サブカルチャーマシンガン

自分だけの「好き」を貫く為のブログ。

SHISHAMO「SHISHAMO NO YAON!!! 2024 EAST」@日比谷野外大音楽堂 24.8.17

2024-09-13 | LIVE











先月の十七日にSHISHAMOのライブに行きました。










毎年行なっている野音でのワンマンライブ、
去年も嘘みたいな暑さの中で観たんですが、
今年は更に暑かった
多分、
今年で最も暑い日の内の一つに当たったんじゃないかな
それぐらいの…サウナみたいな暑さの中での鑑賞でした
振り返ると良い思い出になる・・・と言いたいトコですが、
これ書いてる9月の中旬もまだ暑いからね笑
まだ、
思い出にはなってないですね
でも、やっぱりSHISHAMOの野音はとっても楽しかったです
新譜のツアーも終わって良い具合に新旧織り交ぜたセトリになる時期だから、
そういう意味でもワクワク感を持って臨んだ公演でございました。















管理人が子供の頃からずっと観てる番組、ミュージックステーションから。



去年もそうだったんですけど、
いきなりセンターステージに移動してアコースティックからライブはスタート。
朝子さんがアコギ、松岡さんが鍵盤ハーモニカ、吉川さんがカホンでの形態でした
颯爽とカホンを叩き鳴らす吉川さんは格好良かったなぁ
そして、
「犬ころ」の「うーうーうーう」がやっぱり良い具合に脱力感あって気持ち良かったですね
アコギで聴く「熱帯夜」はどこか納涼感があって素敵なサウンドでした。
 
通常のステージに移動し、
通常のバンドセットに戻っての一曲目は久々の「警報」!
個人的に「SHISHAMO7」のヒリヒリとした楽曲群が大好きなので、
これは個人的に嬉しかった
スリリングなバンド演奏に、
シリアスで悲しげなフレーズが突き刺さり唯一無二の切なさを生んでいました
 逆に、
イントロからしてエネルギッシュな「笑顔のおまじない」
ここ最近のライブでは準定番くらいになってるのがとても嬉しいトコロ
パワーポップ風味のアレンジで前向きになれる言葉の数々が気持ち良い
吉川さんのリズミカルなドラム、ギラギラした朝子さんのギターソロなど演奏面でも聴き応えたっぷり。
決意表明のような歌詞が結果的に聴き手の背中を押している歌詞のセンスが素晴らしい。
人気曲「君の目も鼻も口も顎も眉も寝ても覚めても超素敵!!!」は、
前も書いたけど、
今ではポップで可愛い曲ではなく、
堂々とロッキンに盛り上がる曲に参加している
この曲では松岡さんのゴリゴリベースも効いていて、
そういう部分もまたバンドの進化を感じさせた
それと、
歌詞も良い
なんとなく推しへの愛の歌にも感じられるのも超素敵でした。


レア曲「休日」を挟んで
(ちなみに、この曲GO!GO!7188の匂いを感じる曲でもある)
これも久々な「笑顔のとなり」
アコギに持ち替えて歌った純朴なサウンドが軽快で心地良い。
あと、詞の世界観に寄り添ってる吉川さんのドラムも温かかった。
 個人的に、
大好きな名曲「中庭の少女たち」も聴けた
この曲は、イントロのギターリフの時点で「そうそう、これこれ!」ってなる。
全体的に言える事だけど、宮崎朝子のギターはもっと評価されて良いと思っている。
流麗で心地良いギターリフにお馴染みのハンドクラップ、ノスタルジーへの想い・・・
そのどれもが素晴らしく琴線に触れる出来栄えに仕上がっていました
この曲聴きながら小学校の時の同級生の事を想っていた。

虹色の照明がとてもきれいだった「ひっちゃかめっちゃか」
この曲もライブで盛り上がる曲の一つ。
って言うか、良い。
聴いてると過去の叶わなかった想いが切なく滲むのが良い。
ジャリンジャリンと鳴ってるギターのアレンジ等実は相当ロックな曲でもある。
ギターソロは相変わらずいぶし銀でむちゃくちゃ格好良かった!


