サブカルチャーマシンガン

自分だけの「好き」を貫く為のブログ。

ずっと真夜中でいいのに。「原始五年巡回公演 喫茶・愛のペガサス」@東京ガーデンシアター 23.12.21

2023-12-23 | LIVE












一昨日、ずっと真夜中でいいのに。のライブに行きました。2023年最後のライブ参加でした。










ずとまよに関しては、
実は「秒針を噛む」がCDでリリースされた頃、
NHK-FMのラジオで流れていて「これ良いな。」って思ってたんです
ただ、
その頃は広く浅くよりも
ある程度ミュージシャンを絞ってその人らの音楽を深く聴こう~ってモードの真っ最中だったので、
中々新規開拓を今みたいにフラットに出来る様なモードでは無かったんですね
でも、
今思えば惜しいことしたな。って純粋に想う
「秒針を噛む」って振り返ると初期の代表曲だったので、
そこで躊躇なく踏み込んでいれば完全に古参だったのに・・・別に古参面とかに興味はないけど、
その時から追い駆けていたかったな、、、という後悔に似た感情はありますね。
ライブに関しても今回が初参加ですし、
年齢重ねると小学生の様な初動が鈍って来るのがホント悔しいわね。

ただ、
今回のライブに関して言えば本当に念願の初参加でした
というのも、6月のアルバム聴いて「めっちゃ好みだな。」と感じて、
その後ロングツアーが発表され「これは是非行きたいな。」と考えたんですが
先行抽選に一つもかすらず全部落選したんですな(滝汗)
えっ、
ずとまよってこんなにチケ取れないんだ。。と
折角ニューアルバム大好きでライブも楽しみにしてたのに.....とかなり落胆したんです
 しかし、
その後追加公演(この日と翌日)が発表され、
祈る様に申し込んだら何度目かの正直でこの日だけ当たって・・・
マジで嬉しかったですね

こんなにも追加公演の存在を有り難がったのもすげぇ久々な気がする
追加公演がなければアルバムリリース直後のライブツアー観れてなかった訳ですから...
そういう意味では、リスナーの事を考えて頑張ってくれたんでしょう
その感謝の想いを念じながら参加した初の生ずとまよでした。
相変わらず前置きが長くてごめんなさい、
コーヒーでも飲みながらゆっくり読んで頂ければ幸いです。 セトリのネタバレ込みですが、以下。












先行物販に並ぶために早めにINしたら、偶然うにぐりの着ぐるみに遭遇。。


東京ガーデンシアターは今年の1月以来11ヶ月ぶり3回目。
最寄り駅の一つがあの国際展示場駅なので色々と思い出す場所にある・・・笑
ガーデンシアターは武道館に匹敵するくらいにデカい割には観やすい感じもあって好きですね
それと、
着いてから隣接してる建物のフードコートでラーメンを食してたんですが、
有明ガーデンってその日公演するミュージシャンの楽曲が延々と流れる仕様?になってるのかな
散策してる間ずっとずとまよの楽曲が流れててすげぇ仕様だな・・・と。
 物販では、
並ぶときにカタログを配ってくれてこっちもかなりの親切仕様でした
取り敢えず季節的にロンTとタオル、ライブで使用する事が予め分かっていたしゃもじを購入
腹ごしらえもライブへの準備も整えて満を持して会場入りしその時を待つ
2023年のライブ参加がこのライブで終わり~という事もあり、
正直色々な意味で気合が入ってました
ね(笑
何一つ悔いは残さぬように、と。


ステージセットは喫茶店をモチーフにした独特なものだった。
ツアーはまだ来年の沖縄公演と京都公演が残ってるのであまり緻密に描写するのは控えますが、
率直な感想としてはあのステージセットでチケット代1万超えないのはスゴいな。ってものでした(笑
SEで太田貴子の「パジャマのままで」が流れる中、
ACAねさんが登場し、
続いてバンドメンバーも登場していよいよライブはスタート。
一曲目は淑やかなバラッド「マリンブルーの庭園」からゆったりとした幕開け。
ACAねさんの生歌、音源だけで聴いてると純粋に上手いし、歌の表情の付け方も巧い印象で、
それがライブで聴くと声量小さく聴こえるとかだったら嫌だな~ともちょっと考えてたんですが、
実際に聴くと、
本当にあの音源のままの繊細さと力強さを兼ね備えた声でまずそれに感動した。
CDで感動したあの歌声はリアルなものだったのがまずは嬉しかった。
 そこから、
一気にアッパーな「ミラーチューン」に突入
「君がいなきゃはじまんない」と観客に向けて歌ったこの曲、
聴いてる時の❝コンサートに来てる感❞が半端無かったですね
なんか漫画とかで描写されるコンサート描写を生で体感してる印象だった
「憧れはきっと超えてくもの」って歌詞は今思うと2023年春を先取りしてたっぽい
終わった後の「ミラーチューン~っ!!」ってACAねさんのシャウトもカッコよく早速テンション上がる。
 「ずっと真夜中でいいのに。です!」というMCの後、代表曲の一つ「お勉強しといてよ」
ライブで聴くと「焼き焼きだ」の部分が中毒性ありすぎて楽し過ぎた
そこから、
チュルチュルッチュ~と口ずさむイントロの段階でブチ上がった「勘冴えて悔しいわ」と
恐らくライブの人気曲であろう楽曲を惜しみなく注いでいく。
性急なバンドアンサンブルと、
問答無用に踊れるビート感
解放感たっぷりのサビメロ~と「もうクライマックスですか??」って位のカタルシスを既に感じてました
サビ後半の流れる様なメロディの歌唱はゾクゾクする様な気持ち良さがありましたね。

