サブカルチャーマシンガン

自分だけの「好き」を貫く為のブログ。

LUNKHEAD「四半世紀の下半期」@西川口Hearts 24.10.14

2024-10-25 | LIVE












今月の14日、ランクヘッドのライブを西川口で観ました。











結成25周年を記念した全国ツアーの後半、
個人的には7月の千葉以来に参加しました。
西川口ハーツに関しては、
ちょうど5年ぶり
忘れもしない
コロナ禍になる数ヶ月前に参加した公演でしたね
その後有観客ライブという不思議な名称が生まれたりして
しばらくはライブに参加すら出来ない日々が続いてたので、
結構、
直近で参加してた西川口ハーツのライブって言うのは
頭の中で反芻したりして自分の支えの一つになってました
多分ベスト盤を引っ提げたツアーだったかな?

西川口ハーツは
内装に木材が使われてる様に見受けられるので
どこかホッとする空気感が素敵なハコです
ちなみに、
これまで全部ランクヘッドのライブでのみ来ているハコだったりもする笑
そういう意味では、今やランクヘッドのホームの一つと言っても過言ではないかもしれません
 あと、
埼玉のハコに来れるのも単純に嬉しいですね
関東だとやはり東京が強くて、関西だと大阪が強いと思うんですけど
だからこそ近隣の県で観れる公演はレア感があったりもする
千葉はローカルな部分もあるのでおらが村感出ますけど、
埼玉は結構はっちゃけ系な感じがしますね
個人的な解釈ですけど。
どっちも好きです。

尚、
一部撮影OKな曲がありました
SNSでUPしても大丈夫だと言うことだったので、
いくつか上げています。では、以下どうぞ。














一曲目は「下北沢」。
のっけからLUNKHEADのガムシャラ感全開のナンバー
「這いつくばっている」
「まだ夢を見てる」
・・・
そんなストラグル感たっぷりの音像に早速胸が熱くなる。
そして、
小高さんが「西川口ー!」と叫びoi!oi!コールもアツかった「プリズム」
合田さんの動きまくるベースがまた良かった
「誰かこんな俺の事必要としてくれよ」という、
そんな歌詞に切なくもなった「優暮」
勢いたっぷりのロックサウンドにも心酔しつつ
リズミカルなドラムにも魅せられた「スポットライト」
更に、
二曲続けて山下さんが作曲したナンバー「未来は今ここに」という流れも良かった
この曲は生の爆音で聴くとあの山下さんのギターリフが余計に切なく感じて堪らなかった
一方でそれを支える合田さんのベースはゴリッゴリでそんなギャップも素敵だった。
すごい個人的なこと話すと、
この曲は昔チャンピオンで連載していた「空が灰色だから」って漫画のテーマソングに勝手にしてたので
思い出深い曲の一つなので結構泣きそうな気分で鑑賞してたりもしました。
あと、
サビの歌唱の拡がっていく感覚が見事だったな…切なさからの解放感というか。







5曲超えてもまだまだ攻め攻めの選曲は続く。
この曲は山下さんのギターリフの不穏な聴き心地も楽しかった「ガラス玉」
歌詞の「幸せになる日が来るのかな」というフレーズが聴いてて胸が締め付けられる感じがした。
「空知ラヌ雨」は、
かなり久々に聴いた気がする
久々過ぎて新鮮だった
特にサビメロが歌謡曲チックに感じてそこも面白かったですね
グランジを彷彿とさせるイントロからランクの中でも特にダークな「零時」を投下。
この曲は生で近距離で小高さんの小刻みな鉄っぽいギターサウンドを聴くのが兎角快感だった
ささくれだってるカンジ…..「望みは叶って僕はもう独りきり」って歌詞が胸に来たり、
アウトロの加熱していくバンド演奏はかなりのトリップ感があってヘドバンするのがまた気持ち良い仕上がりだった。
「それでも血の色は鉄の味がした」は、
以前のバッキバキの印象よりも
躍動感が増していてより流れるような気持ち良さがあった気がする
歌の熱量もスゴくて特に存在を叩き付ける様に熱唱されたラスサビの破壊力は流石でした。
からの、
「体温」という構成も素晴らしかった
何となく繋がってる感じがする・・・というか、
だからこそ生を叫ぶこの曲がより活きてくる。そんな印象もありました
のっけからのoi!oi!コールにどんどんエモーショナルさを増していくサビの歌唱、
聴いていたら、
「今、自分、生きてる!」って素直に感じて正にライブそのものな一曲に感じた。
この曲はランクの鉄板曲の一つだし何度も聴いてるけど、この日はよりドラマチックに響いていた
定番的な曲でもまだまだ磨き上げられてる部分にバンドの素晴らしさを感じたりもしました。








