先日、初めて「アナと雪の女王」(字幕版)を視聴しました。
ディズニーシーに新しいアトラクションができるくらい人気の作品ですが、視聴するのは今回が初めてです。
雪の女王ことエルサは生まれつき氷の魔法を持っており、幼いころ妹のアナと遊んでいる際に、誤って魔法がアナの頭に命中。トロールによって魔法は取り除かれたものの、アナは楽しい記憶はそのままに、魔法に関する一切の記憶を失い、エルサは魔法を制御する術を学ぶことになり、城の門は閉ざされることに。しかしなかなかうまくいかず、両親も海難事故にあって他界してしまう。
その後エルサは女王として戴冠式を執り行うことになり、しばらくぶりに人前に姿を現すことに。何とか乗り切ろうとしたものの、アナがその日出会ったハンス王子と婚約するという話を聞いて驚愕。結婚を認めてくれない姉に反発するアナだったが、エルサはとうとう魔法を人前で放ってしまい、怪物扱いされてしまう。
エルサは1人雪山に逃げて氷の城を構えるが、本人が知らない間にアナたちの街の周囲の季節を冬に変えてしまっていた。アナはエルサに氷を解かしてもらうためにも、彼女のもとへと向かう決意を固める。途中で出会った氷運搬が仕事のクリストフと彼のトナカイ・スヴェン、エルサが作った雪だるまオラフと共に氷の城へとたどり着く・・・
といった感じで物語が進んでいくわけですが、ディズニー映画ってこんなに歌うっけ?と思うくらい次から次へと歌が流れてきました。その中でも超有名どころといえば「ありのーままのー」で知られている「レット・イット・ゴー」。一節しか知らなかったのでどんな歌で、どんな場面で歌われるのか気になっていました。今回初めて全部通して聴いたのですが・・・うーん、なんだろう、この感覚。歌い方も歌っている最中のエルサの動きも素晴らしいとは思います。ただ、どことなく寂しく哀しい歌のようにも感じます。
この歌は「力を制御できないならば、山奥に1人でこもり、そこで力を制御することなく1人で生きていく」という歌でもあるのではないかと。ありのまま生きることの素晴らしさだけではなく、それ故に誰とも一緒に過ごせない悲しさも秘めているように感じます。歌だけ聴くのと、映画の中で聴くのとはまた違った印象を受ける歌ではないでしょうか。
劇中では「真実の愛」がキーワードとなっていましたが、単に男女の恋愛に持ち込むのではなく、姉妹愛という結末に至ったのは興味深かったです。劇中でハンス王子が王位を狙ってアナに近づいたように、偽りの愛もあれば、クリストフのように口ではあれこれ言い合いながらも心の中では相手を思っている秘めたる愛もある。愛の様々な形を描いている映画でもあるのでしょう。恐怖という冷たい感情は抑えつけるだけでは耐え切れず、愛情という暖かさをもって初めてそれを制することができると。
それにしてもこの映画、雪や氷、肌の描写がとても綺麗ですね。クリストフがアナと初めて出会うシーンでは、クリストフの全身に雪がついていましたが、雪国住まいとしてはあの光景は見慣れたものでした。雪も全て同じ雪ではなく、サラサラの雪や、雪玉を作れそうな感じの雪など、きっちり描き分けられていて素晴らしかったです。透き通った氷も綺麗でしたし、アナやエルサの肌がアップになった際も、その綺麗さに驚かされました。
評判にたがわぬ面白さではありました。しかしこの物足りなさは一体・・・あぁ、あれだ、NG集が無いからだ!