ここで、
ニューアルバムからの書き下ろしの新曲の一つ「馴れ合いサーブ」が投下される
この曲、「沈香学」の中でも特にヘビロテしてた楽曲だったので、
来た段階でガッツポーズ
イントロのACAねさんのギターフレーズに痺れ、
更に音源よりももっとけだるげで攻撃性を孕んだAメロのボーカリゼイションに二度興奮する。
タイトルの通り、場を円滑に進めるだけの意味のない愛想を否定する様なニュアンスを感じる曲で、
それが爆発するこれまた攻撃的なサビに同調しそのビート感にも酔い痴れ個人的にヘドバンで盛り上がる
そのヒリヒリする様なカッコよさは本気で惹かれる程スゴかった。
ある程度孤独じゃなきゃ創れない曲というか・・・
聴いてて何かスカッとしたし、
ACAねさんの「あいあい」のコールと
間奏の爆音スラップベースもめちゃくちゃ格好良かった。マジでこの曲が聴けて良かった。。。
 MCで、
「痛みを焙煎し~」と口上、
「何卒何卒よろしくお願いします。」と述べ、
SEとして中森明菜の「プレイバック part2」小泉今日子の「あなたに会えてよかった」等
昭和を代表する歌手の名曲を流している中で「夜中のキスミ」に移行しそのまま生歌唱で披露
この曲ではそれまでと違い歌心を感じさせる丁寧さが光ったパフォーマンスでした
アンニュイな雰囲気が心地良い「違う曲にしようよ」
曲中で小芝居も挟み、
その演出も楽しみつつ、
シンプルなアコギサウンドに乗せて名バラッド「不法侵入」を歌唱
先ほど音源そのままの声と記述したけど、この曲は音源以上に綺麗な声に聴こえて素晴らしかった
途中、煙の演出も視覚的に良かったし、どんどんヒートアップしていく演奏もCDと違ってて面白かった。
「曖昧なのは自分だって わかってる」ってフレーズも胸に刺さって来て堪らなかった。


この日、
一番聴いてて泣きそうになったのが、
「上辺の私自身なんだよ」という曲でした。

最後の方、今思い出しても泣きそうになるくらい感極まってた(自分が)。
他の楽曲とは違って、
めちゃくちゃスロウで、
ある種フィッシュマンズの様なDUB的な要素も感じさせる曲
どことなくノスタルジックな雰囲気&メロディと、雪みたいにしんしんと降り積もる様な生歌
それに、
「泣いてんの」の部分の高音の歌唱があまりにも綺麗で、
それが最も涙腺を刺激したと同時にこの人の歌唱力って本当高いんだな。
とも実感
聴きながら、色々と悔しさを感じて、自宅の部屋で独り泣いてしまった事を思い出してしまい、
そういう意味でもヤバすぎる一曲でした
音源でも大好きだけど、
この日の生歌唱はそれを上回ってた気もする。この曲もセトリに組み込んでくれて感謝だわ。。
 「日替わりメニュー」と称して、
A~Cまでのランチ(楽曲)をご用意、
観客の拍手の大きさでそれが決まる~という演出も面白かった。
しかも、アレンジはアドリブっぽくてインド風味のアレンジで「優しくLAST SMILE」
バンドメンバーに「インドの事をもっと考えて下さい。」とか「インドっぽいギターで」とか
無茶振りをしてるのも面白かった・・・笑
オリエンタルな空気が心地良く、
終わった後には「ナマステー」と発言してたのも振り切ってて良かったですね
曲中でしゃもじでハンドクラップする時の「しゃもじ用意~!」ってコールも可愛かった。

