ひろがるスカイ!プリキュア 第50話(最終回)「無限にひろがる!わたしたちの世界!」
というわけで、ポッと出のラスボス・ダイジャーグくんとの最終決戦。最早敵ではないと言わんばかりに猛攻撃を叩きこみ、追い込まれたダイジャーグはこの期に及んでカイゼリンを懐柔しようとしていましたが、新たな友を得たカイゼリンには通じない。往生際の悪さが目立ちますね。にしてもプリズムシャインを放つ直前の腕組みプリズム、カッコよすぎでは?
めっちゃ動くけど、ぶっちゃけ消化試合感あるよなーとは思ってましたが、超カッコいい挿入歌をバックにした変身はカッコよすぎるんだわ……が、締めがいつものマジェスティックハレーションだったのは微妙でした。出来ることならあの合体技で決めて欲しかったですし、ダイジャーグの去り際の一言も妙にスッキリし過ぎでは?とも。
そして訪れる別れの時。地上に残る組のあげはさんとましろが特に印象的ですね。あげはさんは手の動きだけで寂しさを表現し、ましろは一分一秒でも長く一緒にいたい気持ちが伝わってきます。それでいて寂しいだけでは終わらず、特殊EDに満面の笑みと、最後まで楽しませてくれたのは良かったです。そうだよな、変身完了時の笑顔が素敵だったから、一年間ソラちゃん応援してたんだよな……
さて、終わってしまいましたひろプリ……やだー!俺はもっとソラちゃんが見たいんだー!映画の映像ソフト売ってねぇし!(汗。
本作は「力こそが全て」だと狭い世界に閉じこもっていた人物と、まだ見果てぬ広い空の下へと一歩踏み出し、世界を広げていった者たちの戦いだったように思えます。
ソラちゃんも偶然とはいえスカイランドを飛び出し、ソラシド市でましろを始めとした友人たちと共に戦う中で、時に楽しく、時に辛い想いをする中で、ヒーローとは何なのかについて理解を深めることが出来ました。戦うだけがプリキュアではないということを表すように、人助けでの変身も時折見られましたね。加えて初期技の「アップドラフト・シャイニング」を使い続けたのも、「強敵相手に力が及ばなければもっと強力な力に頼る」のでは、力こそ全てと言っているアンダーグ帝国の言葉を否定しきれないからだったのではないかと。
また、後半は自分と違う意見の相手を受け入れないのではなく、相手が何故そういったことをするのかを知ることもまた大切だということも描かれていたように感じます。
総じて面白かったとは思います。が、シャララ隊長がランボーグになったあたりで物語が一旦落ち着いてしまった、ソラちゃんのヒーローとしての精神がある程度熟した印象を受けました。その後はスキアヘッドやバッタモンダー周りでソラちゃんやましろの成長は描かれたものの、少々物足りなさを感じることもありました。学校描写も野球部以降控えめでしたし。
アンダーグ帝国の素性を終盤畳みかけるように描かれていましたが、あそこら辺も少々長めに感じてしまいました。もっと小分けにしてくれても良かったのよ……?
他にも、欲を言わせてもらえるのであれば、初のレギュラー少年プリキュアであるツバサくん。彼の少年らしさをもっと見せて欲しかったなーと。プリンセスとの結婚云々以外、あまり「少年」感が無かったように感じます。少年と少女の違いを前面に押し出すのは本作の描くところではないのだとは思いますが、「少年」要素が控えめすぎたように感じてしまったのは事実です。
デパプリで恋愛要素入れたんだから、ツバサくんがあげはさん相手に憧れにも似た恋心を抱くとか、そういうのがあっても良かったとは思うんだよな……そもそもプニバード族が人間に変身出来た理由が、実は人間に恋をしたからでした!とか、そういうの無いんです……?そもそも、彼の空を飛びたい夢はどうなったんでしたっけ……いや、プリキュアになって飛べたから、次の夢に挑戦!ってのは世界の広がりを表しているとは思いますが、てっきりプニバード族の姿で飛べることを目指すのかなと
あげはさんも19歳という設定がそこまで生かされていたかというと……保育士絡みの話は面白かったとは思うものの、大家族のお姉ちゃん的ポジションでも似たような話は出来たのでは?と。もうちょい年齢上げてOLプリキュア……は被るか……うーん……
ソラちゃんはヒーローとしての心構えが中盤あたりでほぼ完成し、ツバサくんは少年らしさがあまり感じられず、あげはさんは19歳という年齢を生かし切れていたかが難しい……ましろは絵本を書くという夢に至ったのは良いんですが、やや王道を外してきた感のあるひろプリにしては落ち着くところに落ち着いてしまったなーとも。
総じて中盤までは文句なしに面白く、後半はちょっと控えめだったかな?といったところです。つまらないとまでは言いませんが、もう一つ何か欲しかったところではありますね。それこそ、力の器としてのキュアスカイにもう少し早くから目をつけておくとか。
ともあれ、一年間間違いなく楽しかったです。ソラちゃん=キュアスカイは歴代でもトップクラスに好きなプリキュアとなりました。ありがとうございました!