「スヴェンが誤ってオラフの人参を食べてしまう」「ウェーズルトン公爵のかつらが外れるシーンで、エルサの笑いが止まらずNG連発」とか、そんな感じの。どうにもNG集があると思ってしまう、私の悪い癖です(苦笑。
余談
ラスト、アナがクリストフに新しいそりを見せるシーンで、「モンスターズ・インク」のラストを思い出しました。
ディズニーシーに新しいアトラクションができるくらい人気の作品ですが、視聴するのは今回が初めてです。
雪の女王ことエルサは生まれつき氷の魔法を持っており、幼いころ妹のアナと遊んでいる際に、誤って魔法がアナの頭に命中。トロールによって魔法は取り除かれたものの、アナは楽しい記憶はそのままに、魔法に関する一切の記憶を失い、エルサは魔法を制御する術を学ぶことになり、城の門は閉ざされることに。しかしなかなかうまくいかず、両親も海難事故にあって他界してしまう。
その後エルサは女王として戴冠式を執り行うことになり、しばらくぶりに人前に姿を現すことに。何とか乗り切ろうとしたものの、アナがその日出会ったハンス王子と婚約するという話を聞いて驚愕。結婚を認めてくれない姉に反発するアナだったが、エルサはとうとう魔法を人前で放ってしまい、怪物扱いされてしまう。
エルサは1人雪山に逃げて氷の城を構えるが、本人が知らない間にアナたちの街の周囲の季節を冬に変えてしまっていた。アナはエルサに氷を解かしてもらうためにも、彼女のもとへと向かう決意を固める。途中で出会った氷運搬が仕事のクリストフと彼のトナカイ・スヴェン、エルサが作った雪だるまオラフと共に氷の城へとたどり着く・・・
といった感じで物語が進んでいくわけですが、ディズニー映画ってこんなに歌うっけ?と思うくらい次から次へと歌が流れてきました。その中でも超有名どころといえば「ありのーままのー」で知られている「レット・イット・ゴー」。一節しか知らなかったのでどんな歌で、どんな場面で歌われるのか気になっていました。今回初めて全部通して聴いたのですが・・・うーん、なんだろう、この感覚。歌い方も歌っている最中のエルサの動きも素晴らしいとは思います。ただ、どことなく寂しく哀しい歌のようにも感じます。
この歌は「力を制御できないならば、山奥に1人でこもり、そこで力を制御することなく1人で生きていく」という歌でもあるのではないかと。ありのまま生きることの素晴らしさだけではなく、それ故に誰とも一緒に過ごせない悲しさも秘めているように感じます。歌だけ聴くのと、映画の中で聴くのとはまた違った印象を受ける歌ではないでしょうか。
劇中では「真実の愛」がキーワードとなっていましたが、単に男女の恋愛に持ち込むのではなく、姉妹愛という結末に至ったのは興味深かったです。劇中でハンス王子が王位を狙ってアナに近づいたように、偽りの愛もあれば、クリストフのように口ではあれこれ言い合いながらも心の中では相手を思っている秘めたる愛もある。愛の様々な形を描いている映画でもあるのでしょう。恐怖という冷たい感情は抑えつけるだけでは耐え切れず、愛情という暖かさをもって初めてそれを制することができると。
それにしてもこの映画、雪や氷、肌の描写がとても綺麗ですね。クリストフがアナと初めて出会うシーンでは、クリストフの全身に雪がついていましたが、雪国住まいとしてはあの光景は見慣れたものでした。雪も全て同じ雪ではなく、サラサラの雪や、雪玉を作れそうな感じの雪など、きっちり描き分けられていて素晴らしかったです。透き通った氷も綺麗でしたし、アナやエルサの肌がアップになった際も、その綺麗さに驚かされました。
評判にたがわぬ面白さではありました。しかしこの物足りなさは一体・・・あぁ、あれだ、NG集が無いからだ!
「スヴェンが誤ってオラフの人参を食べてしまう」「ウェーズルトン公爵のかつらが外れるシーンで、エルサの笑いが止まらずNG連発」とか、そんな感じの。どうにもNG集があると思ってしまう、私の悪い癖です(苦笑。
余談
ラスト、アナがクリストフに新しいそりを見せるシーンで、「モンスターズ・インク」のラストを思い出しました。