昨日、約1ヶ月ぶりにライブに行って来ました。
久々のライブ参加だったので、すごくワクワクしながら参加しました
というのもここ1ヶ月くらいずっと風邪だったり口内炎だったりが続いてて
しっかりと大丈夫な状態になったのがGW明けだったりしたんで、中々行きたくても行けなかったのです
そして、THE NOVEMBERSのライブ自体も去年以来約半年ぶり(!)とタームが空いてたのでその意味でも期待を込めて観に行った公演でした。
結論から言うと、素晴らしかったです
ライブは、想像してる以上に今自分が抱えているモヤモヤを振り払ってくれる力がある
スッキリとした気持ちで明日に向かう活力をもらえるものなんだな、、、と改めて思いました
やはり圧巻だったのはTHE NOVEMBERS!
気持ち良すぎてカラダが宙に浮くんじゃないか、というくらいの高揚感に
暴力性たっぷりのステージングで正にもう一段階進化したノーベンバーズが拝めるような一夜でした
この日は盛り上がりも(いつもより)凄くて、その意味合いでも、もう一歩進んだ空間を見せてもらったような
そんな気分にもさせてもらえた一夜でした。「ロックコンサートの凄味」だらけのイベントだったように思います。最高。
■Boris
観るのは初めて。
いきなりバカでかいシンバルをガンガン鳴らし、
まるでサムライのような佇まいと切れ味の鋭さでライブはスタート
しかもいきなりスロウバラッドで始まるという素晴らしさも含めて
(こういう言い方が合ってるのかは分かりませんが)“洗練された大人のロック”という感じでした
また、ドラムとベースのリズム隊の迫力がスゴくてですね、
なんか聴いてて足がシビれてしまう(比喩ではなく)レベルの振動が素晴らしかった
なんかのアトラクションみたいな力強さとMCは無くてもエンタメ性みたいなものも感じられたので
最初がこれで良かったなあ。。とつくづく思えた公演でもありました
特にこのバンドはバラードがヤバいですね。惹き込まれます(お世辞ではなく)。
■Klan Aileen
こちらも初見。
ドラムとギターの2ピースだったんですが、
不足感を全く感じさせない、どころか、こっちのがシンプルにガツンと来るんじゃね?ってくらいの
勢いと緻密な演奏のカタルシスが終始凄かったです
ドラムも相当主張するようなドラミングでもって攻めてて、
中盤あたりになると「これむしろドラムの為にギターが鳴ってるんじゃない?」って思っちゃうくらいに
兎角存在感と印象の強いドラマーが記憶に残ってます
MCでは「誘って頂きありがとうございます。ただ、僕たちが一番格好良いと思います。」と不敵に宣言
謙遜や自嘲が“義務”みたいになっちゃってる今の日本では非常に頼もしい発言だと感じた(俺はね)
その発言の後最近youtube等で宣伝している新曲「Nightseeing」を演奏したのだが
間違いなくこの曲が一番格好良かったですね
不穏なビートとメロディに、
畳み掛ける演奏の凄味が炸裂しまくっていて
まさに息を飲むくらいに白熱したロック・ショウを素直に楽しめた気がする
やはりロックは常軌を逸するくらいに滅茶苦茶になった方が興奮する。と改めて思えたステージでした
この曲、買いたいですね。
■THE NOVEMBERS
1.永遠の複製
2.鉄の夢
3.新曲
4.新曲
5.Sky Crawlers
6.Blood Music.1985
7.236754981
8.dysphoria
先に書いて置くと、この日ヘドバンし過ぎて翌日、、、っていうか今も首が痛くてしょうがないですね
でもまあ、本当にノベンバの音楽って気持ち良くノれるし、自然にヘドバンしたくなる痛快さがあるから
それもまた「しょうがない」んですよね(笑
一曲目の時点であがる歓声、
いつもよりもダンサブルなアレンジに感じた「永遠の複製」で掴みはバッチリ
そこからショッキングかつ写真的な演出(照明を点滅させまくってるので写真を観ているような気分になる)「鉄の夢」と
この日の共演バンドの静かに燃え上がるようなロックンロールに応えるかのようにノベンバ流のロックを提示していく
この時点でもう盤石のムードが出来あがっている中、
更にめちゃくちゃハードな新曲投下と非常に堪らない流れが続く
新曲は2曲も演ってくれた(!)んですが、一曲目は暴力的なまでに聴き手に噛みつくような激しさを内包した楽曲で
最近の新曲の中ではシンプルに、ストレートに勢いのあるロック・ナンバーだなあ。と感じたのでリリースが本当に楽しみ。
もう一つの新曲は、メロディ中心の内面に切り込んだ歌詞が印象的な聴いてて頷いてしまうような一曲でした
こういう人間の持つ普遍的な心情を描かせたらノベンバは強いなあ。。と感じつつ
この曲の“気にしちゃう事すらどうでもいいんだ。”と言ってるかのようなセンスには大分聴いてて気持ち助けられました
憂いのあるメロウさも感じられたのでこっちもリリースが楽しみです
そして、ここで「zeitgeist」で個人的に一番好きな曲である「Sky Crawlers」が投下されました!
