ひびレビ

特撮・アニメの感想や、日々のことを書いてます。
当ブログの記事をコピーした、怪しいサイトにご注意ください。

タイムボカン逆襲の三悪人 第8話「今でもマネできる!楊貴妃のビックリドッキリな美容法とは!?」

2017-11-25 18:09:39 | 2017年アニメ
タイムボカン逆襲の三悪人 第8話「今でもマネできる!楊貴妃のビックリドッキリな美容法とは!?」


 アイキャッチが変更。まぁ前のは思いっきりタイトルに被ってましたから、こっちの方が良いと思います。カレン可愛いし。

 さて今回は楊貴妃。皇太子と愛し合っていたけれども皇帝の妻として迎え入れられたという昼ドラ的展開を経て、一族のためにもと美しさを保つためにライチや白キクラゲ、ツバメの巣を食べていたものの、その結果皇帝が楊貴妃に夢中になりすぎて政治を放り出し、楊貴妃本人も処刑されかかる・・・なかなかに凄い人生を歩んでいますね。
 本人にしてみれば一族のために美しくなり、静かに暮らしたいだけ。しかし周りがそれを許してくれず。暴動が起きた際も皇帝と一緒に逃げたりと、皇太子とは結ばれなかったものの、何だかんだで皇帝に対する愛情もあったんですかね。まぁ自分のために温泉施設丸ごとくれたり、超遠方からライチ運ばせたりとか色々やってくれた人ですから、皇帝の愛情は本物だったのでしょう。本物すぎた、とも思いますが。

 で、そんな楊貴妃に無謀にも対抗しようとしたビマージョ。意外な勝利を収めたものの、処刑が嫌なので折角手に入れたダイナモンドを手放すことに。処刑のイメージシーンの際、「お姉ちゃん」という言葉を発していましたが、そのお姉ちゃんが美麗なんですかね。
 美麗は美麗で、アクダーマには完全勝利でなくてはならないと言っていましたから、もしかすると「アクダーマに完全勝利してビマージョの心を折ってアクダーマから脱退させ、お見合いでもなんでもさせて結婚させる」ことが目的とかですかね。


 そんなこんなで次回は水戸黄門。ラーメン絡みで何かあったような・・・
コメント

相棒16 第6話「ジョーカー」

2017-11-25 07:49:19 | 相棒シリーズ
相棒16 第6話「ジョーカー」

 元警察官である早見が警視庁を訴える裁判が注目を集めていた。裁判の焦点は、早見の妻・幹子の転落死が自殺か殺人かというもの。警察では早々に自殺として処理されたが、早見は勝手に調査をしたうえで殺人の可能性を示唆。後に早見は偽証だったと自白したが、早見は強要されたものだと主張。更に裁判中、幹子が死の直前に誰かと言い争っていることが明らかとなる。

 右京と冠城は峯秋からの依頼によりこの事件の真相を明らかにすることになり、大河内も裏を取ろうとしていたところ、上からの指示により止められてしまったことに疑問を感じていたため再度捜査に当たることに。
 調査を進める中で、幹子が何者かから脅迫されていることが明らかとなり、データサイエンティストである幹子が経営戦略プロジェクトを進める過程で一企業の脱税に気づいていた可能性が浮上。更にその企業の顧問弁護士である根岸が、幹子の父である松下代議士と親しくしていたことや、根岸の転落事件と幹子に対する脅迫、根岸の死亡時期と幹子の死亡時期がそれぞれ近いことが発覚する。

 そして法廷と松下邸で真実が明らかにされた。幹子は脱税を告発しようとしたが根岸に止められ、彼ともみ合っているうちに根岸が転落。幹子は警察に出頭しようとするも、松下から脱税を指示し不当に政治資金を得ていたことを教えられてしまう。
 幹子は父の不正を告発出来ないばかりか不正に手を貸すこととなってしまうが、根岸が死亡したことにより彼女の心は耐え切れなくなってしまった。そんな娘の心にトドメを刺すように、松下は「犯罪者の妻に手錠をかけることになる」と早見のことを突きつける。その後、幹子は自ら命を絶った・・・これが事件の真相だった。
 「守るべき大義がある」と語る松下に対し「自己保身と大義をすり替えないでもらいたい。人の命を、まして我が子を犠牲にしてまで守る大義など、この世にありませんよ!」と右京は一喝する。 

 残酷な結末になってしまったが、幹子は最後に早見の写真を見つめていたこともまた明らかとなっていた。これで早見は前に進めると信じる右京。しかし、当初の捜査が途中で止められた件に関して、衣笠と松下の間に繋がりがあったかどうかについては、憶測の域を出ないままだった・・・

 事件後、冠城は何故矢面に立つ必要がない大河内がわざわざ出廷したのかが気になっていた。もしや愛する人を亡くし、その真相を知りたいと願う早見に思うところがあったのでは・・・図星を突かれた大河内はすぐさま退室し、右京も真相を知りつつも口をつぐむのでした・・・



感想
 大河内さんの愛した人が誰なのか知りたい方は、シーズン2の「ピルイーター」を見ましょう!

 さて今回は「ジョーカー」。特命係は危機的状況における「切り札」にもなりえる一方で、ずっと持ち続けていればいつかは負ける「ババ」でもあるということが示唆された話だったと思います。
 衣笠にしてみれば峯秋に「ババ」を突きつけたつもりだったのでしょうけども、峯秋にしてみれば使いようによっては衣笠をも失脚させる一発逆転の「切り札」にもなりえる存在。それが特命係であることが描かれていましたね。

 事件には大河内さんも熱心に捜査に絡み、なかなかに協力的でした。というのも「愛する人の死に関する真実が知りたい」という思いにいたく共感したようで・・・そういえば涙流してましたもんね、大河内さん。ラムネ好きという真実を突き詰めたのみならず、大河内さんの暴かれたくない真実をサラッとかすめた冠城。これもまた「切り札」であり「ババ」でもあるという証拠でしょうか。近くにいれば頼りになる時は頼りになるけども、ずっと側にいると厄介なことになりかねない・・・「特命係は陸の孤島」「杉下右京は人材の墓場」とまで言われていたわけですから、「ジョーカー」というのは相応しい表現だと思います。

 警察官の妻としてか、元々の気質なのか。強い正義感を持っていた幹子でしたが、父親はその歪んだ大義を抱いていた人物でした。不正を黙っていてくれと娘に頭を下げ、娘の心が耐え切れなくなっていると気づきながらも警察官である夫のことを持ち出して口をつぐむように迫る・・・邪推だと一蹴されましたが、早見のことを持ち出したのは幹子を追い詰めるためだったとしか思えません。直接的に人を殺していないとはいえ、娘の心を殺したのは間違いないと思います。

 妻が自殺するはずが無いと思っていた早見にとっては、残酷な結末が待っていましたが、それでも最期まで妻が自分を思っていてくれたことを知れたのは救いだったでしょう。結論は自殺で変わらない。けれどもそこに至るまでの過程や、そこにあった思いがわかっただけでも、今回の捜査は十分に価値のあるものだったと思います。

 前のシーズンに出てきた弁護士も再登場したところで、また次回。 
コメント