ここしばらくは「管球アンプ」に固執しています。なぜ？固執するかと言うと「伝送ロスの極小化」をする為です。
RCAケーブルやXLRケーブル・SPケーブル・電源ケーブルで伝送ロスを極小化することは既に「シリウスケーブル」で対応しています。SP内もTrail仕様にする事で対応しています。
残る未対策部に「アンプ内配線とソケット・プラグ類」が有ります。プラグとソケットの接続部での「伝送ロス」も無視できない大きさが有ります。ちなみにRCAソケットとRCAプラグを通常品やメーカーオリジナルから「最高級部品」に交換しただけで2倍近い「音数の増加」を経験しています。また通常のアンプなら（高級アンプも含めて）内部配線の細さと質の悪さが目に付きます。
大容量のケーブルを使いますとアンプ内部に信号が入った段階で「ふん詰まり」ます。アンプが「抵抗」になってしまっています。
現在選択できるアンプのデバイスは「真空管」と「半導体」です。管球アンプと半導体のアンプを比較すると「良く出来た管球アンプ」には半導体のアンプは「音質」の面で太刀打ちできないと判断しています。同じ音質を半導体で作るなら10倍以上の価格となることも要因です。
既にTrail仕様の管球アンプを作ってTr型高級アンプと比較していますのでこの判断は動きません。
それにもう一つ、「音の厚みとなめらかさ」です。Tr型アンプの音の厚みは管球アンプに及びません。音の厚みは「情報量」の一部です。この音の厚みが薄いのは「伝送ロス」と捕らえています。
半導体のアンプではプリント基板が使われています。これも阻害要因です。手配線でワイヤリングを変更して改善したくとも手を付けられないのです。メーカー既製品はあくまでも仮の機器です。
良いサウンドを求め実践するのは生易しく有りませんがアンプについては「管球アンプのTrail仕様」で一つの回答を得ています。あとは必要台数を確保することです。音色の統一やドライブ力、予備球の確保等問題も多く有ります。
ただ実践あるのみです。