先月の14日に久宝留理子のライブを観ました。
4月のバースデーライブ以来4ヶ月ぶりに参加したこの公演。
内容としては、
バラードとカバー曲が中心の"大人のライブ"との事でした
当然椅子ありで基本着席でじっくり聴く…というカンジ。
でも、
それもアリだな〜って言うか、
年齢的な意味でも
多様性的な意味でもね。
腰を据えて音楽に浸る公演はそれはそれで一つの正しい形な気もする
勿論スタンディングで大いに盛り上がるのも大好きですけどね。
結論からすると色々あって良い、という事ですね。
この日は、軽食付きという事で
心なしかディナーショーみたいな雰囲気でした
こういうのとか
こういうの。どれも美味しかった。
って言うかお酒に合うようなメニュー多かったと思う。
食事しながら公演観るのもアリだなぁ〜。
ライブ前に、
以前船の上で行ったライブの映像が流れてました
開場して待機してる間でもライブみたいな雰囲気になってたので、
結果的に二重に楽しめた気がする。
セトリの中には、
この日演らなかったフィンガー5の「恋のダイヤル6700」のカバーなんかもありました
観客も食事しながら楽しく鑑賞してる中、
それが終わってしばらく経った後に久宝さんが登場
バンドメンバーも春のライブからお馴染みの面子が揃ってたので
その意味でも安心感がありました。
久宝さん「優しい時間をお届けしたい。」と宣言した後、
まずは「恋におちて」のカバーから始まりました。
しっとりとしたラブソングが心地良く響き渡る…
正に"大人のライブ"ですね。
それから、
4月のライブでは聴けなかったヒットナンバー「さよなら」を披露
まるでBARで聴いてるかの様な趣ある雰囲気を感じつつ、
張りのある歌唱力に圧倒される。
それと、
この曲のBメロの流れる様なメロディがやっぱり好きだな〜と思った。
最後のフレーズがまた切なさが滲み出ていてこういうライブには似合ってた様に感じた。
MCで
「バラードは意外と緊張する。」
「激しい曲とは違って勢いで誤魔化せない」みたいな事を語り(ニュアンスです)、
続いてはバラードでもカバーでもないサマーソング「熱い熱い夏の日」を投入!
正直、
季節が季節だし
一曲くらいは夏の爽やかな曲演ってくれるんじゃないかと思ってた笑
この日でも数少ないハンドクラップも飛び出し、ご機嫌なテンションで歌唱&演奏
聴いてて、純粋に「声が若い…!」と感じた
久宝さんのボーカルは
コブシが効いた部分と女性らしい色気が効いた部分が混同してるのが特に素晴らしく感じるけど、
その艶っぽい感じが未だにキープされててライブ行く度に感動しますね
と、
言ってもまだ2回目だけど。。
ただ、
この曲は本当に楽しかった。
歌詞の「何かがありそうな熱い熱い夏の日は」って部分、
それはこの日と今鳴ってる素晴らしいリズミカルなグルーヴだなぁ。って
そう感じながら超ノリノリで聴いていました
実際、
お盆休み真っ最中で
この日をすごく楽しみにしてたからな…
目の前で鳴ってる音と歌を聴いたら間違い無かったです。
あれ?
今日バラードライブだよな?ってくらい既に場が賑やかになっていた。
そんな風にみんなの感情をほぐした後で再びバラードゾーンへ。
まずは
アン・ルイスの「WOMAN」
純朴なポップスが心地良く響く。
更に、
誰もが知ってる山口百恵「いい日旅立ち」
欧陽菲菲「ラブ・イズ・オーヴァー」等往年の名曲を抜群の歌唱力で聴かせていく。
名曲を選んでも決して本家にも負けていない表現力は流石だな〜と感じていた
あと、
なんだろう、
やっぱりこういう風に
音楽や歌詞そのものに向き合うライブも良いもんだな。と感じていました
ただ、
久宝さんにもたくさんの名曲が存在している。
アルバム「Pocket People」から「メロディ」を歌唱
これがまた素晴らしかった。
兎角、
サビが素晴らしい。
覚醒感のある歌唱に、
ダイナミックさも感じられて…
ちょっと大袈裟かもしれないが、
人生を過ごす喜びみたいなものを感じながら聴いていました。
それくらいの完璧にも近い歌唱、
渋みたっぷりのギターもまた趣きあって良かったです。
サーカスの「Mr.サマータイム」では、
途中の「uh…」の部分の歌唱が滑らかで夏らしくて気持ち良かった
そして久宝さんの声はこの曲に似合ってる様にも感じた。
MCで、
「新しい曲も着々と〜」と語っていたので、
来年あたり新曲とか出るのかな?とか期待しつつ、
「こんなカンジで歌える歳になった。」と「男」のJazzyバージョンも披露
正に"大人の「男」"って感じでした(やや紛らわしい表現)。
メドレーでカバー曲タイム。
「桃色吐息」
「ハートのイアリング」
「Yes-No」と上から高橋真梨子、松田聖子、オフコースの楽曲を披露。
どれもこれも良かった
特に、
船のライブでも披露してた「桃色吐息」に関しては
上手く歌いこなしてるというか、大人の渋みがよく出てて素晴らしかったなぁ
そして男性ボーカルの曲を歌っている久宝さんもまた新鮮で良かったですね。
カバー曲のメドレーの後は、
久宝さんの曲のメドレーに突入。
「二人日和」・・・これがまた良かった
昔ながらの軽快なポップスで何度も歌われるダンシングってフレーズも気持ち良かった
更に、
「帰らない夏」
これも良かった…!
