サブカルチャーマシンガン

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落ち込んでる時に聴く音楽その② 素直/paionia

2017-08-30 | お気に入りの楽曲










狂ったフリで逃げ回って
本当の自分じゃ戦えなくて
悲しいことを喜ぶ度に
もう一生 出られなくなってて












この曲は数年前知った曲で、
このバンド自体も最近のバンドですね
重厚なアンサンブルと、兎角何かを伝えたい・・・そんな気持ちが突き刺さって来るボーカルが良いです
なんでしょうね。。久々に直情型のロックンロールが出て来たな~って印象もあるんですよ
ぶっちゃけた話、今はオシャレ系か盛り上がり系に二極化されてて
こういうコッテリ系の音楽が出にくくなってるように感じます
なので、個人的に凄く期待しているバンドの一つですね。
期待というか、応援してます。っていう。


パイオニアの音楽はとにかく剥き出しの印象が強くて、
思ったことや感じた事をそのまんまぶちまけてるような作中観が痛快でありリアルさを感じます

例えば・・・表向きは愛想笑いや空気を読んだ発言でなんとかやれてる「風」を装ってたりする
だけど、それは「本当の自分」を隠してバレないように注視した上での「風」なんですよね
仕方のないことなのかもしれないけど、皆インチキの自分を創って抑止して生きている現実があって
たまにそういう自分に、、、物凄いレベルの虚無感を覚えるのもまた事実なんです。

「本当の自分じゃ戦えなくて」ってフレーズがまた生々しいですし、
聴いていてちょっと胸に迫って来るものもあったりして、
かなり琴線を揺さぶられるポイントの多い楽曲に仕上がっています。



素直な唄を歌いたい
素直に君と話したい
酒気帯びでしか語り合えない
こんな虚しい自分て何ですか?




なんかね・・・
個人的な持論である事を考慮した上で読んで欲しいんですけど、
幸せな人の幸せな心境を歌った歌とか、ただバカみたいな前向きさを歌った曲とか
そういう曲を聴いて本当の意味で救われるのかな?って思っちゃうんですよ
それはちょっとインチキ臭いというか、
そんな風に常に感じてりゃ世話ねえよ。って感じちゃうんですよね
まあ、それ以前に俺自身の存在自体がインチキなのかもしれないですけどね・・・笑

この曲から伝わって来るブルースの匂い、、、
切なさ、悲しさ、やりきれなさ、空しさ・・・そのすべてが大好きです
「みんな」の輪の中に入ることが出来ない、または初めからそういう感性を持ち得なかった
そういう事や現実に苦しんでいる人には是非聴いてもらいたい一曲ですね
ただ、
何も気にせず
素直に話したい
素直に分かち合いたい
素直に通じ合いたい・・・
でも、
「ただそれだけ」の事が本当はとっても難しくて
苦しくて、厳しくて、遠くて、叶わないことなんだと・・・
その中に付随する悲哀の感情ですら、鬱屈に入り浸る為の「理由」にしてしまう、
そういういじらしい愚かさも描かれている(悲しいことを喜ぶ度に~という部分)
ありえないくらいに人間くさくて、愛おしくて、素敵な一曲ですね。

尚、この曲が入っている「さようならパイオニア」の後に出た「paionia in Rutsubo」という作品も名曲揃いで大好きです。
今日もあのアルバムを聴きながら帰宅したんですよね。。最高でしたよ。




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