というわけで、ポッと出のラスボス・ダイジャーグくんとの最終決戦。最早敵ではないと言わんばかりに猛攻撃を叩きこみ、追い込まれたダイジャーグはこの期に及んでカイゼリンを懐柔しようとしていましたが、新たな友を得たカイゼリンには通じない。往生際の悪さが目立ちますね。にしてもプリズムシャインを放つ直前の腕組みプリズム、カッコよすぎでは?
めっちゃ動くけど、ぶっちゃけ消化試合感あるよなーとは思ってましたが、超カッコいい挿入歌をバックにした変身はカッコよすぎるんだわ……が、締めがいつものマジェスティックハレーションだったのは微妙でした。出来ることならあの合体技で決めて欲しかったですし、ダイジャーグの去り際の一言も妙にスッキリし過ぎでは?とも。
そして訪れる別れの時。地上に残る組のあげはさんとましろが特に印象的ですね。あげはさんは手の動きだけで寂しさを表現し、ましろは一分一秒でも長く一緒にいたい気持ちが伝わってきます。それでいて寂しいだけでは終わらず、特殊EDに満面の笑みと、最後まで楽しませてくれたのは良かったです。そうだよな、変身完了時の笑顔が素敵だったから、一年間ソラちゃん応援してたんだよな……
さて、終わってしまいましたひろプリ……やだー!俺はもっとソラちゃんが見たいんだー!映画の映像ソフト売ってねぇし!(汗。
本作は「力こそが全て」だと狭い世界に閉じこもっていた人物と、まだ見果てぬ広い空の下へと一歩踏み出し、世界を広げていった者たちの戦いだったように思えます。
ソラちゃんも偶然とはいえスカイランドを飛び出し、ソラシド市でましろを始めとした友人たちと共に戦う中で、時に楽しく、時に辛い想いをする中で、ヒーローとは何なのかについて理解を深めることが出来ました。戦うだけがプリキュアではないということを表すように、人助けでの変身も時折見られましたね。加えて初期技の「アップドラフト・シャイニング」を使い続けたのも、「強敵相手に力が及ばなければもっと強力な力に頼る」のでは、力こそ全てと言っているアンダーグ帝国の言葉を否定しきれないからだったのではないかと。
また、後半は自分と違う意見の相手を受け入れないのではなく、相手が何故そういったことをするのかを知ることもまた大切だということも描かれていたように感じます。
総じて面白かったとは思います。が、シャララ隊長がランボーグになったあたりで物語が一旦落ち着いてしまった、ソラちゃんのヒーローとしての精神がある程度熟した印象を受けました。その後はスキアヘッドやバッタモンダー周りでソラちゃんやましろの成長は描かれたものの、少々物足りなさを感じることもありました。学校描写も野球部以降控えめでしたし。
アンダーグ帝国の素性を終盤畳みかけるように描かれていましたが、あそこら辺も少々長めに感じてしまいました。もっと小分けにしてくれても良かったのよ……?
他にも、欲を言わせてもらえるのであれば、初のレギュラー少年プリキュアであるツバサくん。彼の少年らしさをもっと見せて欲しかったなーと。プリンセスとの結婚云々以外、あまり「少年」感が無かったように感じます。少年と少女の違いを前面に押し出すのは本作の描くところではないのだとは思いますが、「少年」要素が控えめすぎたように感じてしまったのは事実です。
デパプリで恋愛要素入れたんだから、ツバサくんがあげはさん相手に憧れにも似た恋心を抱くとか、そういうのがあっても良かったとは思うんだよな……そもそもプニバード族が人間に変身出来た理由が、実は人間に恋をしたからでした!とか、そういうの無いんです……?そもそも、彼の空を飛びたい夢はどうなったんでしたっけ……いや、プリキュアになって飛べたから、次の夢に挑戦!ってのは世界の広がりを表しているとは思いますが、てっきりプニバード族の姿で飛べることを目指すのかなと
あげはさんも19歳という設定がそこまで生かされていたかというと……保育士絡みの話は面白かったとは思うものの、大家族のお姉ちゃん的ポジションでも似たような話は出来たのでは?と。もうちょい年齢上げてOLプリキュア……は被るか……うーん……
ソラちゃんはヒーローとしての心構えが中盤あたりでほぼ完成し、ツバサくんは少年らしさがあまり感じられず、あげはさんは19歳という年齢を生かし切れていたかが難しい……ましろは絵本を書くという夢に至ったのは良いんですが、やや王道を外してきた感のあるひろプリにしては落ち着くところに落ち着いてしまったなーとも。
総じて中盤までは文句なしに面白く、後半はちょっと控えめだったかな?といったところです。つまらないとまでは言いませんが、もう一つ何か欲しかったところではありますね。それこそ、力の器としてのキュアスカイにもう少し早くから目をつけておくとか。
ともあれ、一年間間違いなく楽しかったです。ソラちゃん=キュアスカイは歴代でもトップクラスに好きなプリキュアとなりました。ありがとうございました!