朝子さんがお気に入りの曲だと言う「二酸化炭素」も久々に披露
涼やかなギターサウンドは意外と真夏のライブにも合っていた。
この曲は、
やはりラスサビが何とも言えない儚さに満ちていて胸に来る仕上がりになってるなと
ドロドロのベースサウンドが無骨で格好良い「溺れてく」
GRAPEVINEみたいなグルーヴ感があってその意味でも好みな一曲
沼を彷彿とさせるどろっとした絶望感は新しい武器って気もする。

ライブの終盤はエネルギッシュな楽曲たちを連発して締め。
地を這うようなベースサウンドがロックバンド的で格好良い「最高速度」
ヒリヒリしたバンドアンサンブルにも刺激を受けつつ、
今や定番曲にまでのし上がった「夏恋注意報」
イントロの、
リバーブが聴いたギターサウンドが気持ち良い
そして、ラストの「おーおーおーおーお」のシンガロングも熱い!
一回ミスして、
前の曲の終わりをまた弾き直してから始まった「君と夏フェス」
今や夏のアンセムにもなりつつあるこの曲、
松岡さんのベースソロがダウナーで気持ち良かったのと、
朝子さんの「来ちゃってたみたいー」のボーカルのキュートさが印象に残った。
野音で聴くとちょっと祭囃子っぽい気もする。
ちなみに、
フジロックに行く際この曲をテーマソングとしてよく聴いていた。
本編最後は、間奏のシューゲイザーっぷりも印象的だった「ハッピーエンド」で締め
 勿論、
アンコールも敢行。
ここで後ろのセットが光って「11」の文字が浮かび上がりました
このデビューからの年月に掛けた電飾も粋で良かったな
アンコール一曲目は、
「いっそこの心臓の音が君に聞こえたら」
ちょっとストレンジなアレンジから、
ザクザクしたバンドサウンド
強めのサビメロ…と
とっても良い曲に感じられた
なんだろう、王道ってよりかは、ありそうでなかった。的な曲。
今のSHISHAMOのよりロッキンなモードが反映されててまた聴きたいと思った。ライブで。

MCで、
「みんなが思ってるよりわたしたちみんなが好きだから」
「今日が終わっても私たちは終わらない。」と頼もしい言葉を語り、
この日も
「明日も」
「明日はない」の黄金コンビで本当の幕引きでした。
紅白でも披露した「明日も」に関しては、
毎回欠かさず披露している大定番曲にも関わらず
毎回必ず強く聴きたくなる〜というそれ自体が偉大な曲ですね
ロックバンドらしく転がっていくような言葉の一つ一つに良さを感じつつ、
最後はよりハード・ロッキンな相様を聴かせる「明日はない」
怒涛の疾走感と、
踊る様に熱唱する朝子さんがとっても格好良かった。
正直、
今この曲って
ライブだと1.5倍くらいスピード感が違うので
本当にライブで育って来た感は強いですね
その上で、
自分に素直に生きる事を誓うとっても共鳴度指数の高いフレーズ
稲妻みたいな強烈なギターソロもロックンロールな演奏自体もあの野音という場所には非常に似合っていた
ロックの歴史を紡いで来たこの場所にしっかりSHISHAMOのロックを叩き付けたステージでした!
最高のツアーが終わって寂しかった想いが見事に和らいだ1日でございました
ありがとうございました!!!















1.花
2.犬ころ
3.熱帯夜
4.警報
5.笑顔のおまじない
6.君の目も鼻も口も顎も眉も寝ても覚めても超素敵!!!
7.休日
8.笑顔のとなり
9.中庭の少女たち
10.ひっちゃかめっちゃか
11.二酸化炭素
12.溺れてく
13.夏の恋人
14.最高速度
15.夏恋注意報
16.君と夏フェス
17.タオル
18.ハッピーエンド

19.私の夜明け
20.いっそこの心臓の音が君に聞こえたら
21.恋じゃなかったら
22.明日も
23.明日はない
















セトリ的に言えば、
SHISHAMOの中でも3本の指の中に入るくらい大好きな「私の夜明け」が来たのも嬉しかった
去年の野音でも演ってくれたり度々演奏してくれるのはありがたい
この曲、
人が抱えている根源的な葛藤が歌われてる曲なので
普段のSHISHAMOの曲とはまた違った良さがあるというか…
特に、
「それでも人は言う
 「辛いのはあなただけじゃない」
そんな言葉が聞きたいわけじゃない」の部分が
この日はずしんと来ました。。

その他にも、
個人的にキラーフレーズの連発なので
この曲を演奏してくれてる事自体に深く感謝したくなった一幕でしたね…
新譜の中で特に好きな曲でもあった「恋じゃなかったら」も三人で歌うトコが胸アツだったし、
「何故こんなに涙が出るの」の部分の歌唱でグッと来たりもしてました

最初に暑さの事を前置きとして書きましたけど、
この様に最終的にはすっかり暑さも忘れて音楽に陶酔出来ていた充実の一夜でした。



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