曲始まりの時点でまっすぐな歌が鳴り響いた「正しくなれない」
「ずっと もうずっと」の部分の歌唱が演歌ばりにコブシの効いた歌声になってて、
こういう歌い方も出来るのか!とACAねさんのシンガーとしての可能性に驚き
美メロ際立つサビにも陶酔。
大人っぽいうたで、
心地良いダンスミュージック風味の「眩しいDNAだけ」
この曲でも、曲の一部で「だけ~!!」と物凄い声量を叩き出しててめっちゃ盛り上がってました
小気味良いデジタルビートと気持ち良い低い声が絡み合う「マイノリティ脈絡」も良かった
サビでは逆にアッパーに弾けるメリハリにも夢中になって聴き入ってました
「一方的を貫くなら」ってフレーズも聴いてて印象に残った。
 ACAねさん「まだまだ行くねーっ!!」と楽しそうに観客を鼓舞して「低血ボルト」
このコールも超可愛かったし、これもすっごくコンサートっぽくて良かったな笑
格好良いビートに酔い痴れる中、
アウトロの昔の戦隊ものみたいな雰囲気の演奏(?)も面白かったな
なんか令和っぽさの中にもちょいちょいレトロなテイストを混ぜ込んでいる気もした。


ライブもクライマックスに突入。
イントロのスラップベースソロの時点でバッキバキでテンションブチ上がった「残機」
「やぁ。」に聴こえる「嫌」の冒頭のコールも素晴らしかったし、
この曲ではもう片方の手で剣を持ち、
最終的に振り回しながら歌うACAねさんが格好良過ぎた!
ドクドクと注ぎ込まれる様なサビメロにAメロでのラップ風味の歌唱、
途中スキャットのような歌唱を混ぜてたのも聴き心地良かったし、
「Yeah!」と叫ぶACAねさんのボーカリゼイションに最後まで魅せられた楽曲だった。
 MCで、
「みんなに好いて頂いて、こうして5年間も音楽を続けさせてもらってます。
 いつもありがとうございます。」
という丁寧な発言が光る中、
「始まりの曲です。」と前置きし、遂に件の「秒針を噛む」がスタート。
個人的にも初めてずとまよの存在を認識した曲であり、当時ラジオで聴いて
「この曲良いなぁ。」って感じた記憶を反芻しながら聴き入りました
大好きな楽曲だし、
ある種、良いと感じてたのに保守的にそれまで聴いてた音楽だけの方に行ってしまった、
あの日の自分に本当の意味でリベンジ出来た様な個人的に大切な時間だった。

「分かり合う〇一つもなくても」というフレーズに感情移入しつつ、
イントロのACAねさんのギターも格好良かったし、
この日はソングライター、
シンガーとしての魅力に加えて、
ギターだったり扇風琴(扇風機みたいな楽器)だったり、
演奏者としての魅力も存分に感じる事が出来たのも収穫でしたね
「「本当」を知らないまま進むのさ」という歌詞も聴きながら感化されてたし、
兎角歌詞と歌唱と自分の経験等が融和して「最高!」という感情を常に創り出していました
最後の「レイラ~!!」の爆音歌唱も本当に胸アツで生ライブならではの感動がありました・・・!

曲紹介の「MILABO」の言い方も可愛くて好きだった「MILABO」
巨大なミラーボールがステージの上で回り出して青い光が充満するその光景がステキだった
これ、
本当にチケット代1万超えてないのが奇跡的だな(笑
心地良いディスコビートに心酔、
まるでバブル期の様な雰囲気に浸りながら自由に踊って楽しんだ
この曲では観客の俗に言うワイパーの振りも面白かったし最後の扇風琴の音色にも痺れてました
あれ、視覚的にめっちゃ格好良いよな・・・
 本編最後は、
本格的にずとまよにのめり込むきっかけになった現時点で一番大好きな「綺羅キラー」(!!)。
正直、この曲が生で聴けたのは嬉しかった。。
しかも、めちゃくちゃ良い位置で...
あのイントロのかっちょいいギターフレーズが鳴らされた時点で「おお!」と思わず歓声を上げてしまった
カリラップが担当している部分はACAねのアドリブの歌唱が充てられててそれも面白かった。し、
アウトロのホーン隊のアレンジがCDよりも爆音かつ攻め攻めになっていて、
この日一番のブチ上がりを感じながら大興奮して終われたのが感動的!

ものっそい攻撃的で、
でも、
「乗りこなす必要もないし」って魂の籠った歌唱にはやっぱり気持ちが楽になって救われた。
サブスクやCDでずっと愛聴してたお気に入りの曲が、ライブでそれを超えて来たのが何より嬉しく、
ずとまよが音源をひょいと飛び越えていくミュージシャンだと分かったのも誇らしかった。
みんなで飛び跳ねて熱狂して、素晴らしい❝個❞で一体感を生んだ瞬間は忘れられない。
一つにならなくても一つになれる、正に夢のような時間でした。
ありがとうございました!
















