一つではありました
でも今回、
「岡山からの帰り道だからいけるんじゃね?」的な発想が浮かびまして
「ゴールデンウィークの真っ最中だから何日使ってもいいじゃん。」と今回の遠征2連発に踏み切りました
こんな贅沢な時間とお金の使い方を出来たのもゴールデンウィーク及びゴールデンウィークに向けて必死に節約してた日々のお陰ですね
本当に今年のゴールデンウィークは有意義に過ごせた気がします。その分終わってからロスにやや苦しんでますが・・・笑









このアンバーというライブハウスは、
整理されたフォルムの街の片隅にかなり浮いた形で立っているハコでした
ちょうど目の前に子供たちの遊具がいっぱいある風景の側に存在しているんですよ
正直この駅に辿り着いた時「こんな穏やかでオシャレな街にああいうハコがあるんだろうか・・・」と思ってしまった程です笑
 でも内装がかなりオシャレでムード満点だったので、
案外その意味ではピッタリだなあ。と思いましたし、アコースティックにも似合っている雰囲気だなあ、と。バーっぽくもあって。

一曲目は「合い言葉」からスタート、
いつも以上に言葉を丁寧に紡ぐボーカルはアコギならではの味わい
更に「声」「ひとつだけ」と染み入るナンバーを惜しみなく連発
「眠ってても嬉しい。」と海北さんが発言する中、終始心地良い雰囲気でライブは進行して行きました。

キラーチューン「太陽のカフス」、
ゾクッとする音色に心が震える「小さな隣人」と個人的に大好きな楽曲が続く
「小さな隣人」の歌声はアコースティックだからこそより深く冴え渡る印象の歌声に仕上がっていて
色々とジーンと来つつ・・・割とコアな曲なのにいまだに準定番なのもまた嬉しかったり。

アップライトベースを懸命に弾きながら(縦長の特殊なベース)、歌もしっかりと歌いこなした「柊」「イロノナイセカイ」と
切なさをまき散らすパートが続く そんな切なさの極み、「グレープフルーツ」に加えて
前にライブで聴いた時以上に歌がクッキリと伝わって来た新名曲「トーチシンガー」と絶好調な流れが続く
この楽曲は「どんなに想っても結局伝わらない~」ってテーマ性の楽曲だったので
それもあって余計に感情移入してしまった
っていうか、メロディラインがヒット曲のようにきれいでキャッチーに響いてたのがまた凄くて
海北さんの才能はまだまだ健在だな。。と本音で感じさせる一曲に仕上がっていました
早くも人気っぽい?のも頷けるなあ・・・と思いつつ、
「絵の具の蓋」「忘れもの」とバラッド構成が続く
ムーディな雰囲気と相まって完全に大人のムードだったのが印象的

ここからアコースティックアレンジがやたら新鮮だった「翼」、
歌詞の内容はただ寂しいだけなのに(笑)異様に盛り上がった「されど犬は走る」と
今振り返ってみるとあまり救いのない歌詞の楽曲でもこんな鉄板ソングみたいに変えられるんだなあ、、、と
ロストの懐の深さが良く出ていた気がします
後者は特に昔から大好きだった曲なので、初めてライブで聴けて本当に嬉しかった!


「五月の桜」は途中で歌詞が飛んだみたいで、最後まであまり修正出来なかったっぽくてやや印象が薄まってしまいました
その分、異様にストイックにしっかりと歌いこなした「あしたのおと」、そして清廉と響かせた「ヒカリ」・・・と
何の茶化しも弁解もなくただただ向き合って歌い切った終盤もまた素晴らしかったですね
海北さんのそういう黙って挽回しようとするトコロが堪らなく好きです。


アンコールでは、
弾き語りで「ライラック」を披露
まだアコースティックセットのアレンジが出来てないらしく、
でも店長が「聴きたい。」と言ったらしいので急きょ組み込んだのだとか
弾き語りで歌っても十二分に伝わって来るドラマ性に感動しつつ、
音響&良い雰囲気のお陰かバンドとはまた違って風通しのいい“爽やかな「ライラック」”が聴けた気がする
バンドだともっとドラマティックな曲なんですが、これはこれでいいなあ。と素直に。

切なさを絞り出すように「列車」を届けて、
最後の最後は「30」をしみじみと響かせてこの日のライブは終了
穏やかで、でもどこか賑やかで、リラックスしてるけど、でもどこか張りつめている、、、
そんなアコースティックセットのロストならではの魅力に満ち溢れた2時間半に仕上がっていましたね
この曲は、正直最近リアルに色々と考えてちゃってたので余計に琴線に触れてくれた気がしました
ドリンクでお酒は飲んだと思うんですが、それにしても終始ほろ酔い気分で、朗らかに観れたような・・・
そういういつもとは違った良さを存分に感じていたライブ鑑賞でした。ありがとうございました。










1.合い言葉
2.声
3.ひとつだけ
4.太陽のカフス
5.小さな隣人
6.柊
7.イロノナイセカイ
8.グレープフルーツ
9.トーチシンガー
10.絵の具の蓋
11.忘れもの
12.翼
13.されど犬走る
14.五月の桜
15.あしたのおと
16.ヒカリ

17.ライラック
18.列車
19.30









個人的に「あしたのおと」「ヒカリ」「されど犬走る」「30」あたりが特に良かったですね
でも、一番印象に残ったのはただひたすらに“伝わらない想い”を綴り歌う「トーチシンガー」っていう新曲でした
新譜からの一曲でもあったんですが、空しい気分に最大限に作用してくれる曲だとも思えたので
益々次のアルバムが楽しみになる。。という効能もあったのがまた良好なライブでしたね

最後、このツアーを皮きりに販売開始するアコースティックミニアルバムを物販で購入したんですが
海北さん急いで走って来てくれてなんとジャケットにサインまでしてくれました
ライブ直後なのに走って物販にやってきて、
一番最初のお客さんが損しないように気を遣って頑張ってくれる。。
そんな海北さんの姿勢にプロを感じた一夜でもありました。源ちゃん、三井さんのプレイも良かったし、とっても気分の良い一夜でした。
それと、初めて静岡県でライブを観れた事もまた嬉しかった。静岡アンバー、近くにデパートもあるし銭湯も公園もあるしで
機会があればまた再訪したいハコ、、、でしたね。そんな好きなハコがまた増えた事自体にも大いに感謝、です。




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