この曲はリリースツアー以降生で聴いた事がなかったので、その意味でもイントロの時点で興奮しちゃいましたし
聴いてる時も嬉しさでいっぱいで多幸感が半端なかったですね(笑
スロウダンス出来るような音像も好みだし、
この曲では小林祐介が完全にハンドマイクになるので新鮮味もたっぷり
また、ハンドマイク姿も本当に似合ってるから俺的に視覚的な意味合いでも観てて堪らなかったです
それはそれで凄く優雅に映るというか・・・ゆっくりと、そして的確に真理を突くような感覚が本当に恍惚的でした。また一つスッキリ出来た気がします。
ちょっとアレンジを変えて来た感のあった「Blood Music.1985」でバンドも会場も大炎上
益々シャープに研ぎ澄まされたケンゴマツモトのリフの心地良さに加えて、
小林祐介の絶唱もまた聴き手の気分を高めて自分以外にもヘドバンしてる人もちらほら
以前よりもロック・ショウ的な雰囲気が出て来たムードといい今のTHE NOVEMBERSの好調っぷりを象徴してるかのようなステージングでした
兎角この曲はケンゴマツモトが一番光る楽曲だなあ。。とこの日もまた思ってしまいました
続く「236754981」はあまりにも自然に体を揺らしたくなるリズム感の表現が実に見事に冴え渡っていて
聴いていて宙に浮くような、意識が飛ぶようなドラッギーなカタルシスを正当な形で生み出していたのが素晴らしかった
「これだよこれ!」「この刺激が欲しかったんだよ!」と、
この日のノベンバは自分がロックに求める要素を全て体現してくれたかのようなキレッキレのライブで
よりシャープに、より研ぎ澄まされた熱を届けてくれた最高のパフォーマンスに仕上がってました
ガタガタ言わずに、聴けば一発で、分かる。そんな境地まで達していたのが嬉しかったし、
本当に全力で推せるバンドだなあ、と。
最近、というか、去年の新木場ワンマン以来機会を逃し続けて来てましたが
やっぱりこういうライブを観ちゃうと「もっと観たい!」ってなってしまいます
いつも以上に観客の声援に応えていた感じもあったし、
本人達的にも手応えのあったライブだったんじゃないかな、、、って勝手ですが思いました。
アンコールでは、これまた痺れる演出、間髪入れずに出て来て吉木さんがドラムをガンガン叩き始め
激情をステージにぶつけるように「dysphoria」が演奏されました
そのぶっきらぼうな始まり方が正にロックを感じさせるなあ、、、と思いながら
鬼の様なシャウトを繰り返し、吐き捨てるように言葉をぶつける小林祐介のキレっぷりも観てて凄かったですね
バンドとしてもラフを極めたかのような暴力性のあるパフォーマンスで、「この曲で終わってもいい」くらいの満足感でこの日のライブは終わりました
また、実際にこの曲がラストだったんですけど
やっぱり「dysphoria」ラストはアガるなあ、と(笑
そんな良さも再確認出来てあらゆる意味合いでTHE NOVEMBERSのライブの規格外っぷりに陶酔してしまった夜でした。
最近のモヤモヤが一発で全部吹き飛ぶような、そんな確かな“パワー”のあったイベントでしたね。ありがとうございました。
異種格闘みたいな対バンも面白いですけど、
こういう統一感があって、通じる美学を宿しているバンド同士の対バンもえらいいいもんだなあ、、、と
そんな気分で代官山を後に出来たどこを切っても素晴らしい「首」だったと思います(首だけに!笑)
MCや態度で盛り上がるのではなく、演奏が白熱して来て自然と高揚感が増して行く・・・
そんな角度からの「正しさ」をしみじみ感じてしまった夜でもありました。
ボリス、クランアイリーン、ノーベンバーズ、最高だった。
また各バンドのスタッフの皆さんやハコのスタッフにも感謝です。
次の「首」とその次の「首」、更にはその次の次の「首」の詳細が明かされていて
11周年だけあって攻めて行く姿勢が常に溢れててファンとしても追い駆け甲斐がありますね
次の首も興味深い面子ですし、その次は久々に東京でアートスクールとの対バン、
更に次の次はyukihiroさんのアシッドアンドロイドに石野卓球、更にスペシャルバンドまで・・・!と
この後も更に“お楽しみ”が続くので色々な意味合いで「堪りません!」ね(笑
このブログでも出来るだけ追い駆けたい、、、と思ってます。
そして、新譜と新ツアーも待ってます・・・!!