1.マリンブルーの庭園
2.ミラーチューン
3.お勉強しといてよ
4.勘冴えて悔しいわ
5.馴れ合いサーブ
6.夜中のキスミ
7.違う曲にしようよ
8.不法侵入
9.上辺の私自身なんだよ
10.優しくLAST SMILE
11.正しくなれない
12.眩しいDNAだけ
13.マイノリティ脈絡
14.低血ボルト
15.残機
16.秒針を噛む
17.MILABO
18.綺羅キラー

19.サターン(弾き語り)
20.あいつら全員同窓会
21.花一匁
















アンコールも敢行。
ACAねさんが一人で出て来て、アコギの弾き語りにて「サターン」を披露
「私といるより楽しまないで」という歌詞に早速鷲掴みにされた名曲然とした演奏でした
素朴で、無垢さを感じさせるうたが印象的で、
こういうアプローチも出来るんだ~と
脊髄反射的に「こういうの好き!」という想いに駆られた。アウトロではバンドメンバーが加わって、
豪勢に終わってたのも痛快だった。
 MCで「まだもう少し踊ってくれますか!」と告げ、「あいつら全員同窓会」を披露
「嫌味に費やすほど 人生長くないの」というフレーズに共感しつつ、
最高に踊れてスカッとするサビの歌唱に陶酔してました
「お世話になってます」の部分で、
メンバー全員でお辞儀して演奏がストップするトコも面白くてしゃもじの鳴りが止まりませんでしたね笑
 印象的だったのは、
音源だとラストの部分はウィスパーボイスで締められるんですけど、
ライブだと真逆の叫ぶように、決意表明かのように声を張り上げて歌っていたこと!
これはライブに参加しないと聴けなかったアレンジだし、ギャップもあって激アツだった
最後の「あばらの骨が折れるまで~!」のパワフルな歌唱も超絶エモーショナルで感動的でした
ああいうエモロック的なアプローチもあるんだ・・・!とものっそい胸アツな気持ちに。。

 MCでは、
「普段は暗くて・・・」
「(このライブが)日常の中のささいな煌きになったらいいな。」
と前置きし、
「原点であり、ここから始まって行く曲です!」と最新のアンセム「花一匁」でフィナーレ。
最後の最後が最新ナンバーってのもカッコいいなあ!と感じつつ、
「笑ってくれていいのに~」のセクシーで逞しい独特のボーカリゼイションに魅せられたり、
途中メンバー紹介も挿入したりと正に万感のクライマックス感で聴かせていました
「意味が欲しいよ」と切実に歌う歌唱も、
「寂しさに強い処方箋欲しいよ」と歌う箇所も、
要所要素に琴線を刺激させられつつ、最後に「健康でいられますように!」と叫ぶ
その大胆かつバカでかい歌声を聴いて、
「ああ、今年のライブ納めがこれで良かった。」と素直に思った。

ラストが「健康でいられますように」っていうのはこれ以上ないくらい相応しい気がする
扇風琴も披露、
アウトロの「花一匁」の囁きは音源とは違って「花一匁っ!」と大声で何度も叫び、
その上「ダッダッダラダラララダッダラ!」みたいなスキャットも交えて
感情を昂らせて熱量マシマシの歌唱に仕上がってたのも聴いていて逐一グッと来てた。
ステージを去る時は肉声で「ありがとうまたね~っ!!」って大声で叫んでたのも感動しました
歌ってる時の踊る様な振付がすごく可愛かったし、それとは裏腹に意外とアツい一面も垣間見れて...
CDとかで聴いてるだけでは分からなかったずとまよの一面を十二分に味わえて心から大満足でした。
ライブ前に聴きたいと思ってた曲(綺羅キラー、秒針、不法侵入、馴れ合い、上辺~等)は全部演ったし、
それ以外の楽曲もみんな新鮮で格好良くて益々ずっと真夜中でいいのに。に夢中になりそうな一夜でした。
ある意味、子供の頃に戻ったかのように純粋に観れて楽しめた記念碑的なライブでした・・・!
想像以上に長くなってしまいましたが、ここまで読んでくれた方に感謝です
ずっとずっと真夜中でいいのに。の生ライブ観たいと思ってたので、
今年最後にその夢が叶って幸福でしかなかったですね。


尚、
2024年は管理人の生まれ故郷の横浜にて2DAYSアリーナ公演が決定!!
想像以上にチケ取るの大変だったので、プレミアムの入会も考えてます...笑
これからガンガンずとまよ追い駆けてくので、好きな方は是非よろしくお願いします。



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