サブカルチャーマシンガン

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食に向き合う、という価値観。/「湯神くんには友達がいない」11巻より

2020-08-28 | 漫画特集
実に深いセリフだ。







湯神くん、
色々と読み手の思想に影響を与える漫画でしたけど、
未だに深く印象に残っているメッセージ・・・メッセージ?いや、
湯神くんの“生き様”ですかね(笑
が、あって。
11巻の55話目なんですけど。


結構、
自分自身食が太いというか、
昔からかなりの大食漢だったんですけど、
あんまり食事に対して深く考えた事も価値を見い出した事も無くて・・・
まあ、ただ単にバクバク食ってただけなんですけど(笑
でも、
この話数を読んでから、
自分の中で(食事に対する)価値観が変わった気がしたんですよね








先生は、
スマホ見ながら食ってる時も、
飲みにけーしょんで食べてる時も、
どっちにせよ「ながら食い」で結局“作業”なんですよね
食に対して深く何かを感じる事もなくなんとな~くで食べてるだけなんです
でも、
湯神くんは、
食ですら自分のやり方で感じ方で楽しんでいて・・・
自分が美味しいと思ったものを、美味しいと感じながら食す。
一見シンプルで当たり前なんですけが意外と自分出来てなかったな、と思いましたね。

別に食べるものはなんでもいい、、、
いや、なんでもじゃダメかな笑
ただ、
制作者の顔を浮かべろなんて言わない
きちんと美味しさやそれに付随する充足感を味わって、
満たされた!って想いを持つ事も重要なんじゃないかな、と個人的には意識するきっかけになりました。
例えば、
仕事場のお昼の弁当でも、
食べる順番を(食べながら)練り込んだり、
ご飯にかけるものを自分で買ってより楽しめるように工夫したり・・・
外食する時なんかは、今ここで自分が汗水垂らして働いたお金で美味しいものを食ってる、という
そういう客観的事実を感じながら色々と感謝の気持ちをトッピングしながら食べたりもする
「(自分にとって)美味しいと思えるもの」を食べる事や、
徹底的に味わう事によって、
「美味しかった!」と自分の気持ちすら満たしていく・・・
そういう、
価値観というか概念をこの話数で個人的に学びました
自分にとって美味しいと感じるものを
自分の選択でしっかり食べて、
「美味しかった!」と
身体も精神もしっかりと満たす、それって生き生きとした人生を送る為には役立つと思うんです
“いちいち美味しいと感じる”そんな簡単な心持でちょっとでも毎日を豊かに出来る
それって結構素敵で尊い価値観なんじゃないか、って個人的に。

もう一つ、
「明日何食べよう?」っていうのが、
純粋に日々の楽しみになったりもしますからね
手っ取り早く自分の心を回復させるにも(意外と)お手軽な手段じゃないでしょうか







でも、
個人的にはながら飯も結構アリだと思う(笑
意識をそっちばっかに集中させてたら勿論ダメですけど、
エンタメを楽しみつつ、
味も楽しむ。
味を楽しむことを忘れない、
それが多分湯神くんの言いたかったことだと思う?ので、
先生の言う通り食事を楽しむ気持ちさえあれば一人でも全然楽しいもんなんですよ。
誰かと食べる時でも、会話も楽しみつつ、しっかりと味も記憶する。
そういう食が生む豊かさに初めて気付けたのがこの話でした。
それまでも、
食の大事さを訴えかける漫画やシーンはありましたけど、
この話でようやっとピンと来た、頭で理解出来た感じでした、自分は。
押しつけがましい作風じゃないのが良かったのかもです、佐倉準さんの素朴な作風が。





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