Mr.トレイルのオーディオ回り道

「音質アップ」を目的として、
システム全体の「基礎的項目の見直し」に、
重点を置いて試行錯誤や実験をしています。

ATCの音

2008年09月29日 | ピュアオーディオ

Atc 先日ATCのSPを持つ方の所に行って来ました。部屋は8畳ほどでウーハーが22cmですのでちょうど良いと思いました。大きさ的にはブックシェルフSPの範疇のSPです。

ドライブされているのはCDP~パワーアンプまでアキュフェーズで統一されていました。CDPの型番は確認を忘れましたが、プリはC2410、パワーはA45です。

このラインで出てくるサウンドの質感はなかなかのものでした。まずSPの音色は艶が有って中域が充実しています。低音も奥行きのあるもので質感も良さそうでした。高域も英国のSPの特徴のつややかでしたが伸びがもう少しと云うところでした。

まだオーディオを始められて5年ほどとの事ですので、「鳴らしのテクニック」をお持ちではないようで、SPのセッティングが私から見れば「おざなり」のようでした。この辺がうまく調整できればかなりいい質感でスケール感のあるサウンドになると思いました。

ATCのSPの特徴は「中域の厚みと音色」に有るようでなかなか魅力的でした。英国のSPで3ウェイは少ないのではないでしょうか。物量を投入されているだけの潜在能力は感じました。予算に余裕が有れば使ってみたいSPです。

現在英国のSPはタンノイⅢLZ自作箱、スペンドールBC‐Ⅱ、ハーベス モニターHL MK3を使っていますが、ATCもどこか似たような音色がしますが、音の厚みが組み合わせるアンプの性か一段と厚かったように思います。

JBLやアルテックの様に「スカッ」と抜けるようなサウンドとは違います。どちらかと云えばJAZZならピアノトリオを水割りでも飲みながら聴きたいサウンドで、クラシックには非常に相性が良さそうでした。