「赤」は、
自傷を想起させるかなりダークな新曲で
血の色みたいな照明と啼いてるギターフレーズにゾクゾクした
どこかV系にも通じる世界観を持つ曲にも感じてまたV系との対バンも観たいな〜、と。
したら、
その次に「三月」という選曲も良かったね
絶望的な世界観から、そこから立ち上がる曲という事で
最近のランクのセトリは結構ストーリーにも凝っている感覚を受けました
あと、
この曲のベースが歌に寄り添う様な丁寧なベースで好きだったなぁ。
「本当の強さ」というフレーズがまた沁みて至高のバラッドに酔い痴れていましたね。
ランクヘッドは激しいロックも良いけど、聴かせるバラードも実は同じくらい素敵ですよね。
その流れで「夏の匂い」
実は、
これを書いてる今も時折暑い日があるので
意外なフィット感が面白かった笑
温かみのあるアンサンブル、
そして、
この曲では恒例となっている小高さんの生歌パートが相変わらず沁みる。
撮影OKだったのはこの曲「決戦前夜」
勇ましい雰囲気でロックに聴かす一曲
ランクでは貴重なアニメタイアップの曲ですが、
誰かの為に強くなりたい〜と願うその歌詞の内容は
正に普遍的で聴いててグッと来るポイントも多かったです
この曲も盛り上がってたなぁ。
 MCでは、
「同世代おらんくて対バンが中々組めない〜」という話から(海北さん帰って来てくれ…!)
小高さんが「ライブに来てくれるって事がすごい事。」と語っていました
確かに、
自分は今二つの仕事場で働いてるんだけども、
日常的にライブ行きます!って人皆無だもんね
だから正直、
ライブ会場行くと「普段どこにいるの?」って思いますもん笑
勿論家族とかの中でも通ってるの自分だけだしさ。
なので、
それは本当にそう。と頷きながら聞いていました
そこからの新曲「この歌が終わるまで」はエモーショナルに響いてましたね
前に聴いた時も思ったけど、「何者でもないまま生きてくのは空しい」みたいな、
そんな歌詞にグッと来ますね・・・
聴き手に寄り添ってくれてる感じがする。
ここから、ライブはクライマックスに向かってゆきました。







まずは、
セッションで場を盛り上げる。
ギター山下さんとベース合田さんの速弾きバトル!
小高さんが二人を指揮?して「倍のスピードで!」と要求し
それに各々が応えていく、というとってもスリリングで楽しい時間でした
ステージフロントまで出て来て弾きまくるんでみんなの盛り上がりも半端なく。
そんなかっちょいいプレイに心酔しつつ、
「まだまだ行けるか西川口〜!!」と小高さんがアジテーションし「ENTRANCE」へ
この曲は野音で聴いた時のが特に胸に残ってそこから更に大好きになったロックナンバー
この曲はね、
「そこらに三億円くらい落ちてないかな」って歌詞がまず大好きで。
良い意味で等身大というか…こういうのが等身大というか。
それと、
「不安なんだよ」からの「無くなりゃしねえよ」ってフレーズが毎度聴いてて沁みる
逆説的に孤独感が薄れるというか、自分だけじゃない〜という。
聴き手の胸ぐらを泣きながら掴む様な歌唱がこの日も凄まじく、そして感動的でした。
暗闇でもがく勇気を貰えたような気がした。