グッドメロディが光る一曲で、
尚且つドラマチックな雰囲気がまた胸に来る印象で心酔しながら聴いていた
おいおい、名曲の宝庫かよ。。と思いつつ、
悲しげなピアノフレーズが印象に残る「一途」なんかは初めから来ると踏んで予め聴き込んだりしてました
音源で聴くよりもエモーショナルなサビの熱唱に感動しつつ・・・
オーガニックなポップス「風にのって」と様々なアプローチで名曲群を響かせてゆきましたね
この曲ではフルートの音色も素敵だったな・・・久宝さんを支えるバンドメンバーの演奏もまた見事でした。
最高は壮大なバラッド「Take Me Home」で締め
熱い歌唱と共に、
兎角素敵過ぎたこの日の夜は終わり・・・
否、
もちろん、
アンコールも敢行!
アンコールのとき、
春のバースデーライブと同じく「く・ぼ・う!」コールが飛び出し、
この世代の歌手のファンの熱さを如実に感じていました
MCで、
「夏は元々好きで暑いのだってへっちゃら!みたいな感じだったんだけど、
最近は暑過ぎて嫌いになりそう笑」と共感度指数の高い言葉から
「(今日は)思った以上に集合してくれました。」と観客へ感謝の想いを述べてました
今回はお盆とは言え平日のど真ん中だったので心配されてたみたい。
アンコールでは、
まず「enough」
これも良かった・・・!
潮風を感じさせる曲。
爽やかで風みたいなメロディで、
この日も酷暑だったんですがひと時でもそれを忘れられる様な一幕でした
目の前に良い感じのバカンスの光景が浮かんでくるような…
正に、
真夏の夕涼みだな。。とマジで感じつつ、
アンコール最後は松任谷由実の「DESTINY」のカバーで締め。
久宝さん踊りながらのノリノリの歌唱で実に楽しかった・・・と思いきや、
最後の最後「やっぱあと一曲やる。」って事で代表曲の一つである「早くしてよ」を急遽演奏。
バンドメンバーにも確認を取ってたので本当に予定外だったと思われる。
確かに、
今日は「早くしてよ」演ってないな。とは思ってたけど…
やっぱり最後がオリジナルの、それも代表曲で終わるって言うのは嬉しいね。
アコースティックとは言え、この日唯一のスタンディングで
みんなで盛り上がったこの曲は本当に楽しかった
楽しすぎて、
歌詞に感情移入し過ぎて、
自分の過去の思い出と擦り合わせて
その上でビートにもノって不思議な音楽的オルガスムを得たり…
兎角ひたすらに楽しい最高のダブルアンコールでした!!
じっくりと音楽に浸るのがこの日のコンセプトに思えたけど、
この曲に関しては会場の一体感が気持ち良くて真っ向からアガりましたね
またも忘れられない新しい沸点を刻んで終わったこの日のライブ
色々新鮮でしたし、
バースデーライブでは聴けなかった名曲も聴けたし、
大満足の一夜でございました。
ありがとうございました!
1.恋におちて
2.さよなら
3.熱い熱い夏の日
4.WOMAN
5.いい日旅立ち
6.ラブ・イズ・オーヴァー
7.メロディ
8.Mr.サマータイム
9.「男」Jazzy ver.
10.桃色吐息
11.ハートのイアリング
12.Yes/No
13.二人日和
14.帰らない夏
15.見つけてあげる
16.一途
17.風にのって
18.Take Me Home
19.enough
20.DESTINY
21.早くしてよ
バラードライブ、
行く前に過去のアルバム聴いて「この曲来るかな?」とか
色々予想するのも楽しかったです
「夜明け」
「blue to blue」辺りは来ると思ってた笑
でも、
2回ライブ行ってみて
思ってた以上に幅広く選曲してくれてるな〜と感じたので
また聴ける機会も来るでしょう、たぶん。
そういや、
今回もライブ後の物販で
以前のライブ盤購入してサインして貰いました
久宝さんから「ノリノリだったね。」と声掛けて貰って嬉しかった…笑
まだまだライブで聴きたい曲沢山ありますし、またライブで聴きたい曲もありますし、
今後も久宝さんのライブには通いたいところですね。
最近、
家でもよくCD聴いてたり久宝留理子にハマり中な今日この頃です。
それをこういう形でもっと出してゆければ良いですね!