高揚はまだ収まらない!
ロックバンドらしく噛み付いて行こうぜ〜と投げかける「アウトマイヘッド」
みんなでジャンプ!ジャンプ!する流れも非常に楽しかった
んで、
この日のハイライトと言っても良い「ぐるぐる」〜「はじまれ」で本編は終了でした。
「まだまだ行けんのか西川口!」
「かかってこいー!」
と叫んで始まった「ぐるぐる」
めちゃくちゃに踊れるビートと、合田さんが文字通り回転しながら弾くベース
カオティックな高揚感・・・どれも最高だった
自棄的な歌詞に乗せて、
どんどんハードになっていくバンド演奏に興奮が止まらず
ヘドバンしながら音に絡まり訳わからなくなるまで弾ける…と
完全にロックでバカになれた気がして実にサイコー!な一曲でした
 また、
途中演奏を止めて小高さんが一人語りをした部分が良かった
生きててもあんま良い事とかないし・・・と本音を語った後、
観客に深く感謝し、
「生きてくれてありがとう。」と告げるシーンはかなり胸に来た
この(夜の)瞬間の高揚は、誰が何と言おうと本物だ。
確かに、
管理人もそう思う
ぶっちゃけ都合の良い事とか
動いた分頑張った分だけの見返りがあるとは言い難い
だけど…
生きてればこういう楽しい事だって、ある。
それはこの時素直にそう思いました
ライブハウスでバキバキの音に塗れながら頭振ってどしゃめしゃになる
それはある意味狂ってるのかもしれないけど笑
みんなが作り上げた空間で一つになる
それは、
誰もが同じ動きをするのとは違う
誰もがこの時をそれぞれのやり方で楽しみ切っている
それが何よりも愉悦だった一幕でございました 
そこからの吹っ切れたような「はじまれ」がまた盛り上がった盛り上がってた
自棄的な流れからブチ切れたテンションで「はじまれー!!!!」と絶唱する姿は
本当ロックだと思ったしこれもまた構成的に秀逸な気がしてました
超ゴリゴリのバンド演奏と祈りを込めてひたすら熱唱を続ける小高さんの歌の絡みが終始素晴らしく、
ある種の美しさすら感じられたエンディングでしたね
ランクヘッド好きな人は苦悩してる人が多いイメージですけど、
だからこそ文字通り共犯関係を結んでその命運に抗い続けてるんだろうな、と振り返って思います
そんなバンドとリスナーの関係性がこれ以上なく結実していた最高のライブでした
なんかランクはどこでもどのキャパでも毎回魂込めたライブしていて
いつ行ってもツアーファイナルみたいな雰囲気ありますね
やはり今回も間違いない仕上がりでした
ありがとうございました!!!!













1.下北沢
2.プリズム
3.優暮
4.スポットライト
5.未来は今ここに
6.ガラス玉
7.空知ラヌ雨
8.零時
9.それでも血の色は鉄の味がした
10.体温
11.赤
12.三月
13.夏の匂い
14.決戦前夜
15.この歌が終わるまで
16.SESSIONタイム
17.ENTRANCE
18.アウトマイヘッド
19.ぐるぐる
20.はじまれ

21.ハイライト
22.シンドローム

















結構前の方で観てたので
メンバーと目が合う事がちょいちょいあって
中々ドキドキしちゃいましたね笑
管理人は男性ですけど、
やっぱり学生の頃から聴いてるバンドなので恥ずかしながらも嬉しさもありました 
そんで、
新曲群に関しては
「近いうちにみんなに聴いて貰えるように」と語ってたので、
配信リリースか或いはフィジカルでのリリースもあるかも分からないですね
 そんで、
アンコールがまた良かった
ザクザクしたギターサウンドが気持ち良かった「ハイライト」
「誰かにとって何かでありたい」というフレーズにやっぱり聴いてて感情移入してしまう
そういう事を諦めたフリしてもどこかで目指してしまう自分もいたりする
そんな心情を想起させてくれるこの曲はやっぱり名曲。
からの、
最後の最後がまさかの「シンドローム」だった!
この曲はライブ中盤か後半の起爆剤に使われてるイメージが強かったので、
攻撃的かつダークなこの曲をオーラスに持ってくるのは意外性あった
ただ、
「電子の迷路で繋がりを求め漂う」とか
「現実の世界で真実を求め彷徨う」とか、
意外性と言えば案外オーラスにも似合う気もするのがまた意外で楽しかった
行ってこい!と強気で送り出すカンジ…この選曲と構成はかなり面白かった!
ストーリー性の高まっているセトリといいまだまだ進化を渇望しているスタンスが格好良いですね  
あと、この日はスポーツの日だったんですがこの曲のベースがかなりスポーティなベースでした
途中のシャウトのとこ「西!川!口!」にしてたり会場の一体感がスゴかったり
最後まで攻めて攻めて攻め続けるある意味レアな公演でもありました
管理人はイースタンユースやランクヘッドを聴いて日々足掻いている節もあるので、
25周年おめでとうございます!という気持ちも抱きつつその先の光景も観たいな…!と強く思えた
そんなこれまた忘れられないミラクルに満ちた熱演を体験出来て幸福な西川口の